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白鵬関のブログ記事を読んで/子どもを授かるということ、生きてゆくということ。
2014.06.17|iwamura
ご挨拶が遅くなり恐縮です。
白鵬関、夏場所優勝おめでとうございました。
今日はこの場をかりて、ある報告をさせていただきます。
新聞などに出ていたので、ご存じの方も多いかと思いますが、私の妻、紗代子のお腹には、私と紗代子の4人目となる子がいました。
ですが。先月、妊娠五ヶ月目で残念な結果になってしまいました。
私がそのことを聞いたのが、5月場所の13日目でした。
だから、なんとしてでも、5月場所は優勝したい。
絶対。結果、優勝することが出来ました。
本来なら、優勝した翌日の会見に出なければならないのですが、もし会見に出たら、おそらくお腹の中の子供のことも聞かれるであろうと考えました。
紗代子のことを考えると、事実を発表するには早すぎて、しかし嘘をつくことも胸が痛みました。なので、結果、会見に出席しないという選択を致しました。
※白鵬関ブログより
「だから、なんとしてでも、5月場所は優勝したい。絶対。」
「社長さんたちばっかりの呑み会」というのが意外に多いことを起業してから知りました。これは、社長が社員や家庭や友人や、その誰に話しても「立場的に理解してもらえない」話を交わす会であり、当時20代で未婚だった自分はあまり好きになれなかった。
あるとき、7~8人ほどの「社長呑み会」で、場が自分の子どもたちの話へ移行し、やれ万引きを叱ったの、子どもと男2人でキャンプをしたのだ等、いつになく話に花が咲き、大変に盛り上がったことがあった。
話は、最年少既婚者であるSさんが突っ込まれる展開へ移行。
「そういえばSちゃんところは今いくつなの。もう3つくらいか。女の子じゃ可愛くて心配じゃないの。」
「いや、うちは3年前の妊娠は、実は流れてしまっていて。その後、また妊娠したんですが、それも流れちゃって、今妻は実家に休みに帰ってるんです。」
一気に凍りつく空気。
しかし刹那、別の社長がでかい声で
「なーんだ、ヤることヤってんじゃんか、Sちゃんも。『ヤればできる』よな!」
場は再びどっかん大爆笑であり、Sさんも一緒になって笑っていた。
葬式で笑って話しているご仁を「そういうものなのだな」と見られるようになったのはそれからで、やはり我々人間は、胸が引き裂かれるような哀しい事やツラい事があっても、笑顔で今日を、明日を闘わないと生きられない動物であって、なにがあっても、前を向いて生きて逝かねばならないのだ、と思うわけであり。
つまりそしてそれは、冒頭の白鵬関の言葉に戻るのだけれども
「だから、なんとしてでも、絶対。」
ということになるのだと思います。
匿名ブログではあるのですが、お子さんのお話を書かれていたもののリンクを張りますが、
「ヤればできる」「なんとしてでも」のお気持ちで、また白鵬関も引き続きの優勝も目指して突き進んで頂きたいと思います。
あれから10年。
Sさんは2児の父となっております。