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教育の急激なIT化 ~授業にタブレット端末~
2011.07.29|shiozawa
最近ホットなタブレットPC。
いまでも勉強といえば鉛筆にノートですが、
学習塾や学校でもでいよいよタブレットPCを中心に使った教育がはじまりそうです。
■NTTが教育クラウド実証実験、学研HDなどと
──8つの小学校で実験、授業にタブレット端末
NTTは1月31日、全国4自治体の8つの公立小学校と協力して、教室に電子黒板を配置したり、児童に配布したタブレット端末で授業や宿題ができるようにしたりする「教育スクウェア×(バイ)ICT」のフィールドトライアルを今春から始めると発表した。教育分野におけるICT利活用の知見を蓄積し、将来の事業展開に役立てていくための先行的な取り組みとして、2011年度第1四半期から最長3年の期間で実施するという。
実験に協力するのは秋田、鹿児島、神奈川、新潟各県の4つの自治体、計8校の公立小学校、対象となる5年生計280人に7インチ型のタブレット端末を配布する。また教室には電子黒板と無線LANアンテナを設置。教師のパソコンと児童のタブレットを無線でつないで、電子黒板に表示した問題に解答したり質問したりできる。
さらに、児童の家庭に光回線などのブロードバンド回線を敷設し、児童が持ち帰ったタブレット端末で授業の振り返りや、宿題などもできるようにする。
対象児童数は最終的に500人規模まで増やし、3年後に問題点などを検証する。
引用:全国私塾情報センター
便利そうですね。
電子黒板と連動させるという事は、ノートをいちいちとらなくても黒板に書かれた内容が
ボタン一つで吸い上げられるようになるという事なのでしょうか。
このような“教育用のPC市場”。
近い将来急拡大すると期待されています。
■電子教科書を読む教育用タブレットは2015年に1000億円市場に
シード・プランニングは、海外の動向を含めて、「教育ICT(Information and. Communication. Technology)3品目―電子黒板、教育用タブレット、電子教科書の動向を分析し、市場予測を行った。
海外では、英国で電子黒板が最も普及しており、ロシアや中東諸国、アフリカ諸国では、教師を育成する代わりに電子黒板を導入するという動きが広がっている。
電子教科書については、韓国が一歩リードしており、2012年にすべての小・中学校に電子教科書を導入。
2013年には教育用タブレットも“1人1 台”とする計画だ。
電子教科書を読む端末としての教育用タブレットについては、インテルが全世界で「Classmate PC」を展開し、アップルiPad も有力候補に浮上している。
国内では、総務省が2010年度から「フューチャースクール推進事業」を実施しており、2015年までにすべての小・中学校全生徒へ電子教科書を配備することをかがげている。
<教育ICT3品目の市場予測>
引用:Markegine
引用:AFP BB News
市場の伸びがすごいです。
2014年には国内のタブレットPCだけで1000億円市場。
世界では数兆円の市場である事は間違いありません。
その伸びが急激過ぎて
昨年が“タブレットPC元年”であることを忘れてしまいます☆
そんなタブレットPC。
IT大国“インド”のメーカーから破格のタブレットPCが発売されてるようです。
■価格は3000円以下、驚くほど安価なタブレット端末がいよいよ生産開始へHCL Technologies to help government’s $35 computer project – Home – livemint.com
この記事によると、
インドの大手メーカー「HCL Technologies」が35ドル(約2900円)で購入できるタブレット端末の生産に乗り出すことが明らかになったそうです。
生産にあたってはインド政府がHCL Technologiesに補助を行う予定となっており、匿名の関係者によると第1弾のタブレット端末10万台が生産を完了するのは来年1月になるとのこと。
このタブレット端末は主に学生の教育用に開発されたモデルで、7~8.9インチのタッチスクリーンを備えており、動画再生やWEBカメラを用いた会議機能、PDFファイル再生機能、「Open Office」などのオフィスソフトなどを搭載。
まずは試験的に10万台を生産した上で、インド国内のさまざまな地域でフィールドテストが行われる予定で、無事にテストをクリアした場合、国内にいる1240万人の高等教育機関に在籍する学生たちが利用できるように、100万台を生産するとされています。
※こちらの記事は2010度の記事です
引用:Gigazine
想像以上の安さ。
発展途上国の教育に非常に役立つ代物です。
目まぐるしいスピードで発展していくIT市場。
そしてそれに引っ張られていく文化や教育。
今は教育環境に少しずつ導入し、教育にどう影響するか検証する段階です。
国によっては、すでに導入しはじめているところもありますが、
便利で効率的な反面、デメリットや悪い影響は必ずあります。
それは誰もが感じている事です。
急がずじっくりと検証・分析を行ってから導入検討する事を期待します。
ありがとうございます。
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