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Bitcoin~ビットコインは既存通貨の代わりに成り得るか~2013年大晦日覚書

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2013.12.31|iwamura

2013年大晦日ということで、本年も大変お世話になりました。

ただ、我々が年末年始に休んでいる間にも、世界のカネは動いているのだ。

今年、にわかに世界で注目を集めた仮想通貨ビットコイン。年初に1ビットコイン(BTC)=13ドルだった相場は、知名度の高まりにつれ11月末に1000ドルを突破した。12月には人民元への影響を警戒した中国の当局が規制に乗り出す事態となり、その「通貨価値」はなお揺れている。

日経新聞より

大納会の昨日、ロイターさんなんかでも日経平均16,000円越え、56%上昇についての記事が踊っており、mixiがヤバいともこの師走は一部でささやかれてたイット界でございましたが、ビットコインに関しては年初13ドルが昨日の段階で800ドルを越えたところまでいっておりまして、単純に61倍に跳ね上がっているといった状況になっております。

さて、Bitcoin(ビットコイン)とは何なのか。

【ビットコインとは】

ビットコインの構想は、2008年にサトシ・ナカモト(中本哲史)という正体不明の人物の論文により発表され、その後世界中のハッカーやアナーキーなオタク達により作り上げられました。(政府を介さない通貨の誕生というコンセプトがハッカーにささったみたいです)

ビットコインの特徴は、P2P(コンピュータが専用のサーバーを介さないで、接続されたコンピュータ同士で直接やりとりを行うネットワークシステム)で取引をされている点と、金や銀のような鉱物と同じく、採掘(発行)できる総量に限界があるという点です。

まず、P2Pの取引ですが、この形態を取ることにより、ビットコインは銀行などの仲介機関を通さず取引を行うことができるので、決済手数料をめちゃくちゃ安く抑えることが可能になります。国際送金手数料や為替手数料の削減に一役買うと騒がれているのはこのような特徴があるからです。

また、先述したようにビットコインは無限に発行されるわけではありません。ビットコインを手に入れる方法は2つあり、1つ目は全世界50以上ある両替所で円やドルといったリアル通貨と交換する方法。2つ目は、新たなビットコインを採掘(mining)と呼ばれる作業(計算化学的に難しい問題を解く行為)を通じて自ら入手する方法です。

大事なことなので、もう一度言いますと、ハッカー達が手間をかけて構築したネットワークは破られないとの信用のもと、一部のオタクの間で流通したアングラマネーがビットコインです。それを、オタク以外の人たちに「なんとなく」価値がありそうと思い込ませたところがビットコインのすごいところだといえます。

シリコンバレーによろしくより

簡単にまとめると、

・ウェブ上でシステム的に発効上限が設けられた仮想貨幣

・通常貨幣のような国家や銀行の担保はなし(担保はウェブ上の相互監視)

ということになりますか。

新しいです。

その他、興味を持たれたかた用にリンクをいくつかご用意。

☆広がる仮想通貨”ビットコイン” NHK生活情報ブログ:NHK

☆仮想通貨「Bitcoin」とは一体何か、どういう仕組みかが一発で分かるまとめ – GIGAZINE

☆ビットコインについて素人が思う疑問

どのサイトを見に行っても出てくるメリットデメリットは下記。

【メリット】

①手数料の安さ

②国をまたいでの取引(交換)のラクさ

③お上に規制されない自由さ

【デメリット】

①貨幣としての信頼性が(現状)不十分

②国家や銀行の担保がない

③そもそもセキュリティ問題ってどうよ

いわゆるドルはアメリカ連邦準備制度が、円は日本銀行がその価値を担保してくれるわけなんですけれども、逆に例えば戦争が起こったりしたらどうなるのよ、という問題も同時にはらみます。

※そもそもビットコインがキプロスの銀行預金課税の逃げ道としてブレイクした経緯がある。

そういった中で、いわゆるネット界の住人達による新しい貨幣の創造は非常に興味深くかつエキサイティングなネタでありつつも、中世のユダヤ人による銀行の運営や、平家による宋銭のコントロール等、「権力(国家)と貨幣」というものは切っても切り離せない関係であっただけに、今後国家や政府といったものが、このビットコインバブルへどう動くのか、といったところが皮肉にもビットコインの信頼性の上下に影響してくると思われます。

取り急ぎ、バーナンキ議長がビットコインに前向きな発言をしたり、あるいはインド中国で規制され、またドイツでは課税対象となったことを見てみるに、今後ビットコインが仮想貨幣のスタンダードになってゆく可能性は高いと言えるかもしれません。

流通総量が決まっているという点が「金」と同様であり非常に興味深く、田中さんのサイトを拝見するまでもなく、限りのあるものはその利用者が増えれば価格が上がるわけで。

価格が落ち着くのはもう少し先になるでしょうが、中長期的にはその価値は上がると思われるので、ちょっと当ブログでもその後の様子を追いかけてみたいですね。

※ビットコインオフィシャルサイト(日本語)こちら

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ということで、本年もお世話になりました。

お陰様でネット案件でも数件来年もお引き合いを頂いているのですが、引き続きイット界のトレンドを押さえつつ、マネーに代えてゆきたい2014年でございます。

今後とも、末永いご愛顧の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

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