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相次ぐコミックスのメディア化、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞の『昭和元禄落語心中』がついにアニメ!
2014.12.17|nakano
こんにちは、nakanoです。
コミックスのメディア化が最近加速しているように思えます。
昔の人間なのか、
人気作品、メディア化する基準は、
『単行本7巻以降が出ている事』が条件のような感覚でいますが、
今は、人気に火がつけば、すぐにでもメディア化、
DVD化して、どんどん売り込もう!という勢いが凄いですね…
本を読まない人が増えてきている流れで、
元々製本会社に勤めていた私もひしひしと感じておりましたが、
本が売れない、分野が氾濫しすぎて選べない、
といった下方傾向が、
そのままメディアにも反映されているのかな、と。
漫画の安売り…だとか、
1クール12話での完結に、ついて行けなかったり、
最初から12話しかない漫画をアニメ化するんじゃダメなのかな…と思うのは、
私だけでしょうか…?
そんな相次ぐコミックスのメディア化に乗って、
2015年も、沢山の漫画がアニメ化されます!
聴覚の障害を持つ少女と少年の心の触れ合いを描いた大今良時さんのマンガ「聲の形(こえのかたち)」がアニメ化されることが明らかになった。19日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)51号の最終回(第62話)で発表された。ヒロインへのいじめの描写が生々しいことなどから、雑誌掲載をめぐって編集部内でも意見が真っ二つに分かれた異色作。
※mantanweb様より
宝島社から毎年発行されている『このマンガがすごい!2015』で、
1位に輝いた作品『聲の形(こえのかたち)』。
最終巻の7巻は、本日12月17日発売です。
※別冊マーガレット公式サイト様より
河原和音さん原作、アルコさん作画により「別冊マーガレット」に連載中の少女マンガ「俺物語!!」のTVアニメ化が決定。公式サイトもオープンした。
「俺物語!!」は、身長2メートル、体重120キロ(いずれも推定)、真っ直ぐで不器用で鈍感で男子からは超モテモテの高校1年生の剛田猛男が、通学電車の中で1人の女の子を痴漢から救ったことから始まる、笑って泣けて胸キュンも満載の爆笑純情コメディー作品となっている。
※おたスケ様より
各所で話題沸騰の『俺物語!』、
コメディ要素も満載なので、少女漫画が苦手な男性にも、ファンが多いようです。
現在7巻まで既刊。
その中でも、私の大好きな作品がアニメ化される事が発表されたので、
ご紹介したいと思います!
雲田はるこ「昭和元禄落語心中」のTVアニメ化が決定したと、本日12月5日発売のITAN23号(講談社)にて発表された。
またメインキャストも明らかに。ムショ時代に聞き惚れた落語家・八雲に弟子入りを志願する元チンピラの与太郎役は関智一、「昭和最後の名人」と評されるも、苦悩に満ちた半生を送る孤高の落語家・八代目有楽亭八雲役は石田彰が演じる。そして八雲に養女として育てられながらも、彼とは深い因縁関係を持つ小夏役は小林ゆう。ITAN23号には、アニメ第1弾キービジュアルも掲載された。
※コミックナタリー様より
講談社より季刊されている『ITAN』で連載されている、
落語をテーマにした女性向けの漫画です。
落語がテーマで女性向け…となると、
なかなか入口が難しい気もしますが、
落語に関わる人間模様が描かれた、かなりドラマティックな物語です。
かくゆう私は、作家さんのファンなので、ずっとコミックスの購入をしておりましたところ、
次の巻、7巻、8巻にて、OVD(オリジナルアニメーションディスク…の略だそうです…)が、
予約出来ることが判明、
次いで、アニメ化へと流れていきました!
細かな説明をしてしまうと、かなりネタバレが多いため、
そのへんは控えさせていただきますが、
今年は、
第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や、
第38回講談社漫画賞一般部門を受賞している、
面白さに文句のない作品だと思います。
まあ…タイトルから察するに…
『落語と死ぬ』…というのが、お話そのままかと思います^^
今年の6月~9月には、
落語をもっと知り、興味を深めるための、
【『昭和元禄 落語心中』と雲田はるこ ~落語に行こうぜ!~】
のイベントも、受賞記念として開催されておりました。
※明治大学様サイトより
冒頭でお話したとおり、
この物語を1クールでまとめられてしまう悲しみが無いといったら嘘になりますが、
イケメンや美少女、人気キャラクター重視のアニメが多くなっている中、
日本の伝統に重きをおいたり、
交わされる会話の日本語の美しさとか、
見た目だけで無い、年配者のカッコよさとか!
先に上げたアニメ作品も、同様に、
個性的なキャラが多く出てくる作品、
2015年のアニメ化も、とっても楽しみです!
ありがとうございます。