Mykoちゃん、Cたん


HOME > 

波乱の2011年  半導体メーカー“ルネサスエレクトロニクス”

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2011.06.17|shiozawa

電気機器に欠かせない“半導体素子”。

※半導体素子とはパソコンの中にある部品のCPUやコンデンサ、抵抗などほとんどのものをさします。 

この半導体素子を2010年に世界で一番たくさん購入したメーカーは世界最大のPCメーカーであるHPではなく 

アップル社” 

だったそうです。 

半導体を最も大量に購入した企業はApple、2位との差は開く一方 

 米国の市場調査会社であるIHS iSuppliによると、2010年、Appleは半導体の最大の買い手になったという。 

同社はHewlett-Packard(HP)を抑え、半導体の購入費用として175億米ドルをつぎ込み、世界半導体生産量額の6%近くを手にした。 

 

2010年のAppleの半導体購入金額は、前年の2009年の97億米ドルから、実に79.6%も増加したことになる。

Appleは2008年のランキングでは第6位、2009年にはHPとSamsung Electronicsに次いで第3位だったという。 

 Appleが2010年に購入した半導体は、主にiPhoneやiPadなどのワイヤレス接続機器に使われている。その比率は金額ベースで61%以上だ

対照的に、HPでは82%がノートPCやデスクトップPC、そしてサーバ向けだ。 

引用:EE Times 

上の表では2009年と2010年が一気に伸びています。

なんといってもiPhone人気そしてiPad人気はすさまじいものがありました。 

そんな勢いは今年も健在でiPad2を中心にアップル製商品の人気は続いています。 

   

このアップルの躍進に貢献した

スマートフォンやタブレットPCなどのワイヤレス機器の圧倒的な成功

 半導体需要を大きく牽引するようになっています。 

   

そして今日はその半導体を製造している日本企業の

ルネサスエレクトロニクス

 について最近大きな出来事がたくさんありましたので書かせていただきます。

ルネサスエレクトロニクスは

2010年では現在世界5位の生産量であり、特に自動車用マイコンの世界シェア30%の企業ですが、

<2010年の半導体ベンダーランキング > 

 

引用: EE Times 

    

今回の東日本大震災により半導体製造の主力拠点の那珂工場が被災したメーカーです。

      

■ルネサス、震災特損495億円 今期は業績予想見送り  (5/19) 

半導体大手のルネサスエレクトロニクスが18日発表した平成23年3月期連結決算は営業利益が145億円の黒字となった。

一方で東日本大震災で主力工場が被災したことなどを受けて、495億円の特別損失を計上し、最終損益では1150億円の赤字だった。 

同社は震災で複数の工場が被災。特に主力の那珂工場(茨城県ひたちなか市)の操業停止は国内外の自動車・電機メーカーの生産停滞を招いている。 

引用:MSN産経ニュース

五月まで暗いニュースばかりでしたが。

    

しかし、ようやく6月に入ってから明るい話も見られるようになって来ました。

■ 【震災】自動車業界に朗報 ルネサス9月に供給戻る(11/06/11)

引用:youtube

     

■「ほっとした」 ルネサスが生産再開の那珂工場を公開

ルネサス エレクトロニクスは、東日本大震災で被災していた同社の主力工場・那珂工場(茨城県ひたちなか市)の生産再開を受け、2011年6月10日に同工場の300mmラインをマスコミに公開した。 

<半導体の300mmウエハー>

 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、同社とグループ国内22拠点のうち8拠点で一時、生産停止に追い込まれていた(関連記事「ルネサス、地震により停止していた一部生産を再開」)。 

特に同社主力工場である那珂工場の被災により、同工場で生産していた車載マイコンや汎用マイコン(一部生産)の供給不足が懸念されていただけに、1日も早い復旧・生産再開が待ち望まれていた。 

同社は2011年5月11日の発表で那珂工場の復旧状況をアナウンス(関連記事「ルネサスが那珂工場の生産再開をさらに前倒し、製品の市場供給は10月末までに被災前のレベルに」)したが、その予定通り6月1日には200mmラインが、また6月6日には300mmラインがそれぞれ生産再開したことを明らかにした。 

引用:EE  Times

    

ルネサス、共同開発に参加 次世代半導体の企業連合始動

ルネサスエレクトロニクスや半導体受託生産(ファウンドリー)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、次世代半導体の製造技術を共同開発する国際企業連合に合流する。

同連合には旭硝子や信越化学工業など世界シェアの高い国内関連材料メーカーの参加も明らかになった。

日本勢が主導して6月中旬から研究開発を始め、半導体や関連材料の国際競争力確保につなげる。

引用:日経新聞

これからがいよいよ挽回の時期が来たのではないでしょうか☆

今回は応援する意味でルネサス エレクトロニクスさんをとりあげさせていただきました☆

多くの市場調査会社は半導体市場は当分年率4%~9%市場が拡大すると予想しています。

その分ライバルも多い大変な業界。

製造プロセスもドンドン縮小していますので生き残りは大変そうですが、震災からの復活劇!

期待しています☆

   

ありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Goods工房.comをオススメする理由

無料サンプルのお申し込みはこちら

カテゴリ

アーカイブ

お電話でのお問い合わせ
090-7723-9053 / 営業時間 10:00~17:00
フォームでのお問い合わせはこちら

いいね!を押してお得な情報をゲット!Facebookページ