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じゅげむじゅげむごこうのすりきれ
2010.10.07|umiushi
落語という芸能があります。
手拭いと扇子くらいの小道具しかなく、基本的には和服のおっさんが喋ってるだけ(失礼)の芸能ですが、つまりは逆にその話芸が素晴らしいのですな・・・まあ、野暮なので細かいことは申しません。
しかしおっさんが喋ってるだけ(かさねがさね失礼)の画というのは、お子さんには退屈なものです。
その一方、多くの落語では、プロットやオチ自体はそんなにフクザツなわけではありません。つまり子供でも分かるようなネタなわけです。
そんなわけで、見つけてしまいましたのがこちら。
親戚の子に一冊、と選んでいたのですが、途中から本気になってしまい、紀伊国屋の絵本コーナーで読み込む三十路約一名。
なんていうんでしょう、この画というのか作風が、広い意味での話芸ですね。うーむ、僕も欲しいぞ。
ちなみに現時点の最新刊は「かえんだいこ」だそうです。
このクオリティでは続々出版とはいかないでしょうが、著者の川端先生にはコンスタントに発表していただきたいです。皆さんもお子さんや甥っ子姪っ子にぜひぜひ。
・・・個人的には「あたま山」が出てほしいですな。