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日経新聞は、サイモン・ウィーゼンタール・センターに謝罪するか。
2009.09.04|iwamura
自民党大敗や円高に隠れてしまっているが、久々にセンセーショナルだな、というニュースがこちら。
やっぱり、日本国内にも支援団体は存在するんだろうなあ。
The Simon Wiesenthal Center, a Los Angeles-based human rights group, on Monday issued a protest to the Nihon Keizai Shimbun-sha over an advertisement appearing in the Aug 2 edition of its Tokyo edition that it alleges to be anti-Semitic.
In a press release also posted on its website, the Wiesenthal Center’s associate dean Abraham Cooper blasted the Nihon Keizai Shimbun for having “broken a longstanding commitment to desist from running advertisements that promote anti-Jewish stereotypes, by running an advertisement for two books that promote the canard of Jewish control over the global economy.”
ユダヤ人権団体が日経新聞に抗議/JAPAN TODAYより抜粋
※googleによる翻訳サイトはこちら。
※渦中の問題の本はこちら。
まあこれはつまり、日経新聞が「ユダヤの陰謀論」的な本の広告を載せたことについての抗議ですね。byサイモン・ウィーゼンタール・センター。
サイモン・ウィーゼンタール・センターについてはwikiに詳しいのでそちらを引用してみよう。
サイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Center、SWC)は、1977年に創設されたイスラエル・ロビー団体。本部はロサンゼルス。「寛容の博物館」の運営を行なっている。 サイモン・ヴィーゼンタールが設立し、日本においては、ユダヤ人やイスラエルを批判したりする人・団体や、いわゆる「ユダヤ陰謀論」やホロコースト否認を主張しているとする発言・書籍等に対しての抗議などで知られている。
※wikipediaより抜粋
この団体は、1995年、文芸春秋「マルコポーロ」が、「ホロコースト大量虐殺はなかった」とする文書を掲載してわずか2週間で廃刊、及び当時の文芸春秋社長辞任という騒ぎ(これは結構すごいことで)になったとき、名前のあがった団体であり、今回も容赦はないだろうな、と小生は推測する。
おそらく日経新聞も校閲してる人も10人じゃ足らないぐらいいるだろう。でも広告だったし、見逃しちゃったなという感じ。しかし、このレベルの他社出版物の広告にも確実に抗議してくるあたり、「世界におけるユダヤ人ネットワーク」の徹底を感じ、それはコワくもあるのだが、また同時に、日系2世3世が母国語をしゃべれない国の住人としては、羨ましくも映る。
そして最大の争点はやはり「日経新聞側は謝罪するのか」という点。
これはつまり、日経新聞が謝罪広告なんかを掲載しちゃった場合「広告収入にモロに影響する外部からの圧力に対し、謝罪することが日本最大の経済新聞としてどうなのか」という問題なわけですね。
日経新聞(「けいざい」の新聞だからねえ)なだけに、謝罪をスパっとしちゃってもいいような気もするが、今日の段階ではググっても出てこないから謝罪掲載はまだなんだろうな。
もちろん日経新聞も一枚岩ではないから、内部では相当揉めているだろうと思われる。外務省も動いているだろうな。
歴史と誇りを起因とした闘わねばならぬ民族ユダヤびとと、メディアの正義と。経済と。
俺はでも、プライドもカネも、メディアの責任も、いろいろ大事なんだけどさあ、でももっと大事なのは、仲良く助け合うことではないかと思うのだ。簡単に言うと「愛」。当たり前だけど。
たとえば、杉原千畝さんの功績は、ユダヤ人にとっても、日本人にとっても、「愛の歴史」であったと小生は思うのだ。
第二次世界大戦中、外務省の命令に反してトランジットビザ(Transit visa.通過査証、通過ビザとも。以下ビザと記載)を発給することでドイツによる迫害から約6,000人のユダヤ人を救った。
海外では、センポ・スギハラ、「東洋のシンドラー」とも呼ばれる。
wikipediaより抜粋
人種や主張や立場が違っても、たとえ国に背いても、「自分の心に正しいことをした」杉原さんの愛。
「自分の心に正しい」と思って、そしてそれが「愛」に準じたものであれば。俺はそこにこそ、言論や主張の自由があってしかるべきだと思う。それこそが、報道やメディアにおける「正義」「事実」ではないのか?
