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ジャスミン革命の原因はやっぱりfacebookだったのか。

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2011.02.24|iwamura

さてジャスミン革命

2010年から2011年にかけて起こった、一青年の焼身自殺事件に端を発する反政府デモが国内全土に拡大し、軍部の離反によりザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー大統領がサウジアラビアに亡命し、23年間続いた政権が崩壊した事件である。ジャスミンがチュニジアを代表する花であることから、このような名前がネットを中心に命名された。

wikipediaより抜粋(部分)

そうなのだ。

「ジャスミン革命」=今回のリビアやエジプト、モロッコ、アルジェリア、イエメンにも飛び火した革命(民主化運動)の「原点」となったチュニジアの革命なのだ。

先日の記事も、ただ、

革命は本来、『新政府運営計画も考えながらやるべき』なのだが、facebookなんかの利用による『革命のスピード化』が進み過ぎて、見ていて心配。

というものであり、別に革命反対でもカダフィ擁護でもない。

しかし特に昨今「facebook革命」なんて言われて祭り上げられ始めたのは危険だよなあ。

フェイスブックやツイッターを使って民衆にデモを呼びかけ、「インターネットから起きた革命」とも言われるエジプト革命。その影に「アノニマス」という謎の覆面ハッカー集団がいたことをご存知だろうか。

「名無し」という意味である「アノニマス(anonymous)」は、2003年に匿名掲示板やオンラインコミュニティを通じて生まれた集団とされ、DDoS攻撃(=サーバに大量のデータを送信して機能を停止させる行為)などのサイバー攻撃や、クラッキングを得意とするという。2011年2月20日に放送されたNHK総合のテレビ番組NHKスペシャル「ネットが”革命”を起こした」によると、デモ鎮圧のためインターネット回線を遮断したエジプト政府にDDoS攻撃を行い、結果的に革命成功の手助けとなったという。

また、毎日新聞(2011年1月23日朝刊)やフォーブス(2011年1月15日)によると、今年1月に起きた「ジャスミン革命」と呼ばれるチュニジアの政変でも、弾圧や検閲を続ける政府のウェブサイトを標的としたサイバー攻撃を行っている。

ニコニコニュースより抜粋(部分)

引用元がニコニコだが。

しかし革命とは、体制側を反体制側がひっくり返そうとして行われる人間同士のタタカイであって、別にfacebookやtwitterがやってるものではないんだよな。

とくに、それらが運用され易いようにハッキングしてた連中は、あくまでfacebook使いやすくした補助要員であって、ヒーロー的な扱いまでは、行き過ぎかな、という気はする。

例えばこの辺の記事は冷静で客観的。

The reality is that Twitter is an information-distribution network, not that different from the telephone or email or text messaging, except that it is real-time and massively distributed — in the sense that a message posted by a Tunisian blogger can be re-published thousands of times and transmitted halfway around the world in the blink of an eye. That is a very powerful thing, in part because the more rapidly the news is distributed, the more it can create a sense of momentum, helping a revolution to “go viral,” as marketing types like to say. Tufekci noted that Twitter can “strengthen communities prior to unrest by allowing a parallel public(ish) sphere that is harder to censor.”

So was what happened in Tunisia a Twitter revolution? Not any more than what happened in Poland in 1989 was a telephone revolution. But the reality of modern media is that Twitter and Facebook and other social-media tools can be incredibly useful for spreading the news about revolutions — because it gives everyone a voice, as founder Ev Williams has pointed out— and that can help them expand and ultimately achieve some kind of effect. Whether that means the world will see more revolutions, or simply revolutions that happen more quickly or are better reported, remains to be seen.

現実はこうだ。Twitterは情報配信ネットワークであり、電話やメール、テキストメッセージなどと大差はない。しかしリアルタイムに無数の人々に情報が届けられるという点は別だ。チュニジア人ブロガーが投稿したメッセージは、何千回とリツイートされ、地球の反対側まで一瞬のうちに到達する。これは非常に強力な力となり得るだろう。なぜならば、ニュースが速く伝えられるようになればなるほど「勢い」が感じられるようになり、マーケティング系の人々が好きな言い回しで言えば、革命が「あっという間に広がる」ようになるからだ。Tufekci(Zeynep Tufekci、メリーランド大学の社会学者)は、Twitterは「検閲されにくい、新たな公共(的)空間をつくり出すことで、混乱に先立ってコミュニティをより強固なものにすることができる」とツイートしている。

それでは、チュニジアで起きたことはTwitter革命だったのだろうか?答えはノーだろう(1989年にポーランドで起きたことを「電話革命」と呼ぶだろうか?)。ただTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアツールは、革命に関するニュースを広めることにおいては非常に役立つという点は事実だ。なぜならばTwitterの創業者、Ev Williamsが指摘したように、ソーシャルメディアは人々に声を上げる手段を与えるからである。そして人々が手を広げ、最終的に何らかのゴールを達成することを手助けする。それが何を意味するのか――今後より多くの革命を目にすることとなるのか、それとも単に革命のスピードが速まり、情報が外部へ伝わりやすくなるだけなのか――それはまだ分からない。

■ Was What Happened in Tunisia a Twitter Revolution? (GigaOM)

オルタナティブブログチュニジアの「ジャスミン革命」は「ソーシャルメディア革命」とよべるのか より抜粋(部分)

ツールはツールであって、原因ではないと。

ただ、やはり問題は昨今の革命の速過ぎるスピード。速ければ速いほどいいことと、速過ぎたらダメなことは双方ある。人間の営みには。

革命はお手軽インスタントもみもみ3分では困る。感情の暴走=民主化運動ではない

しかし例えば、行政の市民に対する対応が、3分で迅速に行われていたら、そもそも革命なんて起こらなかったかもしれない。

革命に使う武器としてではなくて、便利ツールとして、ネットはみんなで楽しく使おうよと

例えば日本ではこんな試みも行われていたり。

※これ、引用元まだ序段なので、記事進行したらまたここで取り上げますが、やっぱ火も包丁もネットツールも、平和利用がいいよなあ。

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