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小出裕章氏のプルサーマル発電批判がわかりやすすぎる件。~憲法記念日の今日に~

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2011.05.03|iwamura

ということで、先日のエントリーでも取り上げました京大小出助教が、ガチでプルサーマル批判(というか冷静な考察)している動画を発見しました。

もちろん、推論は多いにしろ、7分26秒からの彼の意見展開はとても解り易いので、飲み会ネタに、みなさんも一緒にお勉強。

1/7【原発問題】推進派vs反対派 小出裕章氏(1)

小出「プルトニウムというのをつくりだして、

小出「それを高速増殖炉という特別な原子炉を動かすことによって

小出「またそれを再処理という特別なことをしなければいけないのですけれども、ぐるぐるぐるぐるこのサイクルをまわすことで、核分裂性のウランに比べて60倍ぐらいまで原子力の資源が増えるだろう、というそういう夢を描いたわけです。」

小出「しかし高速増殖炉というのは実は実現出来ていないのです。」

小出「世界的にも実現できていないし、日本でも、もんじゅという実験のがまあ潰れてしまったという、そういう状態。ところがこのサイクルを動かすというのが、原子力をやってきた人たちの夢だったわけですから、プルトニウムをとにかく産み出して、渡したいと思ってた。」

小出「どのくらいそのプルトニウムをつくったかというと、今現在の日本という国がもってしまったプルトニウムというのは、長崎原爆をもし作ることに使うならば2000発もできてしまうというくらいの量になっている、わけです。」

小 出「こうなると国際的な関係から見て大変な疑惑を受けるということになります。日本というのは高速増殖炉やるといってたけど実際にはできていな い、それなのにプルトニウムだけはふところにいれちゃった、いったいどうするのだ。」

小出「それで、今現在こういう状態にあるわけですけれども、しょうがないので、プルサーマルで燃やしてしまおうということを考えた。」

小出「これはもともと、これは必要だったのではなくて、原子力をやろうとしていた人たちの夢が破れてしまったから、どうしようもなくて今追い込まれてしまってる道なのです。」

【プルサーマル公開討論会(佐賀県):平成17年12月25日】より抜粋(部分)

原子力発電でできる残りカス=プルトニウム。

残りカス(プルトニウム)をさらに核融合させて発電するのが=高速増殖炉

⇒無限に原子力を利用できるぞー!

でも、「高速増殖炉はまだできてない」ので、

(しかし、プルトニウム=核ミサイル材料、を持ち過ぎていると世間体もマズいので。)

通常原子力発電所でのウランとプルトニウムのハイブリッド発電=プルサーマル、でプルトニウムを消費、と。

⇒握りつぶされた安全余裕。

⇒プルサーマル原子炉爆発(福島原発3号機)

⇒いまここ。

なんだか普通のご飯と自分のうんこを一緒に食べてるイメージなんだよな。プルサーマルって。

そりゃお腹も壊すだろ!と。

これを、「普通の灯油ストーブ(通常原子炉)に、ガソリンを突っ込むようなものだ」と評した方もいらしたわけで。

危険やリスクを理解したうえで、その実施を考えたい。

どうしても原発反対であれば、我々は反対を訴える政治家を国会に送り込めばいい。

我々の意思を「A」と、

政治家や国の利権や思惑、というものを「B」とします。

なんとなく「B」がいつも強大で偉ぶっているから、我々「A」としては、「最近の日本のBはダメだ。」など諦めてしまいそうになるが、実はそうではない。

主権は我々「A」のほうにあるわけで、「A」は「B」を気に入らなければ、いつでも選挙で全て入れ替えちゃうことだってできるのです。

そして、「A」は「B」を使って、「憲法」「法律」改正の力も持ちえるのです。

簡単だ。

今がダメなら改めるしかない。

我々の未来は、我々が決め無くてはならないのだ。

今日も未来を信じて、前に進みたいと思います。

※だからやっぱり選挙は大切ですね!

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