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空気でお湯を沸かす!?~ヒートポンプ技術~
2011.02.11|shiozawa
最近“ヒートポンプ”という言葉を見たり、聞いたりしませんか?
最近すでに使われ始めている温めたり、冷やしたりする物すべてに使える
今後いっそう伸びる事が期待されている技術です。
この“ヒートポンプ”とは
空気中の熱(ヒート)をくみ上げ(ポンプ)て、熱エネルギーを得る技術のことで、
給湯や冷暖房(エアコン)をはじめ、冷蔵庫などにも幅広く利用されている実用性の高い技術です 。
引用: でんかライフ.com
簡単に言うと温度の膨張圧縮を利用して温度をコントロールしつつ、大気中のの温度を利用して温めたり、冷やしたりしているようで、とにかくエネルギーの効率がいいようです。
特に最近良く見かけるのが“ヒートポンプ式自動販売機”。
引用:Panasonic
10年以上前の自動販売機では冬場は1台あたり1ヶ月1万円以上かかっていたようですがこのヒートポンプ式では2000円くらいで済むようです。
最近は良く見ると意外と多くの自動販売機に“ヒートポンプ式”と書かれているので興味のある方、ご確認を。
また、テレビのコマーシャルで良くやっている家庭用給湯器の“エコキュート”。
こちらも原理はヒートポンプです。
引用:YouTube
その他に私が非常に面白いなと感じたのがこちらの“地中熱を利用する設備”
こちらもまたまたヒートポンプ式。
■コロナ 2011年度をめどに地中熱ヒートポンプ温水暖房システムに参入
コロナは、大気中や水中などの熱を汲み上げて有効利用するヒートポンプ技術を利用した「地中熱ヒートポンプ温水暖房システム」に参入し、2011年度に商品化を目指すと発表した。「地中熱ヒートポンプ」とは、外気温の影響を受けにくく、地上に比べると温度が安定した地中の熱を効率的に吸収し、熱エネルギーとして利用するもので、投入エネルギーの約2~4倍のエネルギーを取り出すことができる。地中熱ヒートポンプを用いた温水暖房システムは、極寒地など外気温が低い地域においても安定した出力と効率を確保し、暖房端末として、床暖房パネル、パネルコンベクター、パネルラジエーターなどの利用が可能。
引用:環境ビジネス.jp
地中熱ヒートポンプの採熱管埋設工事(写真:コロナ)
温度が大気より安定した地中熱を考えるとは非常に面白いです。
家の下の地中に約100mの管を通すので大掛かりですが。。。
※費用自体は思ったよりは安く、工事費込みで約250万円だそうです。
今非常に完成が待ち遠しい“東京スカイツリー”とその周辺地区。
ここでも大規模にヒートポンプを含めた最新の環境技術が使われるようです。
身近なところから公共の場所までどんどん広がっている技術。
すでに色々なところで使われているのでぜひ発見してみてください。
ありがとうございます。