Mykoちゃん、Cたん


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季節外れの雪が降ってる

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2009.05.01|umiushi

以前もちらっと「むかし青森に住んでた」「っていうか弘前にいた」という、誰も得しない個人情報をさらしたことがあるのですが、その弘前の方からお便りをいただきました。

何でも今、弘前公園の桜が満開だというのに、雪が積もったとか。
そして最近は三日月、と。

これは・・・

乱れ雪月花!

というサガファンの妄想は置いときまして、かなり古いですがこのニュース。

「カマキリに積雪の予知能力があり、高い所に産卵すると大雪」という一般に知られた説に対し、弘前市の安藤喜一(よしかず)弘前大学名誉教授(68)=昆虫学=は検証の結果、「誤りである」との結論を出した。この説は「カマキリの卵は雪に埋もれると死ぬ」ことを前提にしているが、雪の下に約 四カ月間あった卵を採集したところ、97.9%が孵化(ふか)し、卵には耐雪性があることが判明。産み付けられた高さも百八十センチ-十八センチとまちま ちで、大半が雪に埋もれて越冬することが分かった。

(東奥日報・・・リンクはとっくに切れとります。コチラコチラより)

僕も信州出身ゆえ、「カマキリの卵を産む高さは、その冬の積雪量より上」という話は小さい頃から聞いていました。

結論から言うと、ハズレ。彼女らは雪に埋もれる高さにも産むうえ、かえって雪に埋もれたほうが孵化率は高い、ということのようですな。

某掲示板風にいうと

アマチュア気象学「カマキリの卵って雪にうもれなくね?」
アマ気象学「だって埋もれたら死ぬじゃん!」

・・・40年データ集めて解析・・・

アマ気象学「やっぱり埋もれない高さに産んでるじゃん!」
某大学「お前の研究すごい。もう博士号あげちゃう」

・・・一方そのころ・・・

昆虫学「・・・っていうか、ほんとに雪に埋もれたら死ぬのかよ?」
昆虫学「実験したら、雪に埋もれたほうが生き残るじゃん!」
昆虫学「それも問題だけど、そもそもこれデータいじりすぎだろ!」
昆虫学「だいたい解析の仕方で別の結果でるだろ!」←今ココ

というわけで、「カマキリの卵は雪に埋もれると死ぬ」という前提条件から実は間違いだった、という話でした。

科学的議論のあるべき姿ではあるので、これ以上は申しません。

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