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田中角栄と論語~父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。~

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2010.11.06|iwamura

さて、出てしまったものはショーガナイ。例の「尖閣のやつ」です。

中学生時代、飯島愛さんの裏ビデオ以来の衝撃の映像こちら(2分過ぎに突撃開始)。

(2010/11/5)追記:オリジナルの動画が削除されたので、他の人の複製に差し替えました。
さらに消されていた場合は、コチラからご覧ください。

YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁1.flv
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁2
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁3
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁4
YouTube – 日本の尖閣 海上保安庁5.flv
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁6

経緯はまったくわかりませんが、これが本物だとするならば、日本と中国の両国を大きく揺るがす映像になることは間違いなさそうです。

追記:
尖閣ビデオ流出か ネット動画サイトに投稿 映像6本で約44分「本物と思う」と海保幹部 内部が関与? (1/2ページ) – MSN産経ニュース
【尖閣ビデオ流出問題】野党議員「政治家に対する役人のテロか」 – MSN産経ニュース
asahi.com(朝日新聞社):尖閣沖の衝突ビデオ? 動画サイトに流出
尖閣の衝突画像、ネット流出=海保が確認、国会提出分以外も

らばQさんより抜粋

さて、祭りはこれぐらいにして。

個人的に、今回の映像を流出させた奴は死ね!

というのが、小生の個人的見解である。

無論、子供じみた突撃や、漁船のアンテナが多すぎる件について、言語道断であることは間違いないとしても、だからと言ってこの映像を公開し、両国間で歩み寄りつつある現状を「蒸し返し」てどうする。

日中国交正常化を実現させた、故田中角栄さんの愛を一身に受けて政治家として成長したドン小沢。

政権取得と同時に、胡錦涛国家主席へ民主党議員握手大会へと赴いたドン小沢。

そんな小沢センセイとしては、論語における「父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。」という、法律よりも、家族の愛が優先するという彼の正義に基づいて、中国の落ち度を隠してあげようとしていたのだと思う。

党を挙げてね。

楚の国の葉(しょう)公が孔子にこう語った。「われわれの村に正直一方の者がおります。父親が自分の土地に入ってきた他人の羊をちょろまかしたところ、正直者の息子が証言し、父親は有罪になりました」。ところが孔子は、「われわれの村の正直者はそれとは違う」とやり返し、「父は子の為に隠し、子は父の為に隠し、直きこと其の中に在り」と語った。父親は子供が犯した罪を隠し、子供は父親の犯した罪を隠す、それこそが本当の正義なのだ、というのである。

今日の刑法に慣れ親しんだわれわれにはとても考えられないことだが、「父は子の為に隠し、子は父の為に隠す」という孔子の言葉は、後世においてもそれほどまでに大きな力として作用したのである。このことは、今も東洋人の思考法に何らかの影響を残していると考えていいかもしれない。

中外日報より抜粋(部分略)

そうなのだ。「田中角栄~小沢一郎と受け継がれた中国への愛を台無しにした流出愉快犯出てこい。」と、おれはいま言いたいのだ。

映像を流すことが、父を、子を、役人に差し出すことが、この場合正義ではない。

長い目で見るべきだ。お隣さんなんだから。

というわけであるから、ここはいっちょ、小沢センセイの大師匠、故田中角栄さんの日中国交正常化のち、帰国直後の自民党本部での演説を引用しようと思う。

「裏切り者!」「辞めちまえ!」「このアカ(共産主義者)が!」怒号が飛び交う中演説は始まる。そしてそれを鎮めた彼の名スピーチ。涙が出ます。

怒号の中を田中は颯爽と演壇に向かっていった。その体からは他を圧する磁気が放たれている。

演壇に立った田中は全員をにらみつけるようにして話し始めた。

「日中国交正常化をなし遂げていま私は帰国しました。党の中にいろいろ議論のあることは承知しております。相手との間には隔たりもありました。途中で帰ろうと思ったこともありました。」

怒号は次第に収まり、みなが田中の言葉に耳を傾ける。

「しかし、中国は動かすことのできぬ隣国であります。いかに体制が違っていても、日本との関係がどうであっても、隣の大国であります。そのことは永遠に変わらないのです。中国が嫌だからと言って引っ越すわけにはいかない。しかるに、そのような国といさかいがあっても、政府間で話し合えるルートがないのではどうにもならないではありませんか。

中国は大変な人口を抱える大国であります。毛沢東や周恩来が権力を掌握しているいまがチャンスなのです。中国とは良いことでも悪いことでも話し合えるようにする。何でも物を言えるようにする。私は決断して国交正常化に踏み切ったのです。」

演説が終わると誰も粛として声を上げる者はいなかった。舞台の袖に座っていた木内は、体の震えが止まらなかった。訪中に同行したが、この瞬間の感動が最も強烈に焼きついた。

田中角栄~その巨善と巨悪~より抜粋(部分略)

小学校卒の学歴で、投獄経験もはねのけ、ここまでやった男がいた。

日本中に公団住宅を設け、各都道府県にテレビ局をつくり、高速道路、ガソリン税、新幹線を造った男は、今の日中関係の「はじまり」をつくった男でもあったわけなのだ。

流出もいい。そういう正義もあるだろう。

だが、お隣さんとの末永いお付き合いを、我々が望むなら。

家族のような、細かいこと気にしない、愛し愛される関係を我々が真に望むのなら。

その答えは必然と導きだされるように思うのだが、どうだろうか。


※田中角栄~その巨善と巨悪~/amazon

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