HOME >
立ち食い○○が美味いのは反則(褒め言葉)
2014.12.02|umiushi
世の中には「仕方なく食べるもの」があります。
たとえばこの際実名を出してしまいますが、マク○ナルドとか。
どんなにCMでファミリー向けを演出してみても、うらぶれた青年諸君にとっては「時間無い」「金ない」「考える暇ない」などの理由でチョイスするのが、わたくしもあのジャンクな肉がたまに食べたくなる
ハンバーガー
であります。
老婆心ながら申し上げますと、同じ「ハンバーガー」であっても、
モスとかフレッシュネスのクラスになると「時間ある」「金ある」「今日はどれにしよう」などという、休日やきちんとしたランチ向けのブランドとなるわけで(オレだけかな)、それ以上のランクのお店は言わずもがな、ハンバーガー全体をかように評しておるわけではありません。
—————
ところで、東海林さだおさんも丸かじりシリーズでよくおっしゃっていましたが、「金ない」「時間ない」といえばこれ、
駅の立ち食いそば
であります。僕もよくお世話になっております。
いくらなんでも「かけそば」では侘しすぎるので、基本的には「たぬきそば」あたりを頼むのでありますが、どうでもよかったですかね。
さて、立ち食いと言えば、最近は
などというお店も出てきておりまして、
寿司=高級
という貧困な(?)イメージを持つわたくしとしては、一瞬頭がくらくらするのですが、
握り寿司の誕生
江戸前(江戸の前=のちの東京湾)の魚介類と海苔を使用する江戸前寿司は、江戸中の屋台で売られるようになった。
というわけで、元々が立ち食いファーストフードなわけで、先祖がえりしたようなものでしょうか。といっても僕にはやっぱり高いのでありますが。
そんなこんなで落語の「時そば」ではありませんが、
江戸時代からそばやうどんをはじめ、立ち食いの屋台というのは庶民の味方であったわけです。一方、必然的に「安かろうまずかろう」で味をうんぬんするのは二の次、という側面も否定できますまい。
—————
ひるがえって名古屋駅新幹線ホームの立ち食いきしめんは何事であるか。
(数年ぶりにこの動画を使ってみました)
もうこれはかなり昔に故中島らもさんがご指摘なさっていましたし、そのとき「美味い」とおっしゃっていた店舗が現在のどれかもきちんと覚えておりません。
なので上下線東京側京都側と、都合4店舗全部食ってみましたが、
うむ、甲乙つけがたいが、美味い。後は個人の好み次第ですな。
(上下線とも京都よりの『住よし』さんが有名なようですが)
僕は全部また食ってみたい空腹具合その他の条件を整えて再度比較検討したいと思います。
—————
ときに名古屋といえば、社長も最近出張が増えたり、社長のご親友の故郷であったり、僕もちょっと最近用事でよく出没するのですが、
異形とも言いうる名物も多い中で、これだけ直球で美味いものはちょっと見当たりませんですな。
みなさん、名古屋駅周辺で下手に店探すなら、入場券買って新幹線ホームのきしめんをはしご、というのもありですよ。
というわけで久しぶりに登場してしこしこと飯ネタを書いておるうちに、明日健康診断のため飲食禁止の時間帯に突入してしまい、我ながらやっちまったと思っているumiushiがお伝えしたしました。腹減ったよう。