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「暴露」NO PLACE TO HIDE /エドワード・スノーデン氏の告白から1年

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2014.06.10|iwamura

ということで、CIAがフェイスブックとツイッターのアカウントをつくったそうで、皮肉めいた反応が相次いでいるとの事です。あ、そうですか。

ちょうど、エドワード・スノーデン氏の暴露インタビューから丸1年、この辺の意図は、「みんなの身近なCIA」とかそんな感じなんでしょうか。

※上記は昨年のクリスマス時のスノーデン氏のコメント

※1年前の実際のインタビュー動画(12分間/ノーカット)はこちら

米国政府が密かに行っている大規模な通信監視を暴露する内部資料が流出し、波紋を広げています。英国のガーディアン紙が6月5日、国家安全保障局(NSA)が米国の通信大手ベライゾンに国内外の利用者のすべての通信記録を提出するよう極秘で命じたと報じて以来、連日新たな暴露が続いています。6日にはグーグル、マイクロソフト、アップル、ヤフー、フェイスブックなど大手ネット企業9社の中央サーバーにNSAが直接アクセスして利用者の個人情報を入手する秘密プログラムPRISMの存在が明らかになりました。NSAの監視体制についてはこれまでも告発されてきましたが、動かぬ証拠となる内部資料がリークされたのは初めてです。マスコミも初めて大きく騒ぎ出し、ペンタゴン文書を超える破壊力を持つ米国史上最大のリーク事件です。6月9日、これらの内部資料を提供した人物が自ら名乗り出て、滞在先の香港のホテルでガーディアン紙のインタビューに応じました。エドワード・スノーデン氏は元CIA職員で現在はNSAのシステム管理者を務めるブーズ・アレン・ハミルトンの社員です。好条件の仕事と安楽な生活に恵まれた29歳の米国青年が、全てを投げ打って内部告発に踏み切った理由、そして名乗り出た理由をカメラの前で語りました。

Democracy Now!さんより

また、上記インタビュアーであり、スノーデン氏からのCIA内部告発文書、ファイル、データを預かり、世に出した記者のグレン・グリーンウォルド氏による著作は日本でもだいぶ売れているようであります。

0610

※暴露~NO PLACE TO HIDE~/amazon

1年前のこの事件というか出来事は、非常に簡単に申し上げると、元CIA職員スノーデン氏による、内部告発です。

NSA(国家安全保障局)が毎日電話やインターネットを全て盗聴というか、データとして見れるようにしていた、というオハナシであり、Google先生はじめ、Facebook、Microsoft、Apple、Yahoo等会社のサーバへ政府が直接アクセスできるようになっていて、日本との通信に関してもトーゼン丸裸にされていましたというけっこうヒドイお話です。

そして「顔出しで正々堂々と告発」した彼は追われる身となったわけで、今はロシアにかくまってもらっているところ。

アメリカではない欧州の国からは「ノーベル平和賞候補」として推薦されるなど、国家や立場からの彼の評価はさまざまです。

個人的な気持ちとしては、オバマさんというか、アメリカはやっぱりおっかないなあと思ったことが1点と、インターネットというツールを利用してしまっている以上、やはり常に見られているという認識は持って、仕事に当たることを肝に銘じたという2点です。

また、マスメディアの観点からは、いわゆるこうした「国家統制」に対するウォーターゲート事件をはじめとした「おかしいじゃないか!」という本来声を上げるべき「第4の権力」までもが、もはや深くインターネット中毒化しており(国家統制の内に在り)、ハード面の観点からも、立場が非常に弱くなっているなあという事について、恐怖を感じました。

それでも、こういったリークを行ったスノーデン氏や、記事を書いたグレン・グリーンウォルド氏、掲載に踏み切った英ガーディアン誌には、日本にはない「マスメディアの底力」みたいなものを感じ、うらやましくもありました。

もちろん、スノーデン氏のリーク、内部告発は多くのアメリカ人や「統制する側」にとってみれば「裏切者」に他ならないわけで、「店のレシピをばらした社員」と言えなくもない。

しかしながら、「許可を得ず勝手にプライバシーを損害されていた」日本も含めた我々の見地としては、「食品偽装を暴いてくれたヒト」でもあり、諸処意見はあるでしょうが、ある一定の評価というものは、「顔出し告発」に対して行いたいものだと考えるものです。

0610_2

日本においても、来年10月には番号が配布され、その2か月後、2016年1月から「マイナンバー制度」が施行されます。

まさに

Big Brother is WATCHING YOU

といった様相を呈する我が国となるわけです。もうこれは、インターネットがこれだけ普及している現代において、やむを得ない進み方であるし、少子高齢化著しい我が国において、正しい判断だとは思う。

ただしかしながら、国家や政府の行き過ぎた情報力や統制力に対して、1年前のスノーデン氏の出来事のように、しばしば「一石を投じる、ブレーキをかける、広く市民に考えさせる」出来事が起こることや、あくまでそういった制度や政府の方法論に反対していくことも、国を愛すること、その国で幸せに生きることを本気で考えている姿に他ならないと、自分は思うものです。

これからも、インターネットプライバシーの問題や、そこに対するセキュリティの問題は、議論してゆくべき人類の大きなテーマかと思います。

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