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最新の“車いす”をご紹介☆
2014.08.01|shiozawa
これからいっそう進むであろう“高齢化社会”。
それと同時に労働年齢層が減るわけで、単純に考えてしまうと介護に対する人手不足が一層深刻化する可能性があります。
それを解決する一つの手段は“技術イノベーション”。
今回は、高齢者を支える“車いす”にスポット当てて、車いすの最新製品を紹介☆
小さな動きで自由度の高い操作ができる電動車いす。
■世界めざす「未来の車いす」 手先の動きで操作OK
「80年間、ほとんど変化が起きなかった車いすにイノベーションを起こしたい」。
こんな意気込みで2年前に設立した会社が9月に第1弾の商品を発売する。
日産自動車やトヨタ自動車、ソニーなどを飛び出した30歳前後の若手の視線の先にあるのは世界市場。
WHILL(東京都町田市)が9月に出荷を始める電動車いす「Type-A」は50台の限定生産だが、70台以上の注文が国内外から寄せられたという。
価格は95万円(消費税は非課税)。
横から見ると後輪部分をすっぽり覆う大きな白い円盤状のパーツがまず目に入ってくる。
第一印象として、デザイン家電を連想させる部分だ。
実際に座って操作をしてみた。
手先の小さな動きで、車いすがダイナミックに動くことが最も印象的だった。
左手を置く部分には、親指が当たる側面にオンオフを切り替えるプッシュボタンがあり、上部にはスピードを調節するレバーがある。
一方、右手側の上部にはパソコン用のマウスを小型化したようなつまみが付いている。
親指や人さし指、中指を置いて動きたい方向に向けると実際にその動きが車輪に伝わる。
充電は家庭用電源でできる。1回あたり5時間の充電で20キロメートルの走行が可能だ。
後輪を覆う円盤状のパーツから両手を置く部分につながる棒が、横から見ると斜め上にせり出しているデザインにも思い入れがあるという。
「丸みを持った形状に体を預けると、手が自然と前に出る。バイクにしても自転車も馬も、乗る人が前傾するのが自然。
車いすを使う人の『前に行こう』という気持ちを表したかった」と内藤氏は話す。
引用:日経新聞
まず最初に感じるのは近代的なデザイン。
車のようにスタイリッシュで車いすっぽくありません。
操作性に関しても、小さな動きだけで自由度の高い動きができ、スピードもなかなか出るようなので、高齢者の限らず若い方にもおススメできそうです。
次に紹介する製品は、介護の中でも特に大変な作業の一つ、
“ベッドから車いすに移動する”作業を削減できる画期的な車いす。
<離床アシストベッド リショーネ [Panasonic]>
■ベッドが車いすに…パナ、介護ロボ事業本格参入
パナソニックは2014年春をめどに、介護ロボット事業に本格参入する方針を明らかにした。
まず、リモコン操作で電動ベッドが車いすに変形する「車いす付きベッド」を商品化し、介護施設などに売り込む。
開発した機器は、長さ約2メートル、幅約1メートルの電動ベッドで縦に分かれる。
片方のマットレスが折れ曲がって背もたれや足を支える部分となり、車いすとして使えるようになる。
変形にかかる時間は1分17秒。
3年がかりで開発し、「寝たきり生活から離れる『離床』の機会を増やして生活の幅を広げる」との意味を込め、商品名を「リショーネ」とした。
販売価格は100万円程度になる予定だ。
引用:yomi.Dr
ベッドがそのまま車いすに早変わり。
介護従事者には、この製品がいかに便利かがよくわかるかと思います。
なかなかベッドから移動させてあげれなかったご高齢者を簡単操作で外へのお散歩も可能です。
“イノベーション”。
介護・医療において、効率が悪く、多くの人手が必要であった作業を、医療・介護製品のイノベーションで効率的に小人数で補える。
こういった高齢化をプラスに捉えて技術革新することこそ、最も大切なことのように思います。
人間の進化は不便を道具で解決するところからきてますから。それと同じです。
ありがとうございます。