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日本にもパトロンを!
2011.10.24|☆KAYA☆
月曜日は☆KAYA☆です!!
昔々から、芸術家(クリエーター)には出資者(パトロン)がつきものでした。
例えば、ココ・シャネル。
彼女はわずか11歳で孤児院に預けられた。
この生い立ちから、時代を代表するデザイナーが生まれるとは、
到底想像ができない。
彼女が世界を取るまでには、数人の大物パトロンの存在が欠かせない。
何人かの(シャネルの)研究者達は、
彼らをパトロンとも呼ぶが、恋人とも呼ぶ。
シャネル17歳の時、ムーランと呼ばれる酒場で、
歌手として働くようになり、そこで1人目のパトロンと出会う。
バルサンという富豪だった。彼は当時からシャネル以外にも
何人も愛人の面倒を見ていた。
シャネル25歳の時、バルサンの出資で帽子屋を開く。
シャネルが洋服よりも先に帽子屋を開いた事は、
実はあまり知られていない。
次に、若手実業家アーサー・カペルと出会い、
帽子屋をパリの中心部へ移転する。
ここから、パリから全世界へ向けて、シャネルのサクセスストーリーが始まる。
つまりは、シャネルは出資者無しでは成功していなかったかもしれない。
現代、私たちが着る洋服には、シャネルの面影がどれにも見かけられる。
シャネルが作り出したツイードのジャケット、
モノトーンのワンピース。膝丈の上品なスカート。
イミテーションの真珠を本物の宝石以上に輝かせるアクセサリー。
もしシャネルがパトロン達と出会っていなければ、
これら後生に語り継がれる素晴らしい芸術達は生まれなかった。
またシャネルは後世、多くの芸術家達に出資した。
彼女はいつも、若き芸術家に、
私からの出資だとは言わないように、と付け加えたそうだ。
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芸術家(クリエーター)は芽が出るまで貧乏生活が続く。
そこで夢半ばで才能を摘むのは、残念で仕方ない。
これを阻止すべく、PARCOがファッションファンドを設立したそうだ。
その名もFIGHT FASHION FUND by PARCO
株式会社パルコ(本社:東京都豊島区、代表執行役社長:牧山浩三、以下パルコ)は、マイクロファンド運営会社、ミュージックセキュリティーズ株式会社(本 社:東京都千代田区,代表取締役:小松真実、以下MS)のコミュニティ型マイクロ投資プラットフォームサービス『セキュリテ』を活用したファッション事業 者支援サービスを、10月20日より始動いたします。併せて、同日より出資先を公募いたします。(引用;apparel-web.com)
ファッション中心の出資事業という事みたいです。
では、なぜPARCOが出資事業を?
【パルコの想い】
パルコは、1969年の創業以来、新しい生活文化の提供により、世の中に貢献をしつづけたいと考え、活動してまいりました。2011年10月、多くの方々と広く連携し、日本が世界に誇れる「ジャパン・ファッション」をさらに盛り上げ、生活 者が多様性のあるファッションを楽しむことのできる環境づくりを実現するために、本プロジェクトを立ち上げます。【目的】
・次世代を担う才能を持っていながら、十分な資金や顧客、ビジネスパートナー、事業機会などを持たないファッション事業者の事業成長支援を実現し、ジャパン・ブランド、ジャパン・ファッションの活性化を目指します。【概要】
1口3万円の「小額出資」と「仲間づくり(ファンづくり)」を通じて、次世代を担うファッションデザイナーの事業成長を応援するファンクラブ型の出資スキーム、「コミュニティ型マイクロファンド」の仕組みをMSのサービスを活用して提供します。スキーム)
・出資者:
出資先のものづくりに共感を持つ生活者個人。1プロジェクトにつき、商品原資として、1口3万円・最大400人・計1,200万円(1事業者当り最大約400万円)を募集。
※出資口数は1人10口を上限とする予定です
※目安として、出資額が120万円を下回った場合はファンド未成立とする予定です。・出資先:
1プロジェクトにつき3事業者を公募。ものづくりに情熱を持ち事業成長が期待できるファッション事業者を選定します。 ※出資先公募URL:www.parco.co.jp をご覧ください。(引用;apparel-web.com)
この企画をきっかけに、多くの才能の芽を、
潰す事無く日本の芸術が発展する事を願います。
若き才能達!集まれ!!!!