HOME >
新しい経営手法“オムニチャネル”とは
2014.01.03|shiozawa
あけましておめでとうございます。
金曜担当のShiozawaです。
では、本日のお話。
オムニチャネル
聞いたことはありますでしょうか?
コンビニ最大手のセブンイレブンや世界最大の飲料メーカーのコカコーラなどが取り入れている新しい“経営手法”のようです。
では、このオムニチャネルとはどのようなものか探ってみましょう。
■オムニチャネル構築に5年間で1000億円程度投資=7&iHD社長 (2013年 12月 25日)
-セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長は25日の会見で、ネットとリアル店舗を融合する「オムニチャネル」が経営の最重要課題としたうえで、今後5年かけて、1000億円程度の投資を行う考えを示した。
1000億円の内訳については「概算。ただ、1000億円を投資するくらいの腹積もりでやななければ難しい、覚悟の金額」と述べた。
14年2月までは、スタート段階として、グループ内で理念を共有するという。
オムニチャネル構築に向けて、村田社長は「過去の経験をいったん捨てて、新しい時代を仮定し、消費者がどのようなものを求めるか想像することが大事。これまではモノを売ることを中心に考えていたが、買った後の行動まで想像して手を差し伸べる時代になる」とし、新たな消費の時代に入るとの認識を示した。
引用:Reuters
このオムニチャネルに会社の将来をかけている事がよくわかります。
しかし、 オムニチャネルたるものは一体何かはまったくわかりません。。。
ということで具体的にどんなものかの説明です。
■オムニチャネルとは何か?コカ・コーラや資生堂も実践する顧客接点の再構築
“オムニチャネル”というキーワードが米国で注目され始めている。
2011年に米国の老舗百貨店、Macy’sのCEOが「オムニチャネル企業を目指す」と宣言し、知られるようになった言葉だ。
オムニチャネルは、文字通り「すべてのチャネル」という意味で、あらゆるチャネルを連携させて顧客にアプローチする手法だ。
ではオムニチャネルは、従来のマルチチャネルとは違うのか?なぜ今注目を集めているのか?野村総合研究所のイノベーション開発部 上級研究員 中村博之氏は、オムニチャネルがビジネスに与える影響や、具体的な技術とサービス、さらにオムニチャネルを推進する体制などについて解説した。
オムニチャネルは、顧客を中心にすべてのチャネルを連携して考える。
商品の認知から、検討、購買に至る一連の購買またマーケティングプロセスで横串を刺してチャネルを併用して顧客にアプローチしていく。
当初このキーワードは小売業から生まれたため、「オムニチャネル・リテーリング」と呼ばれていたが、「小売以外の業種にも適用可能なことから、今はオムニチャネル・コマースと呼べる」(中村氏)という。
引用:ビジネス+IT
なるほど。
小さな小売店では店頭のお客さんへも、ネットで購入するお客へも、お店が小さいですから、同じ商品の中から販売しますが、
大きな企業となると店頭では店頭用の商品、ネット販売では ネット販売用に分けて在庫を持っています。
従来のマルチチャネルの方が管理は別々で簡単です。
しかし多くの在庫を抱えなくてはいけなかったり、遠くのお客様へわざわざ遠くから配送なければならなったりしてしまう訳です。
また、複数の媒体から得られた客層の統計情報やサービスなどが店頭だけでなく携帯電話やパソコンと連動して行えるという事。
お客さまにとってはいいことづくめ。
オムニチャネルで大変なのは、高速かつ膨大な情報管理がリアルタイムに必要にること。
しかし、その複雑な情報管理は十分実現できる時代です。
どの企業もより少ない在庫で複数の媒体からより多く販売したいわけですから、オムニチャネル経営こそがスタンダードの経営手法になりそうです。
ありがとうございます。