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国連総会~日本が一流国であり続けることへの期待~

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2012.09.25|iwamura

中国は青島の取引先から、以下のようなメールが。

ヤー元気か
心配してくれてありがとう 無事だし日本で報道してるようなことはないよ
開発区に集中させて黙認しようって事だったんだが 結果暴徒になり
政府もあせって急に 公安を増やし厳しくなったので まったくなんでもないね
こっちは相変わらずで こないだの15号で調子に乗ってたらリーフに押し込まれて
新調したばかりの板がぼろぼろになってしまい それが最近一番のトホホかな

※得意先メール抜粋(部分)

サーフボードのダメージのほうがつらいレベルとのことで、いわゆる中国における、各得意先とも似たような「大丈夫だよ」連絡を頂いております。

一方、ワシントンの友人からは、下記のようなメールが。

明日朝から国連総会でNY出張です。ヘトヘトです。。。
帰ってきたら、落ち着いたら改めてメールするから。

※友人メール抜粋(部分)

ということで、本日からの国連総会、議題は

「法の支配」です。

国連総会は24日、「法の支配」をテーマとした全体会合を開き、玄葉外務大臣もまもなく演説して、尖閣諸島や竹島を念頭に、領土に関する問題も国際法にのっとった解決を訴えるものとみられています。
尖閣諸島を巡っては、中国がこれまでに周辺の独自に定めた領海基線を示した表や海図などを国連に提出し、領有権を既成事実化する姿勢を見せています。
また竹島を巡っては、韓国が領有権を主張するパンフレット35万部を作り、160か国にある韓国大使館などに配布し始めています。
野田総理大臣は26日に一般討論演説を行うことになっていますが、中国や韓国の外交攻勢を前に、日本がいかに国際社会に自国の立場をアピールできるかが問われています。

NHKさんより

しかしながら、言ってみれば、各国ともに自国法をベースとした理論や、歴史認識に従って領土問題を正当化するわけで、あとは世界各国が、「日本が言ってることの方が正しいんじゃねえの?」と言ってくれるためには、強力な味方というか、庇護者がやはり必要であろう、というお話が以下になります。

嗚呼、アメリカ先生。。。

そのうち出ると思いますが、中国政府がロシアとの軍事に関する非公式接触を行い、尖閣諸島を巡る問題で日中間が武力衝突になった場合にどのような趨勢となるかの意見を打診したところ、結果としてロシア軍から「序盤から日本側が優勢、その後、米軍が加勢して中国軍は海軍、支援陸軍共二週間以内に壊滅的な打撃を蒙る」と回答。

当然、ロシアも尖閣諸島の領有に関する問題については二国間による解決が必要という立場であって、中立なわけですけれども、日本の領土問題を巡る紛争が現実に武力攻撃の応酬となった場合、最終的に戦闘の結果を決定付けるのは米軍の参戦であるということであって、逆に言えば、日本は本格的な小競り合いについて完全な勝利を収めることはできないということでもあります。

日本の安全保障や今後の外交を考える上で、結構重要な論点を提示してくれているのが8月15日に発表された第三次アーミテージ=ナイ報告書でありまして、我が国がTier-1 Country、すなわち一流国であり続けるならばアメリカは日米同盟を重視するという、結構デリケートな内容になっております。

アーミテージ報告書を読み解く――日本は二等国でいいの?
http://yakan-hiko.com/w/2012/09/24/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F/

 領土問題だけが近隣諸国との紛争というわけではないのですが、少なくとも対ロシア、対中国・台湾、対韓国と、領土問題を抱える日本が信頼するべき国は結局のところアメリカしかないのも事実で、思いやり予算や沖縄の立場の尊重といった問題は抱えてはいます。ただ、我が国の安全保障を考える上で、アメリカとの同盟抜きには考えられなくなっているのもまた事実。ぶっちゃけ日本が尊重されているのは「曲がりなりにもアジアの一流国であり、その一流国であるがゆえに、アメリカと軍事同盟を結べていて、それが実効性があるから」でもあります。

今後は、中国からすれば日米同盟こそがアジアで中国が国益を拡大するための障害であることが良く分かり、また同時に太平洋や南シナ海方面へ権益を伸ばしていくためにはアメリカの介入をどうにかして減殺させる必要があるということを改めて理解したことでしょう。そして、アメリカをアジアに引き寄せている勢力とは文字通り日本とフィリピンであり、この両国に対してアメリカへの信認を如何に減らすかを真剣に考えてくると思います。

また、アメリカにとってアジアでの権益を考える上で、日本の国力が高いことが前提となることは言うまでもありません。力の弱まった日本に対して、アメリカが庇護をするメリットがなければ同盟は維持できないのは当然のことです。同様に、アメリカがアジアから手を引き、台湾から南シナ海、マラッカ海峡を中国に押さえられるようなことがあれば、それはもはや日本が必要な原油を運ぶシーレーンは中国に握られて、本当の意味でアジアの二等国へと転落する危機となるのです。

アーミテージ=ナイ報告書は極論も多く、金科玉条とするにはなお読みこなし、日本側の意見や解釈をしっかり持つための議論をする必要はあるとは思いますが、一方で当たり前のことを書いています。国際的な責任を果たさない、地域のミドルパワーでいいやという日本のあり方は、むしろ領土問題で韓国や中国からナメられて一層嫌がらせの対象となる可能性を示します。そして、日本には相手に譲れるだけの経済的余力はもうないのです。

やまもといちろうブログさんより

今日もキレキレですねえ。。

やまもとせんせい。。

「少子高齢化だし、このまま二流国になってもいいや。」

が許されない現状が、確かに今の日本には在ります。

ワシントン・ポストが一面で「日本の右傾化」について展開しておりますが、これもアメリカ的には、同盟国としての歓迎的意味合いも含まれている感じも致します。

だからといって、沖縄のオスプレイステルスの記事を引き合いに出すでもなく、防人達の苦悩や、じゃあそもそもアメリカの傘の下で言いなりの中での「日本の独立」ってどうよ、という意見もまた無視できないところではございます。

今回の国連総会テーマでもある「法の支配」とは、正確には「法にのっとった意見展開、及び、その国自身の国力、また、同盟関係による総合力と地域バランスに基づいた実行支配」の略であり、もちろん上記アーミテージナイ資料は正論ではありつつも、一方的にスネ夫的外交をやればよいのかと言われればそういうわけではなく、やはりお隣さんの国々にも礼を尽くしつつの外交が、やっぱりスマートだとは思うのです。

我々の子や孫たちの代までも、笑って暮らせる日本、アジアであり続けてほしい、と、考える昨今です。

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