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◆【寄稿】2014年バラエティは指針を失い流れてゆく。ニコ動の開票特番でビートたけしが見せた民放では見せられないおもしろさの本質 – 吉川圭三

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2014.12.30|iwamura

社長岩村です(久々の登場です)(汗)。

本年も誠にお世話になりました。
残る師走も、来たる新年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

そして、もう一つご挨拶がございます。
お引越しさせて頂きました当ブログにつきまして、今後のエントリは不定期とさせて頂く事になります。

会社事業がコンテンツから広告へ、またサイバーセキュリティへとその比重が大きくなることに伴いまして、今後「セキュリティブログ」の方で、お仕事に関わるエントリが増えていくだろうと考えております。

起業して2~3年目から10年近く、ご覧になってくださる皆さまに応援して頂いて、当ブログを続けてくることができました。

ありがとうございます。

そしてこの10年でメディアも様変わりしたと申しますか、個人的見解ですが

・テレビがつまらなくなった
・雑誌がつまらなくなった(廃刊も多い)
・ネットがさらにおもしろくなった

といったところが感じているところです。

興味深い記事を見つけたのでご紹介です。

◆【寄稿】2014年バラエティは指針を失い流れてゆく。ニコ動の開票特番でビートたけしが見せた民放では見せられないおもしろさの本質 – 吉川圭三

30年前のテレビ局でも「怪しくて・変な人」が一杯いた。会社に滅多に来ないが凄いネタを持ってる人や浅草のストリップ小屋の照明さんだったが芸人を見る眼がある人など。

変化が起こり始めたのは15年くらい前になるか。二流大学・三流大学出身の人が社員に採用されなくなった。

ある超一流大学を卒業した若者が私の班に入って来たときであった。

一体何をするか?
「テレビにおけるコピペをする」のである。勉強ばかりして一流大学に入った彼の中にはもともとサブカルチャー・メインカルチャーに関する引出しはない。結果、他の人気テレビ番組のいいとこ取りをする。グルメ・ダイエット・人気アイドル・お笑い芸人・面白実話・どっきり・ランキング・ひな壇・YOU TUBE映像。いろんな「数字を見込める」アイテムを彼は組み合わせれば良いと彼は思う。結局こうした“若手”たちが全てのテレビ局で『テレビ番組を基にして新しくない新番組を作る』状態が起こる。

吉川圭三さん(ドワンゴ会長室エグゼクティブ・プロデューサー)ブログより

うーん。

「バラエティ番組が全部一緒に見える現象」はあるかもしれませんね。昔の「風雲たけし城」は面白かったなあ。。

そして更に吉川さんは岩波書店の「世界」という雑誌の12月号の池上彰氏と元日刊ゲンダイ二木啓孝氏、二人のジャーナリストによるメディアに関する対談を引用する。

○2013年のネットの広告費が9300億円、雑誌が2400億円というデータである。その結果、部数を上げようと週刊誌の記事の内容が過激になる。政治で言えば韓国・中国けしからん。メディアに向けば朝日叩き。そのうち「朝日たたき」も売れなくならなければやめるだろう。過剰な韓国・中国たたきをしても雑誌への訴訟リスクがないし、この日中韓の関係が続く限り続くだろう。

○古い右翼は生きずらくなり、インターネットによる右翼活動が生まれ、こうした一人右翼は失うものが無いから過激化している。危険だ。

○ツイッター、スマホ等の普及で国民全員が記者になり、報道写真家、TVカメラマンになってしまった。事件・事故現場に記者より先にたどり着き情報を広めてしまう。そうした時代にニュースの作り方は変わって行くべきだろう。

○雑誌「フラッシュ」が紙面で朝日新聞の社長を国会招致せよという記事を載せた。池上さんは「週刊文春」のコラムに「同じメディアが国会招致せよというのはメディアに政治が介入せよと言っているのと同じだ」と書いた。その後「フラッシュ」は全部回収騒ぎが起こる。「光文社の社長は国会で説明しろと言われたらどうするんですか?」と池上さんは書いた。

吉川圭三さんブログより

バラエティ番組、テレビのみならず、メディア全体、報道までもが、ネットにより変わってきている。

それは、「仕事」においても、その「キャッシュポイント」においても、変容をしてくるのは、やむを得ない時代の流れではあって。

ただ、それでも「たけしさんの選挙特番」は相当面白くつくれたらしい。

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その夜、何十年ぶりのたけし節が現在に蘇った。タイムマシンで全盛期のビートたけしが蘇って来たようだった。「もし、たけしさんが総理大臣になったら?」という質問には「まず核武装。徴兵制。吉原復活。東京湾の真ん中にヒロポン島を作り、脱法ハーブ吸い放題。原発も東京に作ろう。」・・・一時間余り速射砲のように喋るビートたけし。この放送は隠れた一大事件だった。こういう社会派的なギャグは話し手の笑いのセンスと知性がモノを言う。放送禁止用語をただ喋り続ければ良いというものではない。打ち合わせ・準備も大変だったがこういう現場にいられて幸せだった。テレビマンとしての本懐をニコ動のスタジオで味わう。何か不思議な1年であった。

吉川圭三さんブログより

たけしさんのタレントも凄いのだろうけれども、その活躍の場とタイミングセッティングの妙と申しますか。

もちろんニコ動でないとできない上記のような番組もある。ただ、「テレビがつまらなくなった」とはいえ、それでもまだやっぱりテレビが一番面白い気がする。その老若男女に対する幅広い影響力も強い。

向こう10年、インターネットの仕事を続けながら、その辺りウォッチを続けてゆきたいと思います。

本年も皆さん大変お世話になりました。
来たる新年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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