事実とは、支配される側の立場に立った主観的事実をえぐり出すこと(本田勝一氏)。その観点において、今回の「弱者の為の公器」である「新聞」への広告掲載はどうであったか。また一方、ユダヤ人の世界的立場は、いま、そしてこれから、どうであるのか。
日経新聞側の謝罪は必要かもしれない。ただ、「寛容の博物館」を運営するサイモン・ウィーゼンタール・センター側にも、愛ある対応を期待したいと思います。
長文最後までありがとうございます。
ブログ訪問のみなさんにも、愛あふれる金曜日でありますように。
本物!「キモかわいい」なまこストラップ
2009.09.03|umiushi
本物のイキモノを使ったアクセサリ、というジャンル(?)があります。
伝統的には、虫入り琥珀のリングなど
これなどは希少価値という点でも「宝石」にふさわしいかと思います。
もう少しレベル下げて、量産品で「昆虫入りキーホルダー」みたいなものも売ってますよね。観光地とか高速のサービスエリアとかで、オツムの未発達なお子様が買ってもらって喜ぶたぐいの・・・ま、いやげものの一種でしょうか。
リンク先には阿鼻叫喚の「24種セット」が
そんな「本物使ったグッズ」の新作がこちら。
本物!「キモかわいい」なまこストラップ
青森県産のナマコを乾燥させて着色した携帯電話のストラップが「気持ち悪いけど、かわいい」と人気だ。
「なまこストラップ」(1000円)は、2~3センチの乾燥ナマコを黒や金のラメ入り塗料で着色している。漁業団体などでつくる「あおもりナマコブラン ド化協議会」が商品化。7月中旬から県観光物産館などで販売した初回生産分500個は約10日間で完売、入荷待ち状態が続いている。
本物を使った珍しさと『キモかわいい』見た目が好評。同協議会は「うれしい誤算だが、本物なので大量生産できないのが難点」と話す。
食べ物で遊んでるのに、あんまり「もったいない!」とか思わないのは、
「所詮ナマコ」
という心性のなせる業か。ちなみに食用だからマナマコですな。どうでもいいですか。
それにしても「ナマコをストラップにしよう」と思った経緯が知りたい。是非知りたい。何を思ってこんなものを。
子孫を残すナマコの図(写真は多分フジナマコです)
何より結構売れてるのがびっくりだ。
————————————–
ところで「本物使ったグッズ」、PC関連でも
■ちょっと変わったプレゼント等にもオススメです!■
もう余計な説明は不要かもしれません。。このマウスを使えば、周りの皆の目を引くこと間違いなし!しかも中に入っているのは、サソリとタランチュラ、スズメバチ、クワガタなんです。ちゃんとジェルで固めてあるため、マウス動作時に動いちゃうってことは一切ナシ!しかも不気味に!?赤と青に光ます。昆虫好きの方のみならず、パソコン使用時にちょっと変わった気分になりたい方など、是非お試しください。
・・・死んでるのは分かってても、サソリは何だかクリックするときに刺されそうでいやだな。
(野暮ですが、サソリやクモは昆虫ではないことは付け加えておきますね)
お台場ガンダム解体Live
2009.09.02|iwamura
悔しかったのでまったくここのブログでは触れなかったのだが、お台場実物大ガンダムには、イベント関係者、広告業界一様に、「ヤラレタ」としか表現のしようがなかった。
コロンブスの卵とはまさにこのこと。
ただ実物大のガンダム造っただけなんですよ。でも、誰もがやりそうでやれなかった当たり前の初めてが人を集めた。
そもそも、会議でこの(アホな)案が出たときに、それを「アホな案」とせず、真剣に拾った人がいたんだろうな。偉いな。
と、いうことで、解体に際してもおもしろサイト見つけたので、そこから引っ張ってきましたライブ映像。
ライブカメラは、アメリカのこのサイトが非常なアクセスを集め、一時期一世を風靡したが、今は7匹いた子犬ちゃんたちも1匹(?)になってしまっており、若干「青年犬」となってしまっておる(笑)。
ライブってやっぱり目が離せなくなりますね。
ライブカメラネタ、景勝地や宇宙なんかでも、もっとやってほしいな(って思ってさがしてたら見つけた見つけた。やったぜNASA TV!!!)。
米航空宇宙局(NASA)では、国際宇宙ステーション(ISS)の外付けカメラを、ライブ撮影ができるウェブカメラに切り替えた。ただしその映像は素晴らしく面白いとはいえない。
とは言うものの、このウェブカメラは素晴らしい。退屈な映像を見られるようになったことで、実際のところ、われわれは大切な教訓を得ることができる。つまり、作業は非常に骨が折れるし、精密さが要求される。宇宙では何をするのも本当に大変だということだ。
