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尖閣諸島流出youtube~損をした人、得した人。~

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2010.11.11|iwamura

ということで、尖閣諸島流出youtube、先日少し感情的なエントリーをしてしまったが、今日は時間をおいて冷静に考察してみよう。

今日のテーマは、今回の流出により「損をした人、得した人。」

まず、「損をした人」から。

日本国政府が公開を拒んできた尖閣諸島での漁船衝突事件のビデオが、動画投稿サイトのYouTubeに11月4日に流出して、ツイッターや2chなどで騒然となった。

政府、検察、そして記者クラブ関係の権力側に都合のいい情報がマスメディアにそれとなくリークされ、それをテレビや新聞が報道するというのは日本ではお馴染みの風景だ。しかし今回は政府側の意図せざる情報が、マスメディアとは対立している、あるいは下に見られているYoutubeというネットメディアで公開された。インターネットですでに多くの人が見終わったビデオを、半日も遅れてから権威あるマスメディアが後追いで報道していたのである。こうして「犯人」は日本の国家権力のど真ん中の人たちのメンツを潰したのである。ある意味で痛快な事件であった。案の定「犯人」はネット上で多くの人から賞賛されているようである。
古今東西、権力や権威といったものの源泉は常に情報だった。政府側の人間が怒るのも無理はない。この情報をコントロールすることにより得られる権力や権威といったものが一瞬の内に失われてしまったのだから。
このようにYouTubeに代表されるテクノロジーは、以前にはあった情報格差、情報の非対称性をどんどん低下させている。テクノロジーによってかつての情報による、支配、被支配の関係はずいぶんと様変わりしてきた。
金融日記さんより抜粋(部分略)

確かに、「大本営発表」は日本国民を不幸にした一員ではあったと思うし。

やはり今回の件で損をしたのは権威や情報操作力の弱体化を露呈させた政府及び、既存マスメディアだったのではないか。

現在の世の中でも、大本営発表は生きているよなあ、と思わされる局面にたびたび出あわされる。確かに、日本のメディアは「第四の権力」とは言い難い部分がある。しかしさりとて、「皆が知りすぎることが本当にいいことなのか」「事実を知ることが幸せとは限らない」という論理も、また一方で展開されるべきものだとは思うが。

※ここで、「彼氏、彼女の携帯履歴」を持ち出すことは論理のすり替えだろうか。

さて、気を取り直して、それではリアルに「得した人。」の件。

事実を知った日本国民?

ヒーローになったsengoku38?

ノンノン、お金一円も儲かってないもんね。一番広告的宣伝効果で有名になったのこちらのかた

まずは11月5日の朝日新聞夕刊社会面(12面)に載った記事の抜粋をご覧ください。

”「ユーチューブ」には、無料の会員登録をすれば、誰でも簡単に動画を投稿できる。

会員登録するには、(1)Eメールアドレス (2)住んでいる国や地域名 (3)生年月日 (4)性別-の4項目を入力する必要があるが、免許書やクレジットカードを使った本人確認の手続きはなく、申告した生年月日や性別が本当かどうかも確認されない。Eメールアドレスも、いまではインターネット上で個人情報なしで簡単に取得できる。”

まるで「You Tubeの使い方の説明書」みたいな記事でしょ。

「いまどき朝日新聞を購読している人」がどんな人かと想像してみると、この事件のインパクトがわかります。今回の事件で「世の中にはYou Tubeとかいうものがあるらしい」と初めて知った人が何十万人、もしかしたら百万人単位で増えた可能性があるのです。

日本だけではありません。中国でも今回のビデオ流出で、少なくとも彼らの一部は「そういうものがあるらしい」と知ることになったでしょう。

Chikirinの日記さんより抜粋(部分略)

そおなんですよね。google先生とこのyoutube君が超有名になってしまったと。

まとめます。

政府、及びマスメディアといった既存権力が損した。

Google、youtubeがその名前と実力を轟かした。

これは、一種の革命、事実上の「桜田門外の変」だったのかもしれない。成否は別として。

※ウラで糸引いてた人がいたとしたら、これちょっとすごい話だよな。。。

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