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「ある国の終電が出る時刻」~統一地方選挙に思う~
2011.04.12|iwamura
朝起きたらNHK速報で福島はレベル7であり、チェルノブイリと一緒であると。
そうか、選挙の翌日に発表とはなあ。。。
さて、今日は日曜日の選挙について。
まず下の画像。
30代の小生としても、上記分布は理解できるものである。
しかし、上記分布が示す意味はあまりにも大きい。
上記グラフをもっと面白く考察したブログを2006年に発見。
「ある国の終電が出てしまう時刻」という概念。
当ブログにてもときどき紹介する「Chikirinの日記」よりの抜粋になるが、以下どうぞ。
面白い話を聞きました。「終電が出る時刻」という概念。
これは、「有権者の中で50歳以上の人が占める割合が半数を超える時」を指します。この時を境に「財政改革ができなくなる」と言われています。
50歳以上の人たちは給付を受ける側の人たちであって、この層が過半数に達すると、「将来の世代に借金を残してでも、自分たちへの給付を厚くしてほしい」という声も過半数に達する、と。そうすると年金や医療保険を含め、財政再建ができなくなる。そういう話です。
IMFがこの終電発車時刻をいくつかの国別に算出しています。で、日本についても計算してみると、2005年の段階ですでに日本は52%と「終電がでてしまった後」なのです……。
そーだったのね……。「いや、終電は60歳以上の有権者が過半数を超える時だ!」という意見もあるのでしょうが、それでさえ日本はそんなに安心できないようです。
「高齢者の全員が自分のことしか考えない」とは思わないけど、投票率の差も合わせて考えると、確かに「60歳以上が有権者の6割」とかになったら、やっぱり「年金の給付を大幅カットして、保険料を低くしよう!」という話は選挙受けしなくなるでしょう。
この話を聞いて、初めてちきりんは「選挙権を18歳から認める」という話の意味が分かりました。若い人に選挙権を与えることが唯一、終電時刻を遅らせる方法として残っているものなのです。
続き⇒こちら
※ビジネスメディア誠より抜粋(部分)
さあ忙しいかもしれないが若者も選挙へ!
冒頭のグラフに不投票層を加えるとこうなっちゃうんだよなあ。
都民は原発推進派知事の元に、東京湾に原発をつくられても文句が言えない状況です。
彼のことは個人的な立ち居振る舞いに好感を持つものであるが、神奈川県民の小生には、今回はそもそもの投票権が無かった。
というか、やっぱり民主主義における投票は、坂本竜馬先生をはじめとする幕末の志士たちが、その命と引き換えにして手に入れた権利なんだから、大事にすべきだよなあ。
「レベルセブン
みんなでつかった
原子力」
原発賛成も、反対も、投票に行かねば政治に反映されない。
残念ながら、投票率42.83%はあり得ないと言わざるを得ない。
自分の一票や、自分一人一人の努力が、この国や自分の住む地域を支えるのだ、という意識を、我々は今こそ持つべきだと思う。
生きていくのも、支えていくのも、モロに20代、30代、40代の我々です。