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椎名誠と結婚式と。~この国で結婚をするという事~
2013.04.23|iwamura
椎名誠せんせいが大好きです。
彼の作品は、小説も映画も、「海と空と風と、オトコにおい」がするわけです。
最近は「ぱいかじ南海作戦」が椎名誠せんせい原作の映画として公開されておりました。
※俺も佐々木希さんに告白とかされてえ。。。
さて、そんな椎名誠せんせいの本で、一番好きなのは「さらば国分寺書店のオババ」に他ならないのであるが、
※特にエンタテインメント業界で働く人、及びコームインの方には必読図書かと考えます。
でもやっぱり、このGW初夏から夏にかけての季節、「岳物語」が最もおススメなのであります。
「岳物語」は、椎名さんと、その息子の岳くんとの、キャンプとか、釣りとか、3者面談とか、出張先からの手紙とか、彼と息子の喧嘩や仲直りを通した成長が散りばめられた、巨人の星でありつつも、夢のようなトム・ソーヤーの世界であり、ハックルベリー・フィンの冒険的、オトコの友情物語であります。
特に秀逸なのは「続岳物語」の、風呂場での「強制とうちゃんトコヤ」散髪時における、親子の怒鳴り合いシーン(教科書とかにも載ってた)であるのだが、自分の幼いころの経験と重なるものも多く、しかもなんとなく、当時の親父の努力と悲哀を初めて理解させてくれる物語というか(とうちゃん中学時代口きかなくてごめんよ)。
しかしながら勝手にもこの物語は、世の男子に対して「俺も結婚というものなどして、男の子とかほしいもんだよなあ。」というサワヤカな読後感を持たせるものであり、ワリと好き系なのであります。
ちなみに、結婚、家庭、親父の努力、と言った意味では、昨今やまもといちろう先生も趣深い。
【この国で結婚するという事/やまもといちろう】
正直、結婚できると思っていませんでした。
だから、自分の遺伝子を受け継いだ子供を儲けることも無理なんじゃないかと思っていました。
もちろん、人間何があるか分からない。明日死ぬかもしれない、殺されるかもしれない、いまこそ健康で幸せであるけれども、今夜、何か起こるかもしれないからこそ、今日をできるだけ精一杯取り組んでいこうという気持ちは独身のころからありました。
※この辺の善悪彼岸の問題も、先生のアンテナはいつもながらスゴいです。。
先だってのKITAZAWA【マタニティマークの重要性(とその問題点)】や、KAYAの【電車内のベビーカーのありかたについて】の記事のとおりで、まだまだ遅れてる部分も多い国、日本でございます。
いろいろ個人的な反省点も実に多いというか。。。
そんなこの国で、今度の連休に、敬愛する親友が結婚します。
心より、おめでとうございます。
頭もよく仕事もでき、音楽の世界でも、釣りの世界でも成功し、モテモテでありつつも情に厚いという、俺が本当は結婚したかったオトコです。
あなたなら素晴らしい家庭を築くだろうことが容易に想像できます。
岩村の話を優しくいちいち聞いてくれるところが、いつも嬉しかったですが、
一番嬉しかったのは、小生の結婚式二次会の司会が、つい飲み過ぎてベロベロとなってしまい、まるでできてないなかったところでしょうか。
椎名誠さん主賓ご挨拶のちに、彼の結婚式における、乾杯の発声の大役を仰せつかりました。
椎名誠さんが大好きな新郎です。
熱い結婚式に、してしまいましょう。
今週終わればGW。