Mykoちゃん、Cたん


HOME > 

巨大望遠鏡の開発競争☆

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014.09.05|shiozawa

今も昔も変わらず、夜空の彼方にある星々を見るのに使われる“望遠鏡”。

より遠くの星をより鮮明に見るために高性能な望遠鏡が日夜開発されているわけですが、

近年開発中の最新の巨大望遠鏡をご紹介☆

 

天文学に大きな進歩をもたらす3台の超巨大望遠鏡を巡る競争とは?

天文学界で大きな期待が寄せられているのが、巨大な反射鏡を搭載しはるか彼方離れた宇宙にある惑星をも判別可能という超巨大望遠鏡です。

現在では、開発途中の超巨大望遠鏡は3台あり、お互いが技術的に素晴らしい側面を持ち合わせていますが、それとは別の要素で壮大な競争が繰り広げられています。

 

開発中の次世代超巨大望遠鏡として世界から注目を集めているのは巨大マゼラン望遠鏡ヨーロッパ超大型望遠鏡30メートル望遠鏡の3つ。

巨大マゼラン望遠鏡はチリのラスカンパナス天文台に建設される望遠鏡で、口径8.4mの鏡を7枚組み合わせた合成鏡が主鏡となり焦点距離は18mで、宇宙空間に打ち上げられた天体望遠鏡の1つであるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡と連携して使用される予定です。

ヨーロッパ超大型望遠鏡は798枚の六角形鏡を組み合わせて口径39mを実現可能な次世代大型光赤外望遠鏡。

巨大マゼラン望遠鏡と同じくチリ国内にあるアタカマ砂漠に設置される予定。

30メートル望遠鏡は、その名の通り口径が30mで主鏡が492枚の六角形鏡を組み合わせた複合鏡からなり、宇宙望遠鏡との連携観測を行う望遠鏡です。

3つの超巨大望遠鏡は、どれも遠方銀河やブラックホール、暗黒物質、初期の宇宙など、難易度の高かった分野の観測を可能すると見られています。
3つの望遠鏡がしのぎを削っているのは、技術仕様や口径の大きさだけではありません。

超巨大望遠鏡は、開発によってがもたらされる名声や利益を求める国や国際的企業の椅子取りゲームになっているのです。

引用:Gigazine

との事で、現在世界では3つの巨大望遠鏡のプロジェクトがしのぎを削っているようです。

各望遠鏡の詳細な特徴は下記の通り。

 

 

ハッブル宇宙望遠鏡より10倍すごい! 巨大マゼラン望遠鏡。現在製作中

いっとき話題になっていたハッブル宇宙望遠鏡は、画期的な、すごい望遠鏡だった。だが、今はその10倍の解像力を持つ望遠鏡が作られている。2022年にチリに設置される予定の、巨大マゼラン望遠鏡だ。

この望遠鏡は、7枚の巨大な鏡からなる反射望遠鏡だ。アメリカのロサンゼルス・タイムス紙によれば、1枚の鏡は直径27フィート(約8.2メートル)、重さ20トン、磨き上げるのに1年かかるそうだ。完成すれば「宇宙にビッグバンが起こった後、最初に生まれた星のことを知ることができ」、「初期の銀河系や小宇宙のことが分かるようになり、ブラックホールに関する疑問も解けるだろう」と、プロジェクトの代表者はニューヨーク・タイムズ紙の取材に答えている。ただ、ちょっと残念なことに、まだ鏡1枚しか出来上がっていない。

ところで、このプロジェクト費用は、7億ドル(約700億円)。宇宙の謎を解くために700億円? 最初はバカ高いと思った。だけど、いろいろ調べてみると、マイクロソフトが建設する予定の新しいデータセンターの建設費は同じ7億ドル。日本政府が岩国基地の改修工事費用として7億ドル以上を払ったというニュースもある。そう考えると、7億ドルはむしろ少ないのかもしれない。

 

 

European Extremely Large Telescope

The European Extremely Large Telescope (E-ELT) is a ground-based extremely large telescope for the optical/near-infrared range, currently built by the European Southern Observatory (ESO) on top of Cerro Armazones in the Atacama Desert of northern Chile.

Image Credit: ESO

The design comprises a reflecting telescope with a 39.3 metre diameter segmented primary mirror, a 4.2 metre diameter secondary mirror, and will be supported by adaptive optics and multiple instruments.

It is expected to allow astronomers to probe the earliest stages of the formation of planetary systems and to detect water and organic molecules in proto-planetary discs around stars in the making.

引用:Wiki

 

 

30メートル望遠鏡、10月建設開始 米ハワイ山頂、5カ国協力

国立天文台は29日、米ハワイ島で建設を目指す世界最大の口径30メートルの超大型望遠鏡(TMT)について、土地の使用許可がハワイ州から下り、建設開始が正式に決まったと発表した。

10月に起工式をする。2021年度の完成を目指す。

30メートル望遠鏡、10月建設開始 米ハワイ山頂、5カ国協力

望遠鏡は日本、米国、中国、カナダ、インドの5カ国が協力し、標高4200メートルのマウナケア山頂付近に建設する。地球型惑星の発見や宇宙の初期に誕生した星の観測などを目指す。

望遠鏡に用いる口径30メートルの主鏡は492枚の分割鏡を組み合わせる。分割鏡の製作は日本が担当し、3月末までに60枚ができあがった。TMTの建設費は約1500億円で、4分の1程度を日本が負担する。

引用:産経新聞

最初の記事にはほとんど書かれてませんでしたが、日本が今回の巨大望遠鏡開発で一番関わり合いの強い物は3番目の30メートル望遠鏡のようです。

この望遠鏡では肝心要のコア部分である“分割鏡”を日本が制作しているということ。

同じハワイのマウナケア山の山頂にある日本製のすばる望遠鏡での開発技術が今回の巨大望遠鏡開発に生かされるのでしょうか。

  

とにかく、3つのうちのどれが一番最初に完成できるかしのぎを削っているという事で、どれも2022年あたりの完成を目指しているとの事。

約8年後の完成が楽しみです。

そして、これらの望遠鏡によって宇宙の誕生の謎である”巨大ビックバーン”が解明されるかもしれません。

それもとても楽しみです。

ありがとうございます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Goods工房.comをオススメする理由

無料サンプルのお申し込みはこちら

カテゴリ

アーカイブ

お電話でのお問い合わせ
090-7723-9053 / 営業時間 10:00~17:00
フォームでのお問い合わせはこちら

いいね!を押してお得な情報をゲット!Facebookページ