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宇宙兄弟が、いい。
2012.06.05|iwamura
「宇宙兄弟は、いいよ。」
酒の席で、尊敬する先輩が言った時から、
気になっていた作品ではあった。当時、1巻が出たばかりだったと思う。
その先輩には、「宮本から君へ」という、
また激熱というか、「いくらなんでもここまでは。」
とする森田健作的太陽にバカヤロー!でも、愛してるぞ!!みたいな。
この人すげえな。というマンガを紹介されたことがあり。。。
ただ、熱いものは熱いのだろうが、そんな簡単に、俺の憧れの「宇宙」を、
つくりもののオハナシで表現されちゃたまんねえ。
どこかにそんな気持ちがあった気がする。
先輩後輩の気持ちというものは難しい。
うちも弟の方がどうみても出来がいいです。彼は尊敬されている。
その名の通り、命を懸けて仕事してます。
「お前、死ぬ覚悟はあるのか。」
「はい。もちろんです!」
。。。
「でも、ほんとは、おれ、生きたい。
最後まで生きる努力がしたいです。」
みたいな。
キましたね、先輩。
おれはほんとに聞かなかったよなって思います。
さて、宇宙兄弟までそれでは偉そうな吾輩はいったい何が好きな漫画だったのかは以下。
これはハズせない。
こんな義理人情、任侠でかつ「ユリア~!!」なスペクタクル巨編はない。
読んだことない人(特に男子)は、人生で本当に損してると思う。
忘れてはいけないサンクチュアリ。
「いただきます!」『ガバッ!(布団をはがす音)』が名言です。
雰囲気的には沈黙も捨てがたいのだが、こっち。
殺し屋イチより実はこっち派。だが超マイナー(マガりすぎてるから)。
中国人スパイが心理諜報作戦により、日本マフィア界を押さえようとするリアルにヤバいはなし。
なんだこれ、このハナシか?
寄生虫ではなく、寄生獣。
宇宙からの生命体が人間の脳を乗っ取り食肉生物と化し、次々に人間たちを食ってゆくというカナリなおはなし。
そしてそいつらvs闘う右腕だけ寄生された地球人の青年という、
絶妙なバランスとスピード感が秀逸な作品。
出ました東京ラブストーリー的激切ない系。
時代ですね。
最後のコマとか覚えてるもんだって(笑)。
この人のは「冬物語」も結構好き。
テンパっているとき、いつもそれを超えるパニックを与えてくれる作品。
荒木せんせいその四次元感マジヤバいです・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・。
「青二才が!おまえなんぞに料理を語る資格はない!!!」
「な!なにッ!」
でおなじみ日本の伝統芸能でございます。
手塚治虫先生は変態だと思います。
その哲学。宇宙的な何か。
BJ、ブッダ、アドルフ。一連の作品は時空感がマジヤバいです。
「バスケが・・・・したいです。。。」
もうこれだけでいい。
バガボンドもそうですが、井上せんせいの音と瞬間の描き方がすき。
リアルな感覚がすき。
「ビデオからカワイイ女のコが出てくる」
という、なんともはや「そのまんまじゃねーか!いいのか!」
とする中学生時代ど真ん中な作品。
多分好みの問題だが「I’s」よりこっち。
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という、ビデオガールで落としていいのかとするタイバニも真っ青なネタトークでございましたが。
※上記、順位ではございません。
10作品じゃたりませんねえ。ほんとはちょっと違いますよね。
「影響を受けた」「感動した」といったカテゴリであると、また別でしょう。
ただ、上記に現役の漫画が少ない中で、
新たに「宇宙兄弟」に出会った歓びは、これはなかなか語りつくせるものではありません。
どセイシュンど真ん中に「連れってってくれる」物語です。
ぜひに。