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アフリカに行ってきました~サファリ@ケニア~
2010.10.19|iwamura
アフリカに行ってみたい、と思ったのは、いつごろからだったろうか。。。
おそらく、このへんの本を小学校1年生の時にむさぼり読んで、遠い未来の目標に据えていたような気がする。
日々の業務を行い、深夜に消しゴムのカスなど拾っていたおれ(と同居人)は、突如として、「カモメが飛んだ!」と叫び、ケニア航空KQ861便にスバヤク飛び乗り、一路アフリカを目指したのであった。
ケニア空港。いきなり滑走路の向こうはサバンナ。そして、双眼鏡を覗く同居人が不審な発言をするのである。
「滑走路の向こう。。。遠くのアレ。。。キ、キリン?!」
「んなワケねーだろー?」
ホントでした。
そして、サファリカーで一路、初日に目指したのは「アンボセリ国立公園」。どーしてもキリマンジャロが見たかったのであります。
サファリカーこんな感じ。輸入日本中古車。「湘南波物語」ってサーフショップのステッカー残ってた。
ドライバーのジミーは顔が怖いが運転も怖いという、日本刀のようにエッヂの利いたアフリカンであった。
さあスタート!
まだこの辺は舗装されてますね。ダッシュボードの「ジミー」の手書き文字が「キャンドルジュン」ぐらいシュール。
治安はあまり良くはないみたいで、街に白人とか皆無。
国立公園に近い田舎町はこんなかんじ。
でも、サファリは治安とかカンケーないもんね。でも「どうぶつたくさんいるので、車からは出ないでね」とのこと。
いやー、テンションあがってきた。
そして。。
!
まずはオーストリッチ。
ガ、ガゼルー!そしてガゼルの向こうのでっかいやつはトーゼン
そおなんです。
ぞおさんでありますね。
※おとなしいから近くまで行っても全然へーき。
そして今回一番たくさん見たのこいつ。
なんか「食われ役」って感じの哀愁ただよっててイイぜ「ヌー」!
とにかくヌーはその数が圧倒的。右の地平線から左の地平線まで群れが続いてたりして、それってちょっと想像の外だった。
そしてこの群れは。。。
しまうまさんです。シリがきれいだったなー。
しかし、おれは何も10日間も仕事を休んで、シマウマさんのシリを見に来たわけではないのであった!
見たかったのは
①「サバンナに沈む夕日(できれば動物のシルエットつき)」
②「ライオン」
③「キリマンジャロの雪」
なのである。
※下記は小生のアフリカ行く前の勝手なイメージ
しかし、時期は乾季から雨季への移行期であり、
①「夕日はこの時期、雲が多くてビミョウかもよ」
②「ライオンとか肉食獣は、そもそも見れないこと多いよ」
③「曇ってるから、キリマンジャロもトーゼン見えないもんね」
という当日であり、おれは自分の運命を呪ったものである。
呪ったのであったが。。。
なんか太陽のエネルギーで雲吹っ飛んできたぞ!
そして、まさか、
まさかの、、、
おお!なんだこのでっけー夕日は!!
うっかり理由もなしに涙がでる。なんでだ!?なんでだーーー?!
と、ここでムセンが入るのだ。
サファリカーは多分東京都ぐらいの広さの国立公園に30台ぐらい走り回っているんだけれども、みんなで情報共有して、レアな肉食獣とかが出ると、「ドコドコ区画に出たぞ!」みたいな連絡を取り合うわけです。そしておれはこの時、ムセンが「シンバ!(ライオン)」と言ったのを聞き逃さなかった。
そして!
おお!う、美しい。。。
やはり、ネコ科の動物は、しなやかで美しいのう。連射してしまった。。。
そして、そうこうするうちに、夕日はさらに美しくなっておったのだよ。
これはヤバい!
ビバ山崎豊子!沈まぬ太陽!
そして、まさかまさかの、、、
夕日とゾウのシルエットが、今ここに!
時間と角度を変えてもう一発いってみましょう。
もうダメだ。。。
泪どころではない、おしっこをもらしてしまいそうだ。。。
そのときである。ドライバーのジミーが叫ぶ。
「AKI!キリマンジャロの雲が晴れてるぞ!」
「マ!マジかー!!!」
おおぉぉぉぉぉ。。。。。。(ハラから出た声にならない声)
もう、日本に帰ってもいい。
もう、おれはこれ以上立っていられない。何も考えられない。。。
「でっかいなアフリカ」。
それが、初日夕刻の小生感想でございました。
※2日目以降の件は、またタイミングを見てご報告いたします。