それと、画面から目を離さないほうがいい。地球の映像が見れるからだ。NASAでは、乗組員がカメラを必要としないときは、カメラをこの青い惑星に向けることを約束している。
※WIRED VISIONより抜粋
いいこと書いてあるよなー。ライブカメラは「いいも悪いも全部見える」。
仕事に疲れた夜。恋人とけんかした夜。
お台場や宇宙で頑張って汗を流してる人を見たり、
美しいわれらの地球を眺めてみるのもオツなものですね。
インドネシアの島の数がよく分からない件
2009.09.01|umiushi
インドネシア。いいところだ。
しかし南国らしいというか、おおらかというか、「国土を構成する島の数がよくわからない」という、なんともポレポレなニュースがこちら。
2000の島が消える?=正確な数把握へ調査-インドネシア
【ジャカルタ時事】27日付のインドネシア紙ジャカルタ・グローブによると、世界最大の島嶼(とうしょ)国家インドネシアで、政府が正確な島の数の把握に 乗り出す。海洋・水産省当局者によれば、現在の1万7480という島数は衛星画像と推定によるもので、調査の結果次第では島数が2000近く減少する可能 性があるという。
調査は各島を直接目視して確認する方法などが取られ、正確な数の把握と各島ごとに名称を付けることを目指す。国連の地名専門家グループとも連携し、2012年までに結果を国連に報告したい考えだ
名前も決まっとらんのかい。
こういうの、ドイツ人とか日本人とか、とにかく几帳面な国だったら絶対ない話でしょうね・・・
と、一度は思ったんですが、あることを思い出してしまいました。
実はわたくしumiushiや、何よりロケットワークス社長を生んだ長野県、
面積がきちんと決まってない!
のです。
長野県は唯一、北・中央・南と、日本アルプスのすべてが存在する県でして、
自画自賛ながら、風光明媚ですな(しかし住んでみるのは上級者向け)
一方、必然的に県境がアルプスの稜線だったり、そうでなくても山奥ばかりなので、きちんと測量しないで、
「まあこんなもんずら」
とか何とか言いながら、結構なあなあで済ませている箇所があるそうなんですよ。
とはいえ面積で年貢もとい税金が決まるでもなし、こういう我が身を省みると、
「島の数?そういやよく分からんな」
というインドネシアの事情にも納得です。
本末転倒?ソーシャルアプリ?
2009.08.31|iwamura
先週の月曜日より、mixiアプリがスタートしました。エンタメ、コミュニケーション、便利ツールなど、いろんなジャンルで多くのアプリが提供されています。
その中で、ひとつ気になったのが「今日のmixi美女」。(※リンク先を見るには、ログインが必要です)ユーザーのエントリー(応募またはマイミクからの推薦)と投票によって、毎日『今日のmixi美女』を決定するというものです。
ただ、実際にエントリーされている美女を見ると、モデルさんなど事務所所属の方が多いように見受けられます。そして、プロフィールを見ても、「個人的な交友お断り」の旨が多く記載されています。
正直な話、「あ、カワイイ!!」と思ってクリックしたユーザーは、どう感じるでしょうか?「どうせ、仲良くなれないんだぁ」と感じてしまっても、無理ないのでは?
ソーシャルメディアの一番のポイントは、「繋がり」や「親密性」だと思います。みなさんも、共通の趣味を持つ人との出会いや、知り合いの意外な一面の発見などは、一度くらいは体験したことがあるかもしれません。(もちろん、「出会い系」や「犯罪のキッカケ」という一面も無視できません。)
たとえば、twitter。つぶやきの内容に興味を持った男女が実際に会い、結婚まで発展したこともありました。
出会いの機会を創出するだけだけでなく、人間性まで相手に伝えることができたんですね。
ソーシャルメディアには、製品・サービスと生活者の距離を近づけるツールとしての可能性がある。だからこそ、現在のmixiでは、ソーシャルメディアの特性を充分に活かしきれていないと思います。なんというか、単なる「露出量」を稼ぐ場としてしか機能していない気がするのです。ちょっと残念。
モデルさんと一般男性が、SNSを通じて出会い、結婚。
イケメン俳優と内気な女性ファンが、SNSで仲良くなり、親交を深める。
そんな時代も、悪くはないと思います。
参考までに、コチラもご覧ください。
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