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野口健さんがカッコイイから知ってほしいです。な件。
2009.05.28|iwamura
山で自分の出したうんこも持って帰れ!という、やややりすぎ感のあるニュースが入ってきたのだが、今日は、富士山、エベレスト清掃登山を行う、野口健さんについて書こうと思う(これトップページオープニング超かっこいいな)。
※ちなみに、彼の著書では、これが一番アツくて面白かったです。
ヒマラヤの8000メートルを超えるところへゆくと。
もう自分を守る人間は自分しかいなくて、自分で生きて帰ってこなくてはならない。
ロシア人とアメリカ人の夫婦が、エベレストに登った。8000メートルを超えたところで、奥さんが動けなくなった。
「あなただけでも登頂して。」
旦那は一人で登頂したわけだが、帰りに奥さんを連れて帰ろうとするが、もう凍傷で、奥さんの脚は動かない。
彼は最終キャンプまで戻って、温かいお茶を持ってきて、奥さんを励まし、足も揉んだ。しかし、彼女は立てなかった。意識はしっかりしているのに。
無線での2人のやりとりは、ベースキャンプのスタッフまで、全員に聞こえていた。しかし、吹雪の中、誰も助けにいかれない。
旦那は、飛び降りた。
その夜、奥さんの声も、聞こえなくなった。
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8000メートルってそういう、ところみたいです。6000メートルを超えると、空気が薄く、ヘリコプターも飛べないみたいです。
そんなところでゴミ拾われたら、しょうがねえな。3000メートルでした自分のクソぐらい、文句言わずに持って帰るかと(まあ、賛否はあるとおもうのですし、それでいいと思います)。
さて、そんな8000メートルで清掃登山を行う野口さんですが、つい先日、ヒマラヤから帰国されました(ブログでも書いてらっしゃいますね)。
毎回、「行きたくない」って思われるみたいです。命がけですからね。でも、その度に「また行きます!」と言ってしまって、自分を鼓舞する彼がスゴイな。
彼が、清掃登山について語っているので、ちょっとYouTube(3分05秒ぐらいからが熱いです)で覗いてみましょうか。
これ結構凄いことを言っていて彼。
「シンボルを徹底的綺麗にする。そうすることでそのムーブメントが必ず全体に波及する。」
世界のトップを、日本のトップを、徹底的に綺麗にしようじゃねえか。という彼の想い。完全なるトップダウン。頭とってやるぜ!という彼ならではの男くさい環境活動のやり方が、なんともかっこいいなー。ひょうひょうとしてるけど、相当この人強いですよ。
さまざまなネタを、ビジネスや私生活に結びつけるのは小生の悪い癖であるけれども、まずは自分の一番大事だと思うところから徹底的にやっつけて、意識を変えるって大事かもしれませんね。
さてそれでは最後に。
清掃登山でシェルパ(地元の「山の案内役兼ポーターさん)を3人亡くされている野口氏。
活動を続けること、世界のトップから、地球全体を美しくすることの他に、シェルパ基金、マナスル基金の設立も行いました。7大陸最高峰上っただけじゃ終わらないところが、凄い。
彼なりの責任の取り方なんだろうなと思う。辛いだろうなと思う。それでも、人に何を言われても、たとえ火だるまになっても、自分の道を突き進める人間に、ぼくもなりたいです。
もうすぐごみゼロの日(5月30日)になりますが、ちょっと早めに、環境ネタについて書いてみました。