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初代、中田翔
2009.05.26|umiushi
ちょっと遅い話題ですが、北海道日本ハムファイターズの中田翔選手が一軍デビューしましたね。
日本ハム・中田、初打席初安打 三遊間を突き抜けた
2009年5月23日午後6時30分。新時代の扉が開かれた。2回1死一塁で回ってきた日本ハム・中田の初打席。無数のフラッシュが向けられ、異様な雰囲気に包まれた。
血はわき上がり、体は熱を帯びていた。この日は午前中のロッテとの2軍戦で左越え弾。「それで楽に入れるかと思ったけど、全然…」。だが、怪物は1球で観客をとりこにした。ヤクルトの先発バレットの127キロチェンジアップ。振り抜いた打球は三遊間を破った。
「翔」というより「ゴンザレス」「和博」といった風貌ですが(失礼)、
「高校BIG3」の筆頭と言われ(男塾みたいだ)、でもそのなかでは一番遅い昇格でした。
こう言っては失礼ながら、昨年は言動がまだまだお子ちゃまな感じでした。つい最近も
「面白いこと言っちゃダメ」…日本ハム中田に珍指令
やはり2軍と1軍では注目度は段違い。20日の札幌ドームでも地元メディアを中心に報道合戦の様相となり、テレビ向けに1軍未出場の選手では異例の囲み 取材まで設定された。「清原2世」と騒がれた1年目の春季キャンプ以来となる過熱ぶりに、大村打撃コーチは「時にはサインを断ったり、報道陣に流されない ことも必要。そうでないと練習量が減ることになる」と警戒を募らせる。さらに「(報道陣が)みんなついて回るのは、あいつが書きやすいことを言うから。面 白いことを言うなと指示しないと。何を聞かれても『頑張ります』とか『休みは寝てます』とか」と語り、サービス精神旺盛な中田のビッグマウスにチャックす る考えを示した。
とか言われたり。
でも、やっぱり人間変わるもんです。彼が大選手に成長した暁には、
◆決意の色紙
原点となる一枚の色紙。昨年、オープン戦絶不調で2軍落ち。その時、水上2軍監督は中田に言った。「清原でも松坂でもない。お前は誰かの2世じゃ ない。中田翔は中田翔だ」。そして真っ白な色紙を差し出した。中田は言われるがままにペンを走らせた。今でも水上家に飾ってある色紙にはこう記されてい る。
「初代、中田翔」
このエピソードが語り継がれることでしょう。
ファイターズの内野に食い込んでいくのは容易ではないでしょうが、是非レギュラーを勝ち取り、楽天戦以外でバンバン打ってほしいものです。