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古川宇宙飛行士:遅咲きの47歳、あこがれの宇宙へ
2011.06.09|iwamura
ということで、古川宇宙飛行士47歳、ソユーズ打ち上げ成功おめでとうございます。
34歳までお医者様ですな。
古川聡飛行士(47)が8日朝、ロシアのソユーズ宇宙船で宇宙へ飛び立った。順調なら10日朝には国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングし、5カ月半の長期滞在が始まる。古川さんの主要な使命が、長期滞在による人体影響を解明する「宇宙医学」の実験だ。
飛行士へ転身して13年目の初飛行は、日本人飛行士では最も「遅咲き」。
「気を利かせて日本語で説明をしてもらっても分からず悔しかった」。
訓練が本格化した03年、古川さんはロシアで受けた宇宙船に関する講座で、基礎的なことが理解できなかった。35歳直前まで東大病院の外科医だった古川さんにとって、宇宙への道のりは平たんではなかった。
当時は「04~05年ごろには宇宙へ行けるはずだった」。だが03年2月に起きた米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故が、初飛行を遠のかせた。
シャトルは05年に再開したが、日本実験棟「きぼう」の建設が最優先され、医師である古川さんに活躍の場はなかなか与えられなかった。
「ベンチ裏で出番を待ちながら素振りをしていた」。中学~大学時代、野球部だった古川さんは数年前の自分をこう例えてみせた。今月6日の会見では「つらい時期だった」と本音ものぞかせた。
47歳での初飛行も、日本人飛行士では最高齢。
現地で母浩子さんは「本当に長かった。それでも、どんなものでも記録を持っていることはいいことです」と笑顔で語った。「keep smiling! あきらめない」。古川さんの好きな言葉を染め抜いたTシャツを着て、息子の夢がかなう瞬間を見守る。
※毎日jpより抜粋
ちょっと朝から泣きそうです。
長かったよなあ。
でも、ミッションは10日にISS(国際宇宙ステーション)とドッキングしてからが本番。
今までのフラストレーションを、実験他宇宙での精力的な活動に向けてほしい。
こういう人生も、あるんだなと思う。
さあそれではお待ちかね打ち上げ映像です!
ソユーズは基本3人乗り有人で飛ばすか、2トンぐらいの荷物を飛ばすときに使う小型ロケットです。
予算も50億円程度で一発飛ばせるって聞いたことがある。一発900億と言われるスペースシャトルに比べてだいぶエコではあるよな。
言ってみれば普通車で宇宙に行く感覚に近いのかもしれない。
一方シャトルは大型トラックだよな。
7人乗れるし、重い荷物(20トン以上)も運べる。
シャトルは、ISSの建設には無くてはならなかったロケットだとは思う。ただ、ISSもほぼほぼ出来上がりつつあるこの7月、ついに退役です。
※デカすぎるんだと思う。やっぱり。
さあそして、いやがおうにも期待が高まるのが、中型トラックな我らがH-ⅡBロケットでしょう!
16.5トンまで運べちゃうぞ!
H-IIBロケットの主な任務は、ISSに物資を輸送する質量約16.5トンの宇宙ステーション補給機(HTV)を高度約300kmの軌道に打ち上げることです。HTVは、ISSに宇宙飛行士の生活に必要な物資、ISS内の定期交換機器、実験装置・実験用サンプルなどの研究用資材を運びます。
- 宇宙ステーション補給機(HTV)
- ※jaxa hpより抜粋
いやーカッコイイゼjaxaのサワヤカかつ淡々とした説明文書(笑)。
やっぱり日本はいろんなところで頑張ってると思いますよ。
あんまりニュースになってないけど、宇宙で「医療研究」やってくれる古川さんや、今後のシャトルに代わる輸送ロケットとしてのHⅡ-Bは、ジャパンテクノロジーの象徴であり、日本の誇りだと思います。
今日も、日の丸は心の中に、頑張りたいと思います。
そしてやっぱり今年は種子島いきたいなあ。