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TPPのおけるアメリカの真意。
2011.10.28|shiozawa
アメリカとニュージーランドは
日本を中心とした極東アジアをつぶすためにTPP参加を促している
と言った内容の公文がウィキリークスにより公開されました。
■「米国外交公文から読む 本音と現実 上」 5月19日付記事
ニュージーランド外交貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は
「TPPが将来のアジア太平洋の通商統合に向けた基盤である。もし、当初のTPP交渉8カ国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、
日本、韓国その他の国を押しつぶすことができる。それが長期的な目標だ」
と語った。(米国大使館公電から)
公電は、内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が公表。
ニュージーランドの当局者らへの取材と合わせて分析した結果を報告する。
引用:日本農業新聞でも、5月19日付記事「米国外交公文から読む 本音と現実 上」
詳細は日本農業新聞に5月19日付記事に記載されているのでぜひ呼んでほしいです。
これを聞くとぞっとするのは私だけでしょうか。
表には出さないアメリカの本当の顔がよく伺えます。
それにしても
今後の日本の存亡に関わるかもしれない事なのにもかかわらず、
この公電をほとんど取り上げないメディアは理解不能です。
しかし、野田首相は相変わらずこんなこと言ってますし、
■首相「TPPで農業つぶれぬ」=輿石氏、参院民主研修会で明かす
・参院民主党は18日、福島県二本松市で研修会を開催した。輿石東幹事長(参院議員会長)は
あいさつで、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加問題に関し、野田佳彦首相が13日に 会談した際に
「TPPで日本の農業を駄目にする発想なんて持つだろうか。世界経済の流れの中で農業を再生し、全世界に発信していく」
と述べ、TPP参加と農業再生の両立は可能との 認識を示したことを明らかにした。
首相は同県内の視察の合間に研修会に参加。東日本大震災からの本格復興策を盛り込んだ2011年度第3次補正予算案や復興特区設置法案などに触れ、「一日も早い成立が復興事業を一日も早く執行させる。参院が力を合わせて支えてもらいたい」と早期成立へ協力を求めた。
どういう根拠があって“農業はつぶれない”と言っているのだろうか?
どんなにアメリカから圧力をかけられても潰さないだけの立派な名案を持っているのでしょうか?
ぜひ、その名案を公表してほしいです。
ちなみに先ほどの記事に関する内容を掲載していたYahooや Livedoorは10日もたっていないのにこの件を削除しています。
Yahooニュース(10月18日) リンク
Livedoorニュース(10月18日) リンク
おかしいですね。
アメリカとニュージーランドの真意を公開してくれた“ウィキリークス”。
しかし、この新しい世界のジャーナリズムといっても過言ではない“ウィキリークス”がこのままだと今年一杯で活動停止してしまうかもしれません。
もちろん、潰しにかかっているのはアメリカです。
■機密情報公開サイト「Wikileaks」が年末にも情報公開停止、資金が枯渇状態
24日にWikileaks創設者のジュリアン・アサンジが会見を開き、「金融封鎖に反撃すべく、寄付をして欲しい。このままではWikileaksは新年を迎えることができない」という声明を発表するに至りました。
アメリカ軍がバグダッドで民間人を殺害する動画をはじめ、ケニアの政治腐敗を突いたクロールレポート、アイスランド金融危機に関するレポートなど、これまで隠されてきた機密情報をリークしてきた情報公開サイト「Wikileaks(ウィキリークス)」。
その活動内容は心当たりのある権力者にとっては非常にやっかいなものとなるため、有形無形の圧力がかけられてきました。
特にここ1年間は金融関連の締め付けが強く、アメリカの主要な金融機関やVISA、マスターカード、PayPalなどが停止され、寄付の95%以上が遮られる事態となっています。
このため、新たに別の手段での寄付を求める呼びかけがスタートしました。
状況はかなり深刻で、もしも寄付が集まらないようであれば、年末にも活動停止となる見込みです。
引用:Gigazine
都合の悪いジャーナリズムは、間接的に潰すされることがよくわかります。
ウィキリークスは来年には一体どうなってしまうのでしょうか。
私は世界が経済だけでなく秩序もどんどんと不安定になっているように感じます。
ありがとうございました。