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ロンドンに総距離220kmの空中サイクルレーン建設予定☆
2014.01.10|shiozawa
温暖化に伴って、世界中でエコロジーが叫ばれるこのご時世。
そんな、世の中の心理からか、環境にやさしい自転車ブームやマラソンブームがここ数年到来しています。
その中でも紳士の国“イギリス”がこんな面白くて環境にやさしいビックプロジェクトを計画しているようです 。
■ロンドンに総距離220kmの空中サイクルレーンを建造するプロジェクトが発足
ノーマン・フォスター卿と言えば、”雲海にかかる橋” として有名なフランスのミヨー橋や、ニューヨークのハーストタワー、アップルの “UFO” 新社屋などを手がける世界的に著名な建築家です。
そのフォスター氏が代表を務めるロンドンの建築事務所 “Foster and Partners” はこのたび、
総距離136マイル(約220キロメートル)にも及ぶ空中サイクルレーンの建造プロジェクト「SkyCycle(スカイサイクル)」を建造する計画を発表し、海外で話題となっています。
ロンドンでは、2000年代前半から自転車のための交通インフラの整備が急速に進められてきており、これにともなって通勤や通学に自転車を利用する人や、いわゆる「街乗り」を楽しむ人達が急激に増加してきています。
こうしたサイクリストの増加に伴って、近年のロンドンでは自転車のためのインフラ整備が急速に進行。2003年に始まった「ロンドン・サイクル・ネットワーク」と呼ばれる自転車専用道の整備も完了に近づいてきており、また行政面でも、市の中心部に乗り入れる自動車に対して「渋滞税」を課すことで自転車への乗り換えを後押しする政策を推進しています。
引用:ガジェット速報
そしてこちらが予定されているスカイサイクルの路線図
総距離220km!
サイクリングコースがまるで首都高のように都心を張り巡らしています。
同プロジェクトでは現在、ストラトフォードからリバプールまでの4マイル(約6.4キロメートル)にわたる区間を利用した予備実験のための資金 (約2.2億円)を調達中とのこと。
Foster&Partnersによると、この試験で一定の目処がつけば、20年以内にスカイサイクルを完成させることが出来るだろうとしています。
イギリスは国家プロジェクトとして世界最大の風力発電建設なども行っています。
その事からも環境問題に対する意識の高さを強く感じます。
まさにイギリスだからできる事。
まだまだ日本は国民の意識からしても難しいかな思います。
こちらが今回のサイクルレーンをデザインする建築家
ノーマン・フォスター卿
御年79歳のおじいさん。
上記事にありましたフランスのミヨー橋。
そしてこちらが
ニューヨークのハーストタワー。
さらに、
アップルの “UFO” 新社屋『Campus 2』。
カリフォルニア州クパティーノ
2015年に完成予定とのこと。
他にも
スイスの再保険会社の本社ビル「30セント メリー アクス」。通称「ガーキン」。
どれも近代的でありとてもスタイリッシュ。
そんなロンドンで近代的な建築物を探索する“自転車に乗りながらの建築ツアー”が行われているそう。
ということで、ロンドン市民の足になりつつある自転車。
ノーマン・フォスター卿がデザインした“空中サイクルレーン”を走りながら、
ノーマン・フォスター卿がデザインした建造物を探索するツアーが近い将来実現しそうです。
日本もロンドン同様、環境にやさしい自転車ブームやマラソンブームが到来しています。
こういったプロジェクトが誕生してもいい時期にも感じますがやはり実現するには、
あともう少し一人一人の環境に対する意識向上が必要なのかもしれません。
ありがとうございました。