Mykoちゃん、Cたん


HOME > 

リビア革命の損得。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2011.02.22|iwamura

カダフィによる演説が中継される模様。

byロイター8:43ってもう出勤せねばならんのだが。

※中継始まったら画像貼り付けられればと思います。

カダフィ大佐「トリポリ(首都)にいる」、国営テレビで言明。/9:35ロイター

さて、リビア。

緑の国旗です。

砂漠に緑を望む美しい気持ちの現れた、世界でもまれに見る美しい国旗であると思います。

この緑は、カダフィ自身による「緑の書」によるものであろう。

環境保全の本ではない。

イスラム社会主義アラブ民族主義に影響されたこの理論は、資本主義をもはや誤りであることが証明されたイデオロギーであると延べている。

この本でカッザーフィーは近代の自由民主主義を全否定し、全人民出席による「人民会議」をもとにした直接民主制を推奨している。これに基づき、憲法議会政党元首などは廃止され、人民代表による全国人民会議が政府のすべきことを行っている。

政府国外の反体制派は、こうした人民会議は直接民主主義の場でなく、軍事独裁の追認と人民抑圧の場になっていると非難する。

wikipediaより抜粋(部分)

資本主義がもはや誤りかどうかは、議論されるべき人類の現状のテーマであると思うが、毛沢東語録を参考にした、「そういう本」である。

ただ、彼はエジプトのムバラクさんとは違って、反欧米派であり、イスラエルに対抗するPLOを声高に指示するなど、どっちかというと、アラブやアフリカの声なき声を叫び続ける勇士のような存在ではあった。

1988年のパンナム機爆発テロも、彼が行ったという説が強く流れるが、それがかえって、あの地域における彼のヒーロー説を強めるような印象を与えている。

さて、彼の失脚後、トクをするのは国民と、あとどこの国か、という問題は実は存在する。

革命において重要なのは、「革命」はそれそのものとともに、「革命後の政府運営」が車の両輪のようにセットでついてないとイカンという事実なのである。

だってそうでしょう。目的の無い運動は、止まることができないばかりか、革命後平穏な暮らしを望む市民にとっては害悪にすらなりえる。

日本の幕末の革命(明治維新)末期には、竜馬の船中八策による新憲法設置、及び新政府樹立案が基本部分はできあがっていた。革命に数年を要した為、先をゆっくり考えることができた、という物理的(時間的)要素もある。

革命にただただ反対するものではない。しかし、facebookによる「お手軽時間短縮革命成功」もいいが、後の社会運営までを考えて、革命とは本来、戦略的に行うべきではある。

反米派のトップを退陣させたはいいが、新政府を統治する能力の無い国を、結局間接統治する国はどこか。

国内でやりあって、外国に食われては元も子もないぜよ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Goods工房.comをオススメする理由

無料サンプルのお申し込みはこちら

カテゴリ

アーカイブ

お電話でのお問い合わせ
090-7723-9053 / 営業時間 10:00~17:00
フォームでのお問い合わせはこちら

いいね!を押してお得な情報をゲット!Facebookページ