Mykoちゃん、Cたん


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町工場の挑戦は続く★

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2013.11.29|shiozawa

日本の町工場

“大手企業の下請け”や“零細企業”というイメージ。

しかし同時に、“卓越した職人技術”いうプラスのイメージもあります。

まさにそんな職人魂で東京の町工場がある挑戦に成功したそうです★

超深海7800メートルの生物、世界初の3D撮影 「江戸っ子1号」帰還     (2013.11.24)

東京の町工場が中心となって開発した水深8千メートルの無人海底探査機「江戸っ子1号」を載せた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船が24日、神奈川県の横須賀港に戻った。

探査機の3D(3次元)ビデオカメラで日本海溝の水深7800メートルの様子を撮影し、ヨミノアシロとみられる深海魚やヨコエビが泳ぐ姿を確認。

JAMSTECによると、超深海の生物が3Dカメラの映像で捉えられたのは世界で初めてという。

<江戸っ子1号>

 

<撮影された深海7800m海底>

潜水実験は21日から3日間行われ、探査機3機を房総半島の東に位置する水深8千メートル前後の海底に投下。

今回の実験で、1平方センチ当たり800キログラムという水圧に耐えられたことから今後、実用化に向けた具体的な検討を進める。

プロジェクトの呼びかけ人である杉野ゴム化学工業所(東京都葛飾区)の杉野行雄社長は「4年がかりでの開発の成果が出て感無量だ。

今度は(水深1万1千メートルの)マリアナ海溝にチャレンジしたい」と話していた。

引用:産経新聞

 

超深海の7800メートル。

1平方センチ当たり800キログラムの水圧!!

つまり10平方センチであれば100倍の80000キロ=80トン!!

そんな超高圧に耐えてしまうガラスを町工場が作れてしまうというのだけですごい驚きです。

当然フタがあるわけですから、海水が入らないようにするためのゴムのパッキンも。

それに加えて、プラスチックや金属などのパーツも。

町工場のそれぞれの職人さんの技術の結晶というところがたまらなくいいですね☆

そんな“江戸っ子1号”開発のきっかけエピソードがとても素敵。

■「大阪がロケットならわれわれは海」――東京の町工場が作った無人探査機「江戸っ子1号」開発リーダー

「何か町工場仲間で開発をできないかと思っているところで、大阪の町工場がロケットを飛ばすという話を聞いた。

『われわれは海だ。海底探査機をつくろう』となった」

 日本は周りを海に囲まれ、海底資源の宝庫。

「われわれが純日本製の探査機をつくってみせる」と決意し、開発プロジェクトを進めてきた。

杉野さんの呼びかけに応じたのは5社の中小企業・町工場だった。「みんな深海艇の開発なんか初めてで、手探りだった。それぞれ厳しい経営環境からチャレンジ精神で臨んだ」

開発した探査機は、約1・8メートルの金属板にはめ込まれたガラス球が3つ(ライト、ビデオカメラ、音波受信装置収納用)並び、泥採取装置の付いたアームという構造。開発費を約2千万円に押さえ込み、数百万円で輸出を含め市販する計画だ。町工場の経営者として大企業の下請けが多かったが、「この開発で下請け体質から脱却できる」と声も弾む。(小林隆太郎)

引用:IT Mediaニュース

大阪の町工場に負けてられない。俺たちにだってできる。

これこそ日本人魂。

儲かる仕事にすぐに飛びつくことなく、己の技術を信じて挑戦する。

お金儲けよりはるかに価値のあるカッコよさです。。。

そのライバルの大阪の町工場が開発したとされています“まいど1号”

しかしこちらの“まいど1号”は実際、

開発設計から運用まで宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導、運用をしていたということです。

そこはちょぴり残念。

それに対し、今回の江戸っ子1号は町工場が主導とこの事。

自分達の指揮で新しいことに挑戦し、新規開拓する事こそ下請け体質からの脱出です。

少し前に随分取り上げられました、東京の大田区の町工場が 競技用のボブスレーを開発しているということで

オリンピック日本代表のボブスレーに採用されることを目標に工場の皆で挑戦していました。

しかし、つい先日バッドニュースです。

■下町ボブスレー、ソチ五輪断念 日本連盟が不採用通知

日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟は26日、初の国産そりとして注目された「下町ボブスレー」のソチ冬季五輪での使用を断念したと発表した。改良すべき点が多く、来年2月の五輪に間に合わないと判断した。日本チームは従来の外国製そりで五輪を目指す。

 下町ボブスレーは東京都大田区の町工場が中心になって製作。

 今秋に完成した男子2人乗り用の2号機を10月下旬に日本チームがカナダのカルガリーでテストしたが、改良すべき点が多数見つかっていた。

引用:日経新聞

非常に残念です。

テレビのドキュメンタリーを見ましたが“採用されるのではないか!”とかなり期待していました。

しかし、まだ諦めてはいけません。

改めて、2018年の平昌五輪を目標に引き続き頑張るようなので、これからも応援していきたいと思います。

まだまだ、日本には職人魂が消える事なく残っています。

多少減っても、こういった挑戦で成功を収める事で、ひきつけられる若者が少なからず生まれます。

次はどこの町の町工場がどんな市場で新しい挑戦をするのでしょうか?

とても楽しみです。

ありがとうございます。

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