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俺たちが頑張らなくて誰が頑張るんだよ、な件。
2011.03.29|iwamura
友人の弁護士が誕生日で、終電まで飲んだ。
実際には終電を逃し、タクシーで帰宅。
そのタクシーがつらかった。
「地震がもう可哀想でね。」
「原発が、もうふざけんじゃないよ、でね。」
「仕事なんてやってられませんよ。精神が持たないですよ。」
30代と思しき、運転手であった。
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おい!
解らんではない!
解らんではないが。
だが、お前こそふざけんじゃないよ!
地震も可哀想も、起こっちまったことはしょうがねえじゃねえか。
原発も、「みんなで使ってた」「おまえも使ってた」電気じゃねえか。
やってらんないとか言うなよ。
俺たちが頑張らなくて、誰が頑張るんだよ。
ト、思った次第。
タクシーの後部座席で、俺はあまりの怒りに震え、言葉を無くしてしまった。
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過去に涙したことがあって。
これはtvの転載になっちゃうんだけれども、その是非は深いところにあるから、別に譲るとして。
自分は、神風特別攻撃隊に涙したことがあって。
83歳の「浜園さん」が、涙を流しながら当時を語る。
兎に角、その日その日が命がけですよ。
若い人たち、特攻隊に行ったのは、可哀想です。
私は今でも、そう思います。
まだ、あどけない顔が残っとる、連中がほとんどやったです。
やっぱし、今の日本と比べて
あまりにも、差があると思います。
みんな、そういう意味で、特攻隊の百分の一、千分の一、万分の一でもいい、
その気持ちを汲んで、日本と言う祖国の為に、
頑張ってもらいたいと思います。
※youtube上記リンク動画より抜粋(御無礼いたします)
もう一本振り返ってしまいましょうか、昭和。
こちらも動画のリンクご無礼致します。長渕剛さんで、close your eyes。
たまらなく愛しているから
もう一度生まれ変わったら
私の名を 呼んで下さい
※上記youtube動画より抜粋
飛び込んでく映像なんて、正視できないですよ。
しかし、それを事実として正視した後は、愛を叫ばないといけないんだ、ト、思うわけですよ。
何のために彼らは飛び込んだんスか。
愛する人の為でしょう。
愛する人が生きる祖国の為に、飛び込んだわけでしょう。
まさに「愛していた」。この国を、たまらなく。
愛国心だなんて政治家のオッサンに言われなくても、俺たちは寿司が好きで、メイクの上手なカワイイ女の子が好きで、高校野球が好きで、nintendoを、TOYOTAを、杉原千畝を好きで、緑したたるこの日本と言う国を愛しているんですよ。
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実は、「あのころ」と近い、苦しい状況に、今、我々が愛する日本はなっちゃってるのかも知れない。
石油も止められ、否応なしに、しかし、盲目的な愚かさを持って始めた戦争。
その戦争は、特攻隊という哀しい歴史、及び、原子爆弾という、これ以上無いほどの痛ましい教訓をもって、日本に「歯を食いしばらせて」くれた財産だと思う。
我々の先輩たちは、そういう思いの中で、まさに「歯を食いしばって」この国を背負い、闘ってきて下さった。
「下さった」じゃねえ。
20代、30代、40代の俺たちがやらないでどうする!
という、話だと思うのです。
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一方で、ここで嬉しいニュースの発表です。
自分は本日、ものすごく勇気をもらえる現代の動画も発見してしまったのです。
tvをほとんど見ないので、1週間遅れの映像になってしまったのだが、自分に勇気を与えてくれたのは、なんとびっくり10代の少年です。
しかし、あどけなさの残るその顔は、とてもいい顔であった。
その瞳は、力強く、美しい瞳であった。
以下にそのまま、紹介したいと思います。
宣誓
私たちは 16年前 阪神淡路大震災の年に生まれました
今 東日本大震災で 多くの尊い命が奪われ
私たちの心は 哀しみで いっぱいです
被災地では 全ての方が一丸となり
仲間とともに がんばっておられます
人は 仲間に支えられることで 大きな困難を
乗り越えることができると 信じています
私たちに 今 できること それは この大会を
精一杯 元気を出して 闘うことです
がんばろう 日本
生かされている命に感謝し
全身全霊で 正々堂々と
プレーすることを 誓います
※上記youtubeリンク動画より転載
彼のまっすぐな瞳が。
苦しかった、最悪の時代に、命がけで闘った先人たちを想わせた。
「命がけ」の是非ではない。
しかし、今こそ日本は、「仲間と支え合うことで、大きな困難を乗り越える」べき時ではないのか。
愚痴を言っても、哀しいニュースを見ているだけでも、何も解決しない。
元気を出して、精一杯、全身全霊で、一緒に今を戦い抜きましょう。
いつか我々の生き方を、我々の後輩たちが、愛してくれることを信じて。
今後とも皆様、何卒宜しく、お願い申し上げます。