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ネットミュージアム『椎名誠 旅する文学館』 開館のご案内
2011.08.11|iwamura
椎名誠さんが好きです。
こんなにマッソーでビールが似合って喧嘩が強いのに、
こんなにもアカデミックかつ繊細で、しかもベストジーニストな男が現代日本にいるだろうか。
各位
ネットミュージアム『椎名誠 旅する文学館』 開館のご案内
拝啓 初夏の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
日頃は大変お世話になっております。
さて、このたびネットミュージアム『椎名誠 旅する文学館』を開館する運びとなりました。
この文学館は、建物を持たずインターネット上に開館する文学館です。
椎名誠本人は、今なおパソコンを使っておりません。ですので、インターネット上にだけ開館する文学館といっても、いまひとつ「よくわからない」様子です。
そんなわけですから、いわゆる「個人のブログ」ではありません。
椎名がこれまでに出版した多数の著書、仲間たちとの旅やキャンプ、写真や映画製作等、様々な活動についてまとめ、子どもから大人まで広い世代の読者の方々が満足し、楽しめるようなサイトを目指します。
敬具
ネットミュージアム『椎名誠 旅する文学館』
http://www.shiina-tabi-bungakukan.com
館長 大西郁子
※株式会社椎名誠事務所のリリース文書より
おお!
これはなんと喜ばしいことだ!
カメラマンでもあり映画監督でもあるシーナさんですが、彼はとっても素敵な「作家さん」でもあります。
どれぐらい素敵かと言えば、小生は彼の本を1冊は必ず、自分の墓に入れたいと思っているくらい。
「明るい太宰治」と申しますか、かれの「正直」なモノイイが極めてネアカであり、救われます。
さあそれでは小生にとってのシーナさんランキング行っちゃいましょうか!
男子が惚れる。女子も惚れる、3冊です。
☆第3位
名作。当時の大ミリオンセラーです。
彼の著作では、以下2冊とともに、同率1位です。
冒頭から抱腹絶倒であり、時代なのかな。今こんなに明るい小説、つーか本がないよな。
自殺したくなったら読むべき本と申しますか、これがつまんないというカタとは、自分は美味い酒が一緒に飲めない!と、このように思っているわけである。
でも、きちんと「演歌」で「寅さん」なわけであります。コームイン必読。
☆第2位
自分は大学時代に出会ったこの本から、小学生時代の「本の虫」が復活しました。
青春とは、哀しくもばかばかしく、しかし友情でありどこまでも明るい。
これを読むと、幼馴染や、親友に急に電話したくなる欲求に駆られます。
「青春」じゃなくて「哀愁」なのがシーナさんなんだよな。
墓に入れたいのはやっぱり「哀愁~」かも。
☆第1位
「岳物語」
こんなにも愛と友情にあふれた小説があるだろうか。
家族(自分の息子さん)との友情とバックドロップな日々の記録なんだけれども、息子の髪の毛バリカンで刈って泣かれるシーンなんかは、国語の教科書かなんかに載ってて超有名。
家族とゆかいな仲間たち=男の友情物語。
息子とキャンプに行きたくなっちゃっう一冊(いないけど)。
これは夏の一冊ですから、会社を休んで皆さん是非読んでください。
さて、それでは最後に告知です。
記
展示企画 『椎名誠 旅する文学館 -東京・神楽坂2011-』
会場:神楽坂セッションハウス 2F ギャラリー (http://www.session-house.net)
東京都新宿区矢来町158(TEL 03-3266-0461)
地下鉄・東西線「神楽坂」下車
期間:2011年8月5日(金)~18(木) 12時~20時 *会期中無休
トーク(全4回)
8/5(金)「本当と嘘との怪しいバランス-私小説とSFの間で-」
6(土)「最高の旅、最悪の旅」
12(金)「夢を実現するまでの喜びと悲しみ」(映画『白い馬』上映&トーク)
13(土)「写真は雲とのタタカイだ」
いずれも19時開演
料金:各1500円
*事前電話申し込みが必要(TEL 03-3266-0461 セッションハウスまで)
*詳細はセッションハウスのホームページをご覧下さい
※株式会社椎名誠事務所のリリース文書より
お盆、帰省する時間の無い方、旅がなかなかできない方に、おススメのイベントであると思います。
それでは本日も、もくもくの入道雲をニラみながら、お仕事1日がんばりましょー!