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ゼロ・グラビティ 感想 【DVD】
2014.05.13|iwamura
ということで、「ゼロ・グラビティ」DVD観ました。
映画館同様、面白かったです。
Do you copy?
「宇宙で生命は存続できない」
蠱惑的な冒頭テキストから映画は始まります。
自分はこの作品を映画館で2度見ました。
2度目は男6人で見に行ったのですが、
「3人×2列で並んで観た方が宇宙船の操縦席の並び方っぽくね」
という謎の法則の通りに席を押さえるという徹底ぶり。
今回も深夜にひっそり観たのですが、またもや「ドンタコスを食うのを忘れる」という時間旅行をさせて頂きました。
◆DVDで観るかたへのポイント
①部屋を真っ暗にして観る
宇宙空間とはそもそも
・音なし
・光無し
・空気無し
・重力無し
という空間であり、音と光を消す意味で、深夜にひとりで見るとより臨場感がでるでしょう。
②他のサバイバル映画と比べてみる
過去の名作である
・「タワーリング・インフェルノ」/超高層ビルで火災発生(アカデミー賞3部門受賞)
・「ポセイドン・アドベンチャー」/「海猿」の原型みたいな転覆船からの脱出(同2部門受賞)
と比べてみても、「ゼロ・グラビティ」の完成度の高さがお解り頂けると思います。
前出2作も超おススメですが、宇宙飛行士は「パニックになるとアウト」なわけで、「ゼロ・グラビティ」は基本的に沈着冷静な映画なわけです。
そこが、他のサバイバル系映画と一線を画するクールな部分かと思います。
【タワーリングインフェルノ】
【ポセイドンアドヴェンチャー】
③【第86回】他のアカデミー賞受賞作品と見比べてみる
そして「ゼロ・グラビティ」が特筆されるべきは、1人、ないしは2人、そこへヒューストンからの音声、といった展開で淡々と進む「基本一人芝居」の物語だというところでしょう。
アカデミー賞7部門受賞は昨年のトップですが、主演女優賞、作品賞を本当は取ってもらいたかった作品です。
しかしながら、「アメリカン・ハッスル」(10部門ノミネート)、「それでも夜は明ける」(9部門ノミネート、作品賞、脚色賞、助演女優賞受賞)はまだ見てないわけで、ちょっとこれは観に行かねばですな。
【アメリカン・ハッスル】
【それでも夜は明ける】
嗚呼、まだ見ぬ「素敵な映画」って星の数ほどあるんですよね実は。
人生が足りないです。
映画と本と酒に溺れて逝きたいといつも思っています。
今日も励みます。皆様も良い1日を。
カテゴリ:映画