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日本企業を救うのは台湾企業か?

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2011.09.30|shiozawa

ここ数年家電量販店に行くと台湾メーカーの製品を多く市場に並ぶようになりました。

エイサー(Acer)であったりアスース(ASUS)だったりHTCだったり

そんな勢いのある台湾メーカーの中で、

特に巨大で多くの有名メーカーの製品を製造しているメーカー

があります。

鴻海精密工業(ホンハイ)。

この企業が私は非常に気になります。

 EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海精密工業(ホンハイ)。

世界各地に85カ所の生産拠点、100万人を超える従業員を抱える。

2010年、鴻海は売上高で2兆台湾ドル(約5・6兆円)を超え、成長率は実に前年比62・8%増に達した。

受託生産だけに商品を見ただけでは同社が製造しているとは分からず、社名が表に出ることはほとんどない。

ヒット商品の陰に隠れた、いわば“知られざる成長企業”である。

引用:日経ビジネス

従業員数、売上高ともに思った以上に大きな会社です。

このメーカーは受託をメインとした企業なのでブランドネームはあまり表に出ませんが超有名ブランドのヒット商品の製造委託を数多く受けています

そのラインナップがすごいですし、意外なものまであります。

アップル製のiPod、iPhone、MacBook AirにiPadなどのパーツや

携帯型ゲーム機では「Wii」「プレイステーション 3」にマイクロソフトのXbox360

ソニーのブラビアインテル社、AMD社のマザーボード
さらにデル、ヒューレット・パッカード社のパーソナルコンピュータなどなど。

     

そんな会社を統括しているのが

カリスマ経営者の“郭台銘董事長兼最高経営責任者(CEO)  

超敏腕のワンマン社長です。

民主主義的経営ではなく、独裁的な経営のため、とにかく対応スピードが速いとのこと。

 そんな台湾企業のホンハイが手がける数多くの事業の中で特に気になっているのが

液晶パネル市場“での今後の動きです。

 

中小型の液晶パネルは

スマートフォンや、タブレットPCの人気によって市場拡大が一層期待されています。

その反面、テレビ用の大型液晶パネル

昨年から価格下落が大幅に進み、どんなに売っても儲からない状態になっています。

このため日本企業も巻き込んで市場に大きな動きがありました。

■シャープ、液晶事業で台湾メーカーと業務提携 (2011/7/15)

シャープは7月15日、台湾メーカーの鴻海(ホンハイ)精密工業と、テレビ用液晶パネルの相互供給や部材の共同調達などを柱にした業務提携契約を結んだことを明らかにした。

 
テレビ用パネルは採算性が悪化しており、シャープはスマートフォン(高機能携帯電話)向けの中小型液晶などの成長分野に集中投資する狙いだ。
シャープはすでに鴻海傘下の液晶パネル大手、奇美電子からパネルを調達しており、台湾勢との連携を強めてサムスン電子などの韓国勢に対抗する。

引用:Sankei.biz

         

■日立、台湾・鴻海と液晶合弁 中小型で世界首位連合 (2010/12/27)

日立製作所は電子機器の受託生産で世界最大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と、液晶パネル事業で提携する。

日立の液晶子会社に鴻海が約1000億円を出資して合弁に切り替え、千葉県に新工場を建設。

鴻海が生産するスマートフォン(高機能携帯電話)向けなどに高機能パネルを供給する。

両社の提携により、中小型の液晶パネルではシャープを抜いて世界シェア首位の企業連合が誕生する。

引用:日経新聞

 

円高に苦しむ日本ですから、コストダウン競争の激しい分野では到底かないません。

そこに、コストに強いホンハイからのラブコールです。

現在、液晶パネルの世界シェアNo1はやはりサムスンですが今年度はこの価格下落で不振のようです。すぐに息を吹き返すと思われますが。

■サムスン電子34%営業減益 1~3月、液晶パネル不振で

韓国のサムスン電子は7日、2011年1~3月期の連結営業利益が前年同期比34%減の2兆9千億ウォン(約2300億円)前後になったもようだと発表した。10年10~12月期比では4%減。

液晶パネルの価格下落が響いて部門赤字となった可能性があるほか、半導体メモリーや薄型テレビも利益水準が振るわなかった。東日本大震災の影響は大きく出ていないもようだ。
引用:日経新聞

これに対して、ホンハイは勢いそのまま打倒サムスンを掲げています。

円高で苦しむ日本企業。

ホンハイは台湾企業ですが、工場はほとんど中国。

中国語ももちろん話せますし、台湾は日本と友好的な国なので今成長著しい巨大市場“中国”をよりスムーズに開拓するバッファのような役割もしてくれると思います。

また、こちらの記事からいかに 郭台銘CEOが日本企業とタッグを組みたがっているかが良くわかる内容です。

また、理にかなっているご意見で強い将来性を感じる記事になっていますのでぜひ読んでください。

【郭台銘発言録2011】(1)鴻海は日本と緊密に協力して発展する

引用:Trch-on

ありがとうございます。

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