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イギリスが一歩リード ~浮上風力発電~

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2011.04.01|shiozawa

世界一停電が少ない“とされた日本の電力網。

しかしその神話が今回の東日本大震災で大きく揺らぎました。

つい最近まで世界中にありました原発推進の流れはどこやら

もっと安全でクリーンなエネルギー発電がしたい

この考が一気に強まったように感じます。

そんな今、私が日本に一番あっていると感じる“洋上風力発電”と言う新しい発電について紹介いたします。

■国内初の浮体式風力発電、2メガワット級で実証実験

環境省は2010年12月21日、海上に風車を浮かべて発電する「浮体式洋上風力発電」の実証事業を、長崎県五島市の椛島沖で始めると発表した。

2011年~12年度に小型の試験機を実施海域に設置して環境影響や安全性を調査。

2013年度をめどに2メガワット級の実証機を設置、事業性などの評価を行い、2016年度の実用化を目指す。

洋上風力発電のうち、水深が浅い海域に適した着床式は、国内3カ所で稼働しており、風力発電システムの実証研究などが行われているが、深い海域に対応する浮体式については、世界的にもノルウェーで2.3メガワットの実用機が建設されているのみ。

引用:ecool.jp

通常は陸上にある風力発電を海に浮かばせて発電する(浮体式)と言うものです。

そもそも“風力発電”は再生可能エネルギーの中でも比較的安価な発電ですし、

<参考までに従来の陸上風力発電>

日本は海洋面積がやたら大きいですから(排他的経済水域面積世界第6位)

これからの時代はもっと日本の海を生かさなくちゃもったいないと感じます。

そしてこちらが“浮体式洋上風力発電”のプラントのシミュレーション画像です。

引用:ECOJAPAN

実にクールで壮大な外観です!

この“洋上風力発電”。

世界でもっとも力を入れて開発しているのが日本と同じ海洋国家イギリスです。

洋上風力で発電大国を目指す英国

英国政府が、とてつもない規模の風力発電計画を進めている。

2020年までに7000基以上の洋上風力タービン(風車)を設置する計画である。

英国の全消費電力の3分の1を賄い、世界中の風力発電企業の研究施設や製造拠点を集積させ、一大産業に発展させることを狙う。
 事業規模は約13兆円に上り、送電網の整備だけでも2兆円に達する。

欧州では、多くの企業が再生可能エネルギーの中でも太陽エネルギーではなく風力発電に注力している。

これは、風力発電が最も採算が取りやすいビジネスであるためだが、中でも英国の動きは突出している。

引用:日経新聞

 先ほどの画像のような風車を7000機とはすごい力の入れようです。 

日本より、風向きが安定している事や先進国が多いことから、ヨーロッパでは特に風力発電に対する注目度が高いようです。

ちなみに 世界から技術も集結しようとしているイギリスの巨大国家プロジェクトに

日本企業も参加しております。

■三菱重工、英国のベンチャーアルテミス社を買収。

 活発化する超大型洋上風車開発 Round 3 Project への足がかり

三菱重工は、英国のベンチャーアルテミス社を買収

活発化する洋上風車開発への足がかりとして、英国政府が重要施策として推し進める、総計3,200万kWの大型洋上風車プロジェクト(Round 3 Project)を当面のターゲットとして現地での営業を本格化する予定だということです。

 三菱重工は、昨年3月にすでに洋上風力発電に関するプロジェクトに参加することを表明、昨年には1億ポンド(約130億円)の資金投入を発表、具体的な動きに着手しています。

引用:ソフトエネルギー

この大プロジェクトの重要な開発に日本企業が参加できていることにすごく将来性を

感じました。

是非イギリスで獲得したノウハウが日本の浮上風力発電にも生かされていくことを期待します。

          

また、研究段階ですが、面白いアプローチを考えているものがありましたので紹介します。

九州大学の経塚雄策教授のグループは、六角形の浮体を複数連結させ、日本独自の「風レンズ風車」を搭載する案を研究中。

25分の1模型による実験データを基に、直径60mの鋼鉄製の六角形浮体に100kWの風車を2基載せる実証機を計画中だ。

 六角形浮体の内水面を魚の養殖いけすに使ったり浮体の外縁に波力発電装置を備えたりするなど、複合的な海洋エネルギー基地としての活用を目指す。

風レンズ風車は九大発のベンチャー企業が独自に研究を進めており、通常の風車の2倍以上の発電能力を持つという。

引用:ECOJAPAN

発電ポートを複合的に使う事で他からもエネルギーを作り出そうと言うものです。

非常に効率がいいですし、中心の浮体を養殖いけすに使う(エネルギーには関係ないですが。)とは実に斬新なアイデアで私はすごく好きです。

      

     

まだ始まったばかりの次世代発電プロジェクト

色々な斬新なアイデアが盛り込まれつつ、出来ればより早く日本の電力が安定供給されるニューエネルギーになることを期待しています。

ありがとうございます。

 

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