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新しい自動車規格になるか!?”ミラーレス”
2014.05.30|shiozawa
こちらはあるメーカーのコンセプトカーの画像ですが何かが足りません。
何かわかりますか?
答えはサイドミラーです。
ということで、
アメリカのテスラモーターがこんなことを提唱しているようです。
■テスラがサイドミラーの廃止を訴える! 2014 04.04
先日、米国NHTSA(高速道路交通安全局)は、2018年5月以降に米国で販売される新車を対象に後方視認用のカメラの搭載を義務付ける新規制を発表した。
そのさなか、テスラは米国自動車工業会というロビー団体(ゼネラルモーターズ、トヨタ、フォルクスワーゲンなど12の大手自動車メーカーが参加)と手を組み、サイドミラーをカメラに置き換える許可を求める嘆願書をNHTSAに提出した。
現在、米で製造される車にはサイドミラーの取り付けが義務付けられており、サイドミラーを付けず、カメラだけを搭載することはできない。
これに対しテスラ側は嘆願書の中で、「サイドミラーによってエアロダイナミクスが低下し、燃費も悪化している」と指摘。
米の自動車サイト『Automotive News』によると、テスラのイーロン・マスクCEOは2年ほど前から、法的にサイドビューカメラのみの使用許可を目指しロビー活動を行っていたが、1人の力だけで規則を変えることはできないと話しているという。
引用:auto blog
かなり理にかなっているようでもありますが同時に、
自動車の標準規格を自社提唱のものにして市場に有利に働かせようとしている感がプンプンします。
では、はたして日本の自動車メーカーはこれらのミラーレスの流れに対して対応する事が出来るのでしょうか。
例えばニッサンの場合かなり前からミラーレス化に対応しそうな技術を自動車に取り入れています。
■アラウンドビューモニター
空から見ているような視点でクルマの周囲が確認できるモニター
アラウンドビューモニターは、クルマの真上から見ているかのような映像によって、周囲の状況を知ることで、駐車を容易に行うための支援技術です。クルマの真横や斜め後ろなど、クルマのまわりには目の届きにくいところがあります。けれどもこの装置があれば、見えにくい障害物であっても気付くことができるのです。引用:NISSAN
駐車する際のサポートとして自動車の前後左右にそれぞれカメラが設置されています。
ミラーではなかなか確認できない死角をサポートしてくれるといった点では似たような技術です。
さらに、HONDAの場合は
サイドミラーのサポートとして、すでに死角の映像を表示するカメラを備えた自動車をすでに北米で販売しているようです。
■Lane Watch (レーン・ウォッチ)
ドアミラーに設置したカメラにより、斜め後方の車両を表示。
レーンチェンジ時、ドアミラーの死角に存在する車両を見落とさないよう、視界を補助するシステムです。
※北米仕様
https://www.youtube.com/watch?v=E6w4zGzg2os
引用:HONDA
これはほとんどミラーレス化の対応に直接つなげられそうな技術のように感じられます。
このような米国のミラーレス化の流れ(まだ決定してはいませんが、、、)に対して各社は比較的すぐに対応できそうな印象です。
でははたして日本国内の自動車規格は今後どうなっていくでしょうか。
まだ情報が少なく将来はわかりませんが、
少なからず自動車産業はグローバル化の進んだ市場ですので、各国の規格に合わせた柔軟な対応と準備が必要そうです。
ありがとうございます。