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ライバルはDSからiPhoneか!?
2011.02.04|shiozawa
ソニー(Sony)から携帯型ゲーム機“PSP(プレイステーション・ポータブル)”の後継機が発売されましたね。
名前は“Next Generation Portable(NGP)”
かなりストレートな名前です。
■PSP後継機、敵は「DS」からスマートフォンへ
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2011年1月27日、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の後継機として11年末に発売する「Next Generation Portable(NGP)」を発表した。
その内容は、SCEが狭い意味の家庭用ゲーム機市場から飛び出し、急成長するスマートフォン市場で勝負に乗り出すという宣言でもあった。
引用:日本経済新聞
拡大した写真がこちら
今回発表された“NGP(Next Generation Portable)”です。
そしてこれは今みんなが持っている従来の“PSP”です。
外見はほとんど一緒で、パッと見せられただけでは違いがわからないです。
しかし、今回のは目的は
“スマートフォン市場で勝負に乗り出す”
であり、中身のようです。
そのカナメが携帯端末向け「Android(アンドロイド)」に対応したSCEの開発規格
「プレイステーション・スイート(PS Suite)」
と言うものだそうです。
・Androidタブレットやスマートフォン向けに提供。
・持っているAndroid端末でPSソフトで遊べるかどうかを保証するプログラム「PlayStation Certified」を提供。
・初代PSソフトをプレイ可能。
・ハードウェアに依存しないゲームを提供。・PlayStation Networkへのゲーム提供のハードルを下げることで、簡単に参入できる仕組みを構築。
引用:Gigazine
他の Android端末でもNGP用のゲームができたり、
かつてのPSPのゲームも出来たり、
さらにはAndroid OS用のゲームクリエーターにもゲームが
作れるプラットフォームとするなど、
スマートフォンのハイスペック版のように見えなくもないです。
そして以下が“NGP”のその他の搭載機能です。
・3G通信と無線LAN、GPSをサポート
・5インチの有機ELタッチパネル
・解像度は従来のPSPの4倍にあたる960×544
・ディスプレイはタッチパネル+背面タッチパネル
・左右のアナログスティック
・6軸のモーションセンサーおよび3軸の電子コンパス
・底面にはUSBコネクタ引用:Gigazine
最近色々なものに搭載される“センサ”が全部これ一台に詰め込まれているようです。
加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサにGPS、タッチ・センサ
大きさはそのままで、詰め込み放題。
技術力がある事をすごく感じさせます。
とくに、ソニーらしいなと感じてしょうがないのは“背面のタッチパッド”
以下の動画はフルにNGPの背面タッチパッドを使用するゲームの動画です。
引用:YouTube
触れた所がどんどん盛り上がっていき、まるでゲーム内世界を直接触っているかのように見えます。
一風変わったすごいと言わせる機能
こういうところ、ソニーらしくて嫌いではないです。
今回のソニーの発表
“携帯ゲーム機”市場と“携帯電話(スマートフォン)”市場とどんどん引かれ合っている事をはっきりと表しています。
今までのソニーにとってのゲーム機のライバルは
Nintendo(任天堂)だと思っていましたが
これからは
アップル社の“i Phone”を含めたモバイル機器が新ライバルとなってきそうです。
ただし、非常に経営が上手な印象のある“任天堂”。
ただ黙って“ソニー”の動きを見ているだけとは思えません。
ですが、少なくとも現時点ではスマートフォンに興味がないようです。
■任天堂、スマートフォンに興味なし
アップル、マイクロソフト、サムソン、ソニー、ノキアなどの企業が激しい競争をしているスマートフォン市場に任天堂は参加しないものと見られる。
任天堂北米支社のレジ社長は最近インタビューを通じて“私たちは携帯用ゲーム機市場で常に先頭に立ってきたし今後もそうするだろう。今後スマートフォンに多様なゲーム機能が追加されることだが、私たちは私たちの方式で競争に臨む”と明らかにした。
引用:Anigema
しかし、今後のスマートフォンの市場動向次第で
こんな感じで任天堂もスマートフォン事業方向へと追いかけてくるのかもしれませんし、
また新たなスマートフォンとは違った形のゲーム市場が構築されるかもしれません。
ありがとうございます。