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戦争が起きそうな昨今のアジアと集団的自衛権について
2014.05.27|iwamura
AKBの事件もセンセーショナルではありましたが、結構アジアのみならず世界的にきな臭くてヤバいです。戦争になったらいやだなあと思いつつ、諸処を時系列に沿って列挙。
◆中国・ウルムチ爆発 31人死亡94人けが NHKニュース
いぜん尖閣の地権者のオヤジさんと話した時にも、「もってあと4年だな」みたいなご発言もあり。。。この辺の問題を濁す意味でのかの国の対外政策だなあという気はしてしまいますね。
◆北朝鮮と韓国、砲撃めぐり非難の応酬 – WSJ日本版
うーん。完全に飛び火しているイメージがあります。元々同じ国同士ですし、落ち着いていただきたいと願います。
◆ウクライナ クリミア返還に取り組む NHKニュース
選挙妨害もたぶんに在った様子。「クリミアを取り返す」プーチンに対するウクライナ新大統領のヒトコトに彼の男気を感じざるを得ません。
◆<ウクライナ>親露派が空港ビル占拠 軍が空爆実施 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
そして空港占拠されるみたいな。
◆タイ 軍が国の実権を掌握 国王が承認 NHKニュース
以前からきな臭かったですが、この「国王承認」というところがどこまでホントウなのか見えてこない。
◆ベトナム漁船、中国船に体当たりされ沈没か 南シナ海:朝日新聞デジタル
そしてついにやってしまいました。これベトナム国民怒りそうだよなあ。。。。
個人的に、ジャスミン革命や第一次大戦、第二次大戦のときもそうだったのですが、人間も動物なので、こう「時合い(じあい)」が悪くなると同時多発的に戦争って起きちゃう可能性が怖いというか。
暴動の論理というか、逆上・興奮状態で暴力がまさに暴走して戦争まで行ってしまう瞬間と申しますか。
(特には子を産む経験を持たない男性にその要素が強いように思うのですが、、どうなんでしょうか。。。)
特に最後のベトナムの件、船が沈んだことも問題ですが、それに対してロシアのフォローも無ければアメリカの対応も無いという、まあ共産圏同士で勝手にやってろよという論理もあるにはあるし、どっちもアメリカ的にはキライだったりするかもしれないので静観は静観なんでしょうし、ウクライナの件があるから不要に両大国が利権の薄い箇所で追加案件的に事を構えたくない気持ちもわかるのですが、それにしたって何のアクションも無いつーのは、集団自衛権の件を進めようとしてる安部さん的にはこれってどうよ、と感想を求めたい気は致しますね。
9条の論理と戦争という意味で、集団的自衛権の問題は、日米安保条約の問題と一緒で、「じゃあ憲法に反して(やりたくなくても自動的に)戦争する可能性があるってこと?!」という大いなる矛盾をはらんでしまっているのだが、それは我が国に自衛隊が在ったり、安保が既にあったりする事からお察しいただきたい「理想と現実」問題がございまして、これは「大人の事情」とか「戦争に負けるつーことはそういう事よ」とかいう言葉でも置き換えることができます。
ただ、上記冒頭より列挙したようなきな臭い事例が重なってきている昨今のアジア、日本近隣諸国との関係性の中で、我が国の立場として、戦争反対はもちろん憲法通り反対なんだけれども、やむを得ず自衛する、あるいはアメリカと共に自衛する、あるいはアメリカ同盟国とともに自衛する、助ける、といった事はあるかもしれんから一応ガイドライン決めておこうね、という話で、「集団的自衛権のガイドライン作成自体」は議論も含めて必要なのだとは思うのです。今、まさに。
しかし上記ベトナム問題を見るにつけ、「え?でも有事の際にそれってマジで機能するの?」「誰が助けてくれるの?」「誰を助けるわけ?」というところがイマイチよくわからず、しかも明文化され保障されていない点が、安保の場合と違ってモヤモヤしている点として気持ち悪いです。
反対も賛成もしづらいというか。だれか解説して頂きたい。
ただ、いずれにせよ、やむを得ない場合があり、自衛隊は持っているにせよ、戦争そのものには強く反対です。