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「金縛り」~最近気になる映画の件Ⅱ。
2011.10.20|iwamura
ということで、先日のエントリーの続きみたいになっちゃってるのだが、最近気になる映画を2本。
1本はこれ。
主役のおとーさんが、あまりに明るすぎてびっくりしたので。
願わくば。
泣いて生まれてきたけれども、明るく笑って逝きたいと思う。
怖いけれども。
理想論だけれども。
同じように、「ガンに生かされて」の著書を残してこの世を去ったプロウィンドサーファー飯島夏樹さんの映画「Life~天国で君に逢えたら~」も、桑田佳祐さんの歌が美しい。
夢の枕に寄り添って
もう一度だけ名を呼んで
一人ぼっちの世界で
かりそめの逢瀬
何を隠そう小生の大好きなジジイ(実祖父)もがんタイマー進行中であるのだが、年内には顔を見に帰りたいと思っている。
さて、がんから離れましょうか。
とっても明るそうなこの映画も来週末公開だ!
よっ!待ってました!
失敗続きでもう後がない三流弁護士エミに、ある被告人の弁護が持ち込まれる。
資産家の妻殺しの容疑者で捕まった男。だが彼にはアリバイがあった。
なんと事件があった夜、彼は旅館の一室で金縛りに遭っていたというのだ。
無実を証明出来るのは、一晩中、彼の上にのし掛かっていた、落ち武者の幽霊だけ。
なんだそりゃ。
因みに主人公の三流弁護士と落ち武者。
ってオイすごい「出オチ」だなこりゃ。
三谷幸喜センセイやりますなあ一筋縄ではいかない。
三谷先生の映画では、「ザ・マジックアワー」も好きで。
彼の映画に見られる、「ちょっとダメな人々」が、ドタバタ「超懸命に生きる」様子が笑えるし泣けるんだよな。
一所懸命って、カッコいいけど少しオカしくて。
そして、やっぱりホロリときちゃう。
最近、この「泣ける」部分がシッカリ押さえられつつある、円熟期な三谷作品を支持します。
※あとはコメディな深津さんが好きだから、ちょっと見たいのだ。
忙しい日々ですが、たまには映画館にも足を運びたい。
皆様におかれましても、よい邦画と、よい芸術の秋を。