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【真珠湾攻撃70年】 「ルーズベルトは狂気の男」 フーバー元大統領が批判
2011.12.08|iwamura
ということで、真珠湾攻撃70年です。
12月8日ですね。山本五十六先生は最後まで猛反対だったが、結局ハワイにてアメリカの空母を一隻も沈められなかった、というか、空母がハワイに一隻もいなかったという時点で、日本の敗戦は半ば決まってしまったような日であります。
【ワシントン=佐々木類】ハーバート・フーバー第31代米大統領(1874~1964年)が、日本軍が1941年12月8日、米ハワイの真珠湾を攻撃した際の大統領だったフランクリン・ルーズベルト(第32代、1882~1945年)について、「対ドイツ参戦の口実として、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」と批判していたことが分かった。
米歴史家のジョージ・ナッシュ氏が、これまで非公開だったフーバーのメモなどを基に著した「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」で明らかにした。
真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルトが対独戦に参戦する口実を作るため、攻撃を事前に察知しながら放置。ドイツと同盟国だった日本を対米戦に引きずり込もうとした-などとする“陰謀説”が日米の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、米大統領経験者が“陰謀説”に言及していたことが判明したのは初めて。
※産経新聞さんより
何をいまさら感もございます。
戦争のどこまでを陰謀というのか、作戦というのかの是非もございます。そんなことを言ったら、9.11はそもそもどうなんだとか、そういう話にもなってしまいますし。
こういう歴史的事実(?)から学ぶには、①「なんでそうなったのか?」②「だからどうすべきなんだよ?」という2点からの考察をすべきかと考えます。
①は過去の原因究明。そして、②は今後の我々の対策ですね。
①については、直接の要因はABC包囲網だったり、その前には日本軍部の愚かな暴走があげられるでしょうが、もっと遡れば、1929年の世界恐慌から10年後の1939年には、ドイツがポーランドへ進行し、第2次世界大戦は勃発していたという事実に着目すべきかと考えます。
つまり、貧すれば通ずではないが、食えないから食えるように他国に侵攻する。やられる前にやる、というロジックが、近代戦争の要因ではなかったかと。
もちろん、戦争や軍需産業、軍という暴力装置は、また一方で、それ自体が巨大な利権としての経済装置にもなり得るわけです(それこそ今のアメ○カとか)。
じゃあ、陰謀でも作戦でも、過去の事はしょうがない、我が国がハメられてたとしてだ。
嵌められないように、我々がすべき現在~未来の課題としては、現在の貧乏(不景気)を、暴力や犯罪で解決しようと短絡的に考えないこと、また、暴力や犯罪で解決しようと考える他人や他国に再びハメられないようにすること、以上に尽きるように思う。
つまり、貧乏だった明治日本が学び勝利したように、本やインターネットなんて安いもんなんだからさあ、晴耕雨読ではないが、今の時代こそ、蛍の光窓の雪で学ぶ時代なのかもしれないぜ、ということなのである。
いつかその力を発揮できるように、学んでおきたい。原発の問題も含めて。
耐え難きを耐えて、清貧の中、学ぶ2011年師走、70年前を考えたいと存じます。
合掌。