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インフラを守る点検ロボット達

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2014.11.07|shiozawa

笹子トンネルの崩落事故があってから、“日本のインフラ老朽化”が世間でも懸念され始めるようになりました。

しかし、最近は特に土木関係で人手不足という問題が叫ばれています。

そんな問題の対策として上がってきたのが“ロボット”の力。

ということで、

今日は将来の日本を救うであろうインフラの点検ロボットに関する紹介です。

■人手不足の救世主か 点検ロボ、老朽インフラに殺到

2014年7月13日の昼下がり。東京都八王子市内に架かる新浅川橋の桁下に集まった数十人の団体を、通行人が不思議そうな表情で眺めていた。

カメラやレーザー距離計を片手に主桁や床版を熱心に視察するこの集団は、国土交通省が公募していた「次世代社会インフラ用ロボット」の、現場検証に参加する開発者たちだ

同省は2014年4月から、維持管理と災害対応の部門で、3年以内に実用化を見込めることなどを要件にロボット技術を募集。

維持管理部門では、橋梁、トンネル、河川やダムを対象に近接目視・打音検査の代替や支援が可能な技術を求めた。

■11者がUAVの活用を提案

2014年7月初旬には、現場で実際に点検してみて性能を検証する技術を選定。

橋梁が最も多い25者、トンネルは10者、河川やダムは14者だ。応募数は同省の想定以上に多かった。

[左上]バキュームポンプでコンクリート表面に吸着し、移動しながら表面の劣化状況と打撃音を計測するロボット。サイズは50cm角、重さは8kg以内に収めた。コンステックなどが開発した(写真:コンステック)<br /><br /><br /><br />
[右上]マルチーローターヘリコプターを球殻で保護し、桁下など入り組んだ空間での衝突時の衝撃を受け流しながら飛行できるようにした。高解像度の接写画像を撮影する。ヘリと球殻はジンバルで接続しており、独立して回転できる。東北大学が千代田コンサルタントなどと開発している(写真:東北大学)<br /><br /><br /><br />
[左下]カナダ製のマルチローターヘリコプターを用いて、橋脚が高いコンクリート橋のひび割れなどを撮影する。東日本高速道路会社などが提案した(写真:日経コンストラクション)<br /><br /><br /><br />
[右下]高所作業車に取り付けて使う多関節ロボットアーム。狭い箇所に潜り込んで先端のカメラで点検する。アミューズワンセルフ(大阪市)が土木研究所などと開発している(写真・資料:アミューズワンセルフ)

 

建設関連企業だけでなく、ロボット関連のベンチャー企業や大学などの研究機関も目立つ。

下の写真や図は、橋梁分野で選んだ点検ロボットの一例だ。同分野では現場検証を実施する25者のうち11者が、マルチローターヘリコプターなどのUAV(無人航空機)の活用を提案した。

引用:日経新聞

国としても、いよいよ国土を守るために動き出したという印象ですね。

ロボットなら人手不足も補えることに加え、人ではなかなか届かない厳しく危険な環境でも効率よく点検ができます。

そのロボット技術は多方面の分野においても応用が効きそうですし、大きな将来性を感じます。

インフラ点検ロボット

<株式会社コンステックの建築物外壁検査ロボット>

 

壁を移動しながら、コンコンと叩いて、ヒビがが入っていないかチェックしている様子。

1

 

<株式会社アミューズワンセルフのルチーローターヘリコプター“UAV”>

また、ちょっと遅いような感じもありますが、これらのロボット開発に経産省も少しずつ動き出しました。

■国が潤沢な開発費を提供

国交省はロボット開発を進めるに当たって、経済産業省との連携を図っている。

土木側のニーズと検証用の現場を国交省が、開発者が持つシーズと開発費を経産省が提供する。

 

 経産省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2014年7月、7億5000万円を充てるインフラの維持管理向けロボット開発の委託先に11者を選んだ。

国交省の現場検証への参加を、採択の条件とした。

このほかにも、社会インフラ向けのロボット開発には大きな予算が付いている。

2014~2018年度に実施する内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」では、2014年度だけで約9億円を投じる予定だ。

突如、多額の予算が降ってきたことで「雨後のたけのこ」のように登場した点検ロボット。

足場や橋梁点検車を用いた従来の点検方法とコスト面で競争力を持ち、性能と現場での使い勝手を両立した技術だけが、普及への切符を手に入れられる。国交省の現場検証は、その試金石となる。

引用:日経新聞

やっと経産省もロボット開発にお金を付け始めましたね。

9億円は大きいようですが、まだまだ他に着けている国の予算と比較すれば小さなもののように感じます。

事故はとにかく未然に防ぐもの。

しっかりとした定期的な点検と修理以上のものはありません。

新しい画期的なロボットがたくさん開発されることを期待しています。

ありがとうございます。

 

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