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サムスンが今年も強気です!
2011.01.07|shiozawa
2011年の設備投資額に私はびっくりしました。
■サムスン、過去最高の3兆円超投資 有機ELに重点
韓国のサムスングループは5日、2011年の設備投資と研究開発費などの投資総額を過去最大となる43兆1000億ウォン(約3兆1500億円)にすると発表した。10年実績比で18%増。
半導体メモリーや液晶パネルに一定額の投資を継続する一方、次世代の基幹部品として注力している有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)向けを大幅に増額し、先行投資の姿勢を鮮明にした。
引用:日経新聞
3兆円強の設備投資。
勢いに乗っているメーカーなだけあって強気な投資です。
自信が漲ってます。
そして設備投資の振り分けが以下になります。
引用:日経新聞
よく見ていただくと有機ELの投資額が3倍になっていることがよくわかります。
この有機ELとは
有機EL[ organic electroluminescence ]
電圧をかけると光を放つ有機化合物でできた電子材料。照明やディスプレーへの用途開発が進んでいる。ディスプレーとしては液晶と違って背後の光源が不要で薄型化でき、動画を鮮明に表示できる特長がある。照明としてはエネルギー効率が高く、水銀などの有害物質を使わない点に注目が集まる。次世代照明として実用化が始まっているLED(発光ダイオード)より照明機器の構造を簡素化でき、設計の自由度が高まる。
引用:日経新聞ミニ用語解説
液晶の次に来るディスプレイ素材として、少しずつテレビや携帯電話などに使われる
ようになってきています。
現在発売されている有機ELを使った商品の一例です。
Sony製の有機ELテレビ“XEL-1”
2010年2月に発売しているPanasonic製“P-03B”<!– nkadimp_Arnd1 = Math.floor(10000000000*Math.random()); nkadimp_Apid1 = Math.floor(10000000000*Math.random()); document.write('’ + ”); //–><!– var nkadimp_Anads = 1; var nkadimp_Abs = new Array(nkadimp_Anads); for(i = 0;i < nkadimp_Anads;i++) { eval('nkadimp_Abs['+i+'] = (typeof(AAMBTXT' + (i+1) + ') != "undefined")?AAMBTXT'+(i+1) + ':"";'); nkadimp_Abs[i] = (nkadimp_Abs[i].indexOf(nkadimp_defaultgif) == -1?nkadimp_Abs[i]:""); } var nkadmp_Aads = new Array(nkadimp_Anads); nkadmp_Aads[0] = nkadimp_Abs[0]; for(i = 0 ;i
引用:Panasonic
など、多岐に使われるようになってきています。
この有機EL製造の世界シェアは
2008年度版(少し古いですが)
RiT Display(台湾)とSamsungSDI(韓国)の2社で6割以上のシェアです。
これに加えて2011年度の設備となるとRiT Displayを抜いてシェアNo.1の日は
近いのかもしれません。
そしてこちらが有機ELの市場年表になります。
このグラフから見ると年率20%程度で市場規模が拡大している事がわかります。
いまや様々な用途にディスプレイが使用されるようになっており、有機ELの市場
規模にはのりしろがたくさんあるため今後の市場拡大が考えられます。
スケールで畳み掛けるサムスン。
これに対抗出来るメーカーはRiT Displayとなるでしょうか。
はたまた日本やその他のメーカーとなるでしょうか。
今後が非常に気になります。
ありがとうございます。