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今年もNFLの季節がやってまいりました
2014.09.02|umiushi
皆様こんにちは、ゾンビのようによみがえりましたumiushiです。当ブログでは社長の次に古参なのですが、最近色々ありまして登場しませんでした。
さて早速ですが、表題のように今週末からアメリカンフットボールの本場NFLがシーズン開幕となります。過去にも何度かご紹介しましたが、今年はシーズン開幕前に触れることで、NFLファンが増えるといいなあ、などと思っております。
詳しくは過去の記事をご覧いただきたいのですが、今回はさわりだけわたくしが駄文を書き連ねる次第です。
NFLは全32チームからなっております。MLBより多いですね。
NFC(ナショナルフットボールカンファレンス)とAFC(アメリカン以下略)のいわば2リーグ制となっていますが、交流戦的なカードも毎年組まれております。
各カンファレンスはそれぞれ東西南北の地区に分かれており、各地区4チームです。分かりやすいですね。
レギュラーシーズンは17週で、うち1週はお休みですので、年間計16試合を行います。
野球やバスケ、ホッケーに比べると少ないような気がしますが、あまりにハードな競技なので週に1回しか試合できないらしいです。
ルールも過去記事をご参照いただきたいのですが、すごく分業されてて一回だけ前に投げていいラグビー、といったところでしょうか・・・
(実は経験者じゃないので的確なたとえができますかどうか)
かなりフクザツなルールなので、観ながらだんだん覚える感じでいいかと思います。
タダ(?)で観るならNHKのBS1、そのほか日テレGなんかで精力的に放送されます。
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それにしても32チームもあったりして、何かとっかかりがあったほうが見やすいですよね?
というわけで(どういうわけだ)今回はいくつかのチームを先入観丸出しでご紹介したいと思います。
グリーンベイ・パッカーズ(NFC北)
グリーンベイ、というのは五大湖周辺の人口10万人くらいの都市でして、社長(と僕)を生んだ長野県飯田市くらいの規模なわけですが、
そこを本拠とするパッカーズはいわゆる日本シリーズ的な頂上決戦、スーパーボウルの初代・二代目続けて王者という伝統のチームです。株主が市民なので、非常に広島カープ的なんですが、強い。強い理由はチームの司令塔たるクォーターバック(QB)
アーロン・ロジャース
が「現在最高のQB」と呼ばれたりするからですね。僕も思わずパッカーズTシャツを購入してしまった過去があります。
ちなみにパッカーズ(缶詰め屋)というのは、チーム黎明期に缶詰め業者が出資していたからなのですね。うーむ適当。国鉄の特急「つばめ」から「国鉄スワローズ(現東京ヤクルトスワローズ)」になっちゃったくらい適当。
・・・野球好きの血が騒いだようです。閑話休題。
ボルティモア・レイブンズ(AFC北)
ボルティモアは有名な都市ですが、そこにフランチャイズを置くのがレイブンズ。日本ではレーベンズなどと表記したりもします。
かのエドガー・アラン・ポーがここに住んでいた時「ザ・レイブン(大ガラス)」という作品を書いたのにちなんだネーミングです(ここも適当だな)。
過去には同じAFC北のクリーブランド・ブラウンズ(後述)が移転する際に、チームの歴史も名前もクリーブランドに残して新しくボルティモアに移転してきたわけで、名前は変わっても旧ブラウンズの流れをくむチームと言えるでしょう。
QBのジョー・フラッコは、一昨年のスーパーボウル制覇で一流QBの仲間入りをした、などと評されたりもしますが、上述のアーロン・ロジャースがバズーカみたいな直線的な弾道のパスを投げるのに比べ、フラッコは迫撃砲のような、いったん滞空して着弾する感じのパスが多いです。そういうプレイスタイルの違いも楽しみ方のひとつとして見逃せません(田宮模型ふう)。で、
クリーブランド・ブラウンズ(AFC北)
近年はとりたてて言うことの無い成績ですが、全32チームで唯一、ヘルメットデザインがただの茶色に帯があるだけで、チームロゴがありません。これはクリーブランド(近郊)がフットボール発祥の地とされ、その当時の伝統にのっとっているからです。
なお前世紀末に一度、2年ほど休止期間がありますが(レイブンズとして移転したため)、新生ブラウンズはほどなく活動開始して現在に至ります。
チーム名のブラウンズは、初代ヘッドコーチのポール・ブラウンに由来します。が、ポールはその後チームを去ってしまいました。去ってどうしたかというと・・・
シンシナティ・ベンガルズ(AFC北)
「打倒ブラウンズ」てなもんでポール・ブラウンが新たに創設したのがベンガルズ。名前は昔シンシナティにあったフットボールチームのものですが、何でも街の動物園でベンガルトラが名物だったことに由来するとか。最近は毎年のようにポストシーズンに駒を進めておりますが、毎年のように初戦敗退で、ちょっと大舞台に弱いんじゃないかと言われているのがQB
アンディ・ダルトン
です。ただ新人の年から3年連続ポストシーズンに進んでいるわけで、今後の成長に期待、としていいんじゃないかと個人的には思います。
ダルトン本人は赤毛でなかなか向こうっ気の強い表情といいますか、いかにもネコ科の野獣らしい表情で、ベンガルズの司令塔として似合っている気がします。が、以前何かで見た奥さんが超美人でクヤシイので褒めるのはこの辺にしておきます。
このようにAFC北地区は4チーム中3チームがブラウンズ絡みの歴史を持っていて、個人的にはブラウンズ地区としてもいいような気がしますが、もう1チームが古豪のピッツバーグ・スティーラーズなので、いかんともしがたいですな。
シアトル・シーホークス(NFC西)
昨年度スーパーボウル覇者。QBのラッセル・ウィルソンは過去に野球のマイナーリーグにいたこともある変わり種ですが、昨年度は繰り返しになりますが
ということで強い。強いがしかし、実は毎年のように地区優勝を争っているのが、
サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ(NFC西)
こちらのQBはTDパスが決まると(得点すると)自分の腕にキスするパフォーマンスが特徴的な、コリン・キャパニック(ケイパーニックとも)。
QBというと、ロールモデルといいますか、強く正しい正義の味方、みたいなイメージが強いらしく、キャパニックのようなタトゥーは基本的にはご法度、なんですが、そして実際そういう指摘も受けたらしいのですが、彼の父いわく
「あれは聖書の一節を入れている」
とのことで、最近は問題視する人もいないようです。またその父というのが厳密には養父であるとか、ちょっと複雑な生まれの選手ですが、そういう意味でも夢を与える存在ではないかと思います。
デンバー・ブロンコス(AFC西)
ここのQBがまた伝説的存在のペイトン・マニング。コルツ時代にスーパーボウルを制しており、首の怪我から復帰してまたブイブイ言わせております。
(ブロンコスというとティム・ティーボウが浮かんだりもしますが)
アーロン・ロジャースと並んで、現役最高峰のQBと呼ばれることも多いですね。
実弟のイーライ・マニングもNYジャイアンツで2度スーパーボウルを制してたり、実は御父上もNFL選手だったり、なんなのこの一家。
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全チームそれぞれに特徴があって面白いのですが、全部ご紹介するのは僕がキモチイイだけ紙面の都合上省略しましてですね、
チームの名前とかロゴがかっこいいからそこ応援するもんね、くらいのテンションで大丈夫だと思うので、一度ご覧になってみてはいかがでしょう。