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猪瀬直樹せんせいの5000万円問題ほか/殺される側の論理

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2013.11.26|iwamura

◆猪瀬直樹東京都知事の問題

ということで猪瀬せんせい曰く「し・ら・な・い」(知らない)「か・り・た」(借りた)とする5000万円でございますが、こんなはした金が猪瀬直樹の息の根を止めてしまうのでしょうか。

オリンピックもカジノももっと大きなお金が動くはずで、都も日本も潤わせるための施策だったはずです。

こんなところでつまずくようでは、もっともっと黒いカネが飛び交う可能性の高い一大イベントオリンピックや、それに紐付いたカジノ構想などをハンドリング、管理・監視することは難しい、という都民の判断が下されてしまうのでしょうか。

(上)徳洲会からの5千万円「個人の借入」「一銭も手をつけていなかった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131123/lcl13112307000000-n1.htm
猪瀬知事「たまたま」連発 5千万円問題、会見一問一答
http://www.asahi.com/articles/TKY201311220433.html

[引用] 個人で借りたので僕と妻だけが知っていて、妻の貸金庫にいれて返済するつもりだったが、妻の病気、入院いろいろありまして、返済するのが9月になってしまいましたということになります

なお、猪瀬さんの奥様ゆり子さんは今年7月21日に亡くなられております。その亡くなられた奥様の貸金庫にいれておられたのですね。

その後、当然関係者サイドは「待ってました」と言わんばかりに「猪瀬直樹が1億円を徳洲会に要請した」というニュースが出てくるわけですね。証言が揃っているのでしょう。それにしても、現金で証文なし利息なし返済期限なし担保なしって凄いですね。これは譲渡ですわ。

読売新聞は、徳田虎雄さんと猪瀬直樹さん(石原慎太郎さん)を繋ぐ仲介役に直接インタビューをしており、大変ためになるお話で、ありがとうございます。

「全部あうんの呼吸」…都知事・徳洲会の仲介者
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131122-OYT1T01500.htm

もちろん、バックグラウンドとしては主たる「関係者」、虎雄さんの元秘書能宗克行さんの告発状が宝の山であったといえるわけです。

徳洲会を刺した能宗「走狗」の実名
http://facta.co.jp/article/201311013.html
徳洲会マネーで汚れた「環境派」元代議士
http://facta.co.jp/article/201312024.html

やまもといちろうブログさんより

徳洲会の病院にしても、今後の少子高齢化において重要なポストと社会サポートの責務があったはずです。いい加減内ゲバ騒ぎとそのとばっちり問題は終わりにして(悪いことは悪いことなので、そうもいかないけれども)、中国の防空識別圏の問題であるとか、あるいは今日まさに可決されるかもしれない秘密保護法案ってシチズンである俺たちにとって本当にメリットあるのか責任者説明しろコラといった事案の目くらましにされてしまっては、折角スキャンダルを提供してくれた猪瀬直樹も浮かばれないだろうと思うのです。

※資料/「徳洲会はいかにして日本最大の医療法人となったのか」amazon

◆中国発表の防空識別圏の問題

個人的にはやはり中国の内政向けパフォーマンスだと思いますが、裏で政治家、官僚同士では実は話はすでについていて、笑顔のケネディ女史だった、みたいな話だったらいやですよね、というあたりが、秘密保護法案の問題とも重なって参ります。

ただ、やはり中国というのは非常に内政がコンフリクトしまくっている国かと思いますので、キョーレツな独裁者が治めるか、ないしは旧ソ連⇒ロシアのような各自治区独立といった進み方でしか、問題の抜本的解決はなされないのかもしれません。

※資料/「毛沢東秘録」amazon

◆特定秘密保護法案の問題

日弁連のコメントが左寄りっぽいですけれども、「自由と正義」つーかんじで自分は好きな論点です。

沖縄返還の際の日米政府同士の密約をすっぱ抜いた新聞記者が国家権力にヤられるドキュメント「運命の人」が、「殺される側の論理」としては理解しやすく面白いです。

※資料/「運命の人」amazon

もちろん、国や権力者の「殺す側の論理」はあるのだと思います。その方が低リスク、低コストで進められることもあるでしょう。

徳洲会さんの例もあるように、手段や順序を丁寧に選ぶ時間よりも、まず命を助けるという教義を早急に優先すべき瞬間もたしかにあるでしょうし、腹を切る覚悟で山本権兵衛が国民や政府への説明を後回しに軍艦を買い増した論理を、間違ったものだと自分は思えないです。

しかしながら、主権在民であるのだと。選んだ俺たち、スポンサーである俺たちに嘘や隠し立てなくちゃんとやれ、というコドモでも分かる話をしているのだ。

5000万円の件も、秘密保護法案の件も、防空識別圏の落としどころについても、嘘隠し立てなく、納税者である我々にきちんと説明しろと言っているだけなのだ。

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