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放射能の危険性は?
2011.03.25|shiozawa
今回の東日本大地震により福島の原子力発電所が大きな被害を受けました。
その福島原子力発電所の放射能漏れの余波は福島県や近隣の県にとどまらず、
とうとう都内の水道からも放射性物質“ヨウ素131”が検出されました。
■金町浄水場で放射性物質…乳児には飲ませないで
東京都は23日、都内に水道水を供給する金町浄水場(東京都葛飾区)から、乳児が飲む暫定規制値の2倍を超える放射性ヨウ素131を検出したと発表した。
同浄水場は利根川支流の江戸川から取水し、東京23区や武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市に水道水を供給している。
この地域には計約960万人が居住。都は、一般家庭や病院、保育所などに対し、これらの地域で乳児に水道水を飲ませないよう呼びかけている。
都によると、同浄水場で22日午前9時に採水し調べたところ、1キロ・グラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出した。
食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定規制値は100ベクレル。
23日午前9時の採水では190ベクレルだった。
一般の規制値300ベクレルは超えておらず、成人の飲用等には問題がない。
引用:Yahooニュース
引用:youtube
ごく微量あり安全だとの報告ですが、少なからず知識のない私を含めた多くの人は
“水道水に放射性物質が入っている”
と聞くととても口をつけたくなくなる報告です。
しかし、ここからは
“過剰に心配しすぎているのでは?”
と感じる少し面白い内容を紹介します。
先ほどの説明の通り水道水について成人の放射性ヨウ素の基準値は300ベクレル。
換算すると水1リットル当たり6・6マイクロ・シーベルト との事です。
福島原発付近での数ミリシーベルトとの報告から考えると数1000分の1程度
です。
被曝により将来、がんになる確率(リスク)は、1シーベルト(1000ミリ・シーベルト)当たり10%(急性被曝)または5%(長期被曝)程度高まると推定されている。
引用:yomiDr.
との情報を鵜呑みにすると
“危険なのは数100万分の1以上?”
との計算になります。
また、世界には自然の放射性物質の多い地域もあるようで、たとえば
ブラジルの“ガラパリ”
■高自然放射線地域 ガラパリ(ブラジル)
黒い砂(これが放射能が高い)のビーチとして、リュウマチに効くということで沢山の人達が海水浴と治療にここを訪ね、ブラジルでも唯 一の観光地(リゾートタウン)として人口7万人の街に発展しています。
この写真の御夫妻に尋ねてみ ました。
「入ってどんな感じですか?」 「すごく温かい感じ。どういう効果があるか分 からないけれど、 砂に入っていると、温かくなって、他のビーチとは一寸違うみたい」 と。
ちなみにこの時に置いてある線量計は5μSv/hをさしていました。
黒い砂の ところはもっと高く15μSv/h (131mSv/y ) を示しました。
引用:体質研究会
“適度な放射能は体にいい”との解釈のようです。
さらに
中国から飛来してくる黄砂にも、ヨウ素131より、半減期が遅い(約30年)
セシウム137が含まれているとの事です。
■黄砂とともに飛来する放射性セシウム(137Cs)
引用:農業環境技術研究所
必ずしも原発だけが放射能の原因ではない事がわかります。
さらに
ウランを発見した“マルティン・ハインリヒ・クラプロート”は74歳、
引用:wiki
X線を発見した“ウィルヘルム・コンラド・レントゲン”は78歳まで
生きています。
引用:電気史偉人伝
二人とも放射能を人より多く浴びていると思いますが、限度を超えなかったり
内部被曝でなければすぐに死んでしまうというものではなさそうです。
しかし、
“備えあれば患いなし”で日ごろから、身の周りの状態を確認する事は大事です。
過剰反応は禁物ですが、今も福島原発は目が離せない状態なのでいざというときに
冷静に動けるよう政府の指示にはある程度気を配ったほうがよさそうです。
ありがとうございます。