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We’re the Robots
2009.01.17|umiushi
本でも音楽でも映画でも何でも、当然ですが作品には名前がついてますよね。小説なんかでは一般的に、作家にとって渾身の作品ほどタイトルが短くなる傾向がある、なんていう人もいます。
ただし例外が大江健三郎。普通は、まあ作家が普通の人間かどうかはおいといても
「万延元年のフットボール」
とか思いつかんわな。
それはともかく、以前もご紹介しましたロックマン9。このご時世にあえてファミコンテイストという、ある意味逆にど真ん中剛速球なゲームであります。
サブタイトル「野望の復活!!」も、10年越しの新作らしくて◎であります。
もちろんオープニングデモもドット。
今までのシリーズでは、作中曲は「~ステージ」みたいな扱いで、特に名前らしい名前はついてませんでした。が、最新作9ではたとえば8大ボスのステージ曲でも、
Hornet Dance (ホーネットマンステージ)
Jewel Temptation (ジュエルマンステージ)
Galaxy Fantasy (ギャラクシーマンステージ)
Magma Burning (マグママンステージ)
Thunder Tornado (トルネードマンステージ)
Concrete Jungle (コンクリートマンステージ)
Splash Blue (スプラッシュウーマンステージ)
Plug Electric (プラグマンステージ)
と、それぞれ特徴をとらえた名前がついております。繰り返しになりますがゲーム自体がファミコンテイストのドット絵なので、こういう想像力をかきたてる演出が余計に効いてくるのであります。
・・・などと申した舌の根も乾かぬうちに、
最終ステージ2、”We’re the Robots”、公式アレンジ
アレンジも大好きなわたくしです。たとえサザンでもアレンジはそれほど売れない、なんて言われますけども。
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個人的には、ボス戦の曲名” Boss – Born Again –“が、
主に「生まれ変わる」という意味ですが、
いずれもライト製のロボットで、使用期限が過ぎ法律によってスクラップされるはずだったロボットたち。しかし、ワイリーの口車に乗せられて各地で暴走することになった。
という設定を考え、そしてまた過去のボス達に思いをはせると切なすぎて泣ける。
あーロックマンやりてえ。