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日本のスパコン世界一奪還!
2011.06.24|shiozawa
久しぶりに日本のスパコン(スーパーコンピューター)が性能ランキング1位に返り咲きました!!
■富士通スパコン、性能ランキング世界一 国産で7年ぶり
理化学研究所と富士通は20日、共同で開発を進めている
次世代スーパーコンピューター「京」(けい)が、同日公開された世界のスパコン性能ランキングで1位になったと発表した。
日本勢が1位となったのは7年ぶり。
スパコンは自動車部品の設計や新材料の開発などに威力を発揮し、世界一奪還は日本の産業競争力向上を後押しすると期待される。
スパコンの性能ランキング「TOP500」は米国の大学などが毎年6月と11月に発表し、今回が37回目。京は2012年度に完成予定だが、一部を稼働した性能試験で、1秒間に8162兆回の計算能力を達成した。
前回1位で今回は2位だった中国の「天河1号A」の性能の3倍以上となった。
日本のスパコンが世界1位になるのは、02~04年に首位だった
海洋研究開発機構の「地球シュミレータ」以来となった。
引用:日経新聞
世界一奪還!
すばらしいです。
スパコンと聞いて思い出すのが
民主党の蓮舫議員が2009年の事業仕分けで言った明言。
引用:YouTube
開発者はお金のためではなく“世界最高のものを作る”事を目指しているのに金の効率化のために目標をすてられたら開発者なんてだれもやらなくなるじゃんと思っていた当時を思い出します。
結局は当然ノーベル賞学者らが猛反発して予算復活したので良かったのですが。
話を戻しまして、この世界1位に返り咲いた日本のスパコン「京」ですが
その処理能力の高さはずば抜けているようです!!
前回(2010年11月版)のTOP500リストで第1位の座を獲得したのは、2.6PFLOPSの性能を達成した中国のスーパーコンピュータ「天河一号A(Tianhe-1A)」だった。
京は今回、この天河一号Aを3倍も上回る性能を実現した。
今回のTOP500リストで2~6位にランクインした5種類のコンピュータを合計した性能よりも、京の方が強力だ。
引用:EE Times
圧倒的な性能である事がよくわかります。
しかもまだ未完成のようで
現在上の写真のようなスパコンの計算機は744台。
完成時には864台になるそうなので、さらに性能が上がるようです。
それに加えて、「京」は電力効率も他社に比べてかなり良いようです。
京は、825MFLOPS/W(メガフロップス/ワット)という高いエネルギー効率を実現し、TOP500リストの中でも第4位にランクインしている。
消費電力は9.89MWと大きく、リスト中第1位だ。TOP500リストの中で、消費電力量が1MW以上のスーパーコンピュータは29台ある。
IBMの「BlueGene/Q Prototype」は、TOP500リストでは110位だったが、エネルギー効率の面では最も高い2097MFLOPS/Wを実現し、第1位を獲得している。
引用:EE Times
このスパコン性能ランキング1位は経済的にもすごく意味のあることであると感じます。
世界で競争しているわけで知名度も非常に高いです。
つまりスパコンの開発技術が世界最高レベルであることを示す大きな宣伝になるはずではないかと思います。
日本のサーバが世界でたくさん売れますように☆
ありがとうございます。