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ありがとうソチオリンピック浅田真央選手のお話
2014.02.25|iwamura
世界で彼女にしかできない、その「トリプルアクセルへのこだわり」を尊敬し、浅田真央選手を大好きなのであるが、
閉会式を前にして、森喜朗元による炎上物件がございましたね。
東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は20日、福岡市での講演で、ソチ五輪・フィギュアスケート団体について「負けると分かっていた。浅田真央選手を出して恥をかかせることはなかった」と述べた。
さらに女子ショートプログラム(SP)で16位だった浅田選手を「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と指摘した。〔共同〕
※産経さんより
まあもちろんこのおっさんも懸命に生きてはいるのだろうが、会期中に東京オリンピック組織委員会会長が言う言葉ではなかったな、と思うのです。
別の方面からは、「森本首相の発言全部を見ると、むしろこれは浅田真央選手を擁護する発言なのではないか。」とする意見展開もあり、その責をスケート協会や発言を編集して報道した共同通信へ押し付けるむきもあったりするのであるが、基本的には「団体で恥をかかす」とか、それって帰化してまでがんばっている日本チームのアイスダンスの2人にとっても大変失礼なおハナシであり、浅田真央選手のみならず、他の選手も含め、「闘う個人」の気持ちを斟酌できない人間がオリンピック委員はおろか、政治家になってはいかんし、そもそも人間として失格だというのがわたくしの見解です。
以上、本炎上物件についてはおわり。
因みに件の「日本団体」時の浅田真央選手の演技は下記(イタリア語版)。
冒頭のトリプルアクセル、失敗。
そして、いわゆる森元首相の言う「団体の失敗が尾を引いた」とするショートプログラム(16位)に終わってしまった演技が下記です。
冒頭のトリプルアクセル、団体戦に続いて2回目の挑戦。そして、2回目の失敗。
応援の高橋大輔選手は号泣してしまいます。
そして、16位からの最終演技フリープログラム。
彼女はそれでもなお、3回目のトリプルアクセルに挑みます。
解説の八木沼さん、「技の名前言ってるだけ」という興奮状態なんですが、自分も今回のオリンピック、すげえなと思ったのは葛西紀明選手でしたが、泣いたのはここ1回だけでした。
本人も泣いたが、八木沼さん、アナウンサーさん、インタビュアー、スタンディングオベーションの会場と、声に詰まる人、泣く人多すぎという。。。
今回は羽生結弦選手のSPも完璧だったが、「涙」「記憶」といった意味では、間違いなく浅田真央選手の演技であり、閉会式でも彼女のプログラム使用曲2曲が使われるというおまけつき。
きっと天国のお母様も感涙されている事でしょう。
葛西紀明選手も浅田真央選手も、その他の選手もみなさん諦めず闘う姿を見せてくれました。
もちろん単純にオリンピック選手と比べるなんてできないけれども、自分も少なからず、挑戦し続けられる人生でありたいな、その為の日々のひとつひとつを、大事に進ませたいな、と思ったオリンピックでした。
ということで、本日も業務に励みます!
皆様きょうも一日、お元気